昭和・平成MINI偉人伝

人物に関する雑学を通していい人生観を・・・

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調律し

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『ピアノの弱点を知ったらみてみぬふりは出来ない』

本業は米スタインウェイの年代モノのみ扱う、社員8人の会社
『日本ピアノサービス』<br>
国内外で550大以上買い付け販売した実績を持つ。ピアニストから
『一流の名器が揃う』と信頼を置かれている。<br>



世界ピアノメーカー御三家の一つ、米スタインウェイ。<br>
他の欧州ピアノメーカーがチェンバロの原型に『宮殿で弾く』ことを
前提に作ったものだとすれば、スタインウェイはコンサートホールで
弾くことを前提に作ったピアノである。<br>

このスタインウェイ、創業者であるスタインヴェグ氏の長男が
ハンブルグに効率性のいい機械工程重視の工場を建てたことから、
『ニューヨークスタインウェイ』と『ハンブルグスタインウェイ』とで
別れてしまう。<br>
ユーザーによっては明るい音色でクラッシックやジャズと幅広く対応できる
NYスタインウェイを好む人もいるわけだが、バブル崩壊まで、
日本に入ってきたのはハンブルグスタインウェイのみだった。<br>
それを書いたのが『スタインウェイ戦争』である。<br>

まるでアパレルコレクション『ジル・サンダー』となりゆきとしては同じようなものだ。<br>
あれも創業者が身売りをし、ハンブルグからミラノ、オンワード樫山にライセンスがうつり、
今じゃぁユニクロがライセンスを買っている。<br>
ハンブルグの時から袖を通してきた身として、オンワードのものは
着ることは出来ないシロモノだったし、やっとユニクロで少しは持ち直したか?
・・・ぐらいだった。<br>

話を戻す。<br>

日本ではかつて『松尾楽器』だけが専売制を取ってスタインウェイを売っていた。<br>
BMWをヤナセでしか買えないようなものである。当時は塩だって専売制だったんだから
それも仕方ないと思っていた人の方が多かった。<br>

田舎に用途も判らずコンサートホールを作っていた時代である、松尾楽器は
『ウチはピアノの販売とサービスを行っております』といって、納入してそうな。<br>
で、NY製にホレこんだ人や、安く並行輸入しようとした人にはかなり嫌がらせを
していたらしい<br>

著者はNY製スタインウェイにほれ込んで、当時並行輸入をしようと何とか
ガンバってきたアウトロー、いやがらせを受けようとも、信念を貫いてきた代理店の人だった。<br>
いいものが人の手に届くことの難しさを教えてくれる本でもある。<br>

最近のものは昔のような良い木材が、
手に入らなくなり質は違っているが、特にハンブルグ製のピアノが、ハイテクによる画一
的な製品管理と、昔から培われている職人の技術伝承がなされていない事が、音の
違いに現れているという。

修理しても見合う程、高性能を長い期間に渡って維持出来る事である。


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