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エッセー「百合の花」

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「百合の花」

 山の裾野や草むらに淡いピンク色の笹百合の花が可憐な姿で咲いて、すてきな香りを放っている。

 百合は欧米では格別に好まれフランス国花の一つでもあるが、中国と日本は百合の宝庫といわれる。
 百合の花言葉は「可憐な愛情。誇り。純潔。甘美」

 瑞々しい緑の草むらの中に、笹百合の花を見て思い起こすのは『山上の垂訓』である。
 「イエスが山に登り給うと、人々がその下に集まった」から始まるこの名文は、
クリスチャンでなくても少しは知っている。
「…自分のいのちのことで何を食べようかと心配したり、
体のことで何を着ようかと心配してはいけません。
 空の鳥を見なさい、倉に納めることなどしません。
 また野の百合はどうして育つのか、よくわきまえなさい。
 栄華を極めたソロモンでさえ、この百合の一つ程にも着飾れなかった。
 今日あっても明日は炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのです。云々」

 当時とは比較にならぬ程に人類は繁栄し衣食住足る現代であるが、
暖衣飽食が過ぎて心はすさんでしまった。 
 イエスの言葉の通り、ひっそりと咲く清楚な谷間の百合にも劣るわれわれではなかろうか。

, 短歌: 夏の野の繁みに咲ける姫ゆりの
             知らえぬ恋は苦しきものを  (万葉集) さかのうえの いらつめ

       かたぶきて立てるを見れば人知れず 
             物を思うや姫ゆりの花      香川 景樹

         

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 「かきつばた」が美しい       21-5−17                    

 「杜若」(カキツバタ)

.この時期、アヤメやカキツバタの花が美しい。
 アヤメとショーブとカキツバタは、うっかり間違えやすい。
 アヤメは 乾いた土に生える  葉は細長い
 ショウブは 湿地に生える   葉の中央に突起
 カキツバタは 水中に生える  葉は幅広で長い
 花言葉は 「雄弁」

 杜若で思い出すのは、
高校の古典で習う、在原業平(ありわらの なりひら)の和歌である。
 「むかし、おとこありけり」で始まる『伊勢物語』のヒーローとみなされる業平は、
桓武天皇の孫に当たる御曹子で、世にもまれな超イケメンであったという。
 彼が多くの高貴な女性との恋に落ちたことは想像にかたくない。

 彼は和歌の詠み手で、お上に和歌を奉りなどして勤めていたが、
藤原氏の興隆により権力の中枢から外されて、関東に下らねばならなくなった。

 業平があずまくだりの道すがらに杜若の歌を詠んだ場面が、
今も能楽に演じられていて名高い。
 旅の途中、三河あたりの沢のほとりに、杜若が美しく咲いているのを見て、
お供の者が「かきつばた」を句に詠み込んだ一首をと言い出したので、

「から衣、きつつ馴れにし、妻しあれば、 はるばる来ぬる、旅をしぞ思う」
(着馴れたころものように馴れ親しんだ妻を 都に置いて来たつらい旅である)
と詠んだので居合わす者一同、涙の袖をしぼったのであった。

他の業平の短歌
   * つついつのいづつにかけしまろがたけ すぎにけらしな妻みざるまに

   * 風吹けば沖つ白波たつた山 夜半にや君がひとり越ゆらん

   * 駿河なる宇津の山辺にうつつにも 夢にも人にあわぬなりけり

川柳についてK君へ追信

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 川柳について K 君 への返信       21-4−26                    

 昨日はご丁寧な返事を有難う。

 現代は何事によらずニーズもいろいろで、多元的に拡散する時代であり、川柳でも新しい可能性を探り、従来の軽み、穿ち、滑稽の三要素に拘らず、これを越えねばということで、難解な句や詩性川柳等多数のタイプがあり努力されている。
 しかしそれでも川柳は、花鳥風詠の俳句や抒情の短歌や、比喩等でポエジーを表現する現代詩と異なる。
 短歌は詠む、俳句は作る、川柳は吐くと言うように、川柳は奇麗ごとでなくて人間の(他人のでなく人間一般や自己の)本音、本質を衝くのが特徴であって、そこに生じる滑稽が、川柳の笑いであり、この特質を踏まえないと無季俳句か抒情句か、詩の一行のようなものになりかねない。
 とはいえ、ずっこけ冗句や擽りの句はたやすいが、対象の実態に迫り風刺や穿ちによるユーモアの句はむつかしいものですね。

 このごろは何事にも前向きにとか、プラス志向とか盛んに言われる。たしかに積極は大切だ。
 しかし、人類の悲願の平和が達成されないのはなぜなのか。
 それは戦争というマイナスをもっと責めなければプラスの平和が来ない。
 マイナスを見据えてこそプラス指向が出来るように、人間もどん底を見た者は強く、痛みを知る者は優しい。
 川柳も、負の面を見つめることで深くなるように思います。


   ★  文芸の名こそ欲しけれ土手柳       拙詠
 

K君への手紙

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  K 君 への手紙       21-4−21                    

 あでやかに牡丹の花咲く好季節ですね。
 川柳を始められてまだ間もないのに、素敵な句を発表されて感心しています。
 近年、川柳を楽しむ人口も爆発的に増えて嬉しいことです。
 企業や雑誌の商業的な募集のせいもあって、作られる川柳はいろいろですが、駄洒落句や品性のないマスコミ川柳も賑やかですね。
 この世知辛い世の中で、どんな川柳でも楽しむことは結構な事と思います。 しかし、これらが文芸であるとは必ずしも言えず、短詩の名が泣くのではないかと思います。
 川柳は人間探求の詩であって、社会を風刺する句も、にんげんを詠い自分自身の内部を凝視する句も、その憶いの果ては創造性に繋がるものでありたいものです。
 人間としての自己を凝視する川柳が現代川柳といわれており、格調高い文芸として創り出されれば、人間性の向上に資することでもあり、川柳の美学であろうと思います。

 それなりに努力しても佳吟はなかなか生まれてくれないものですが、先輩の句を沢山読み、そして沢山作るのが上達の近道で、急げば廻れですよね。
 大兄の益々のご健吟を祈ります。

 ★ にんげんを見つめて落ちる目の鱗     拙詠
 

エッセー「水」

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    ☆ 「水の豊かな日本」
   21-3-26


 日本は世界平均の倍の降雨量があって水が豊富にも拘わらず、水の輸入が世界一と聞いて驚く。

 「仮想水」といって食料や木材などを輸入することで、それらの生産に要した水も間接的に輸入しているのである。「仮想水」の輸入量は琵琶湖の3倍に相当するというから驚嘆!
 わが国の穀物の自給率は30%しかない(北朝鮮でさえ70%。先進国の殆んども100%自給している)
 工業用水の使用増加率は100年前の20倍に、生活用水は50年前の3倍、食料生産にも50年前の3倍を使う。これは人口増加率の2倍の水が必要となるわけだ。
 
 水を流したまま歯磨きすると3リットル流れるので、人生60年では7万トンを流す。トイレは1回で10リットル使ったりするので、もろもろの生活用水に1日300リットル使うことになる。
 地球の約8割の人は最低量の30リットルだが、日本はその120倍だ。
 工業用水と生活用水の使用では米国がトップだが米国は食料品の輸出が多いので、「仮想水」の輸入も多い日本がダントツである。
 更に、ペットフードは主にタイ国で作られるが、輸入45万トン100億円で、これによる「仮想水」輸入も急増中だ。

 「水の豊かな日本」と思っていたけれど、そうではなかった。食糧事情を直撃する水の重要性をもっと認識しなければならぬ。
 高度成長のバブルの頃から「消費は美徳」などとうそぶいて来た高慢心を早く捨てて、「もったいない」という感謝する心を水にも持ちたい。


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