|
みなさんこんばんは
毎回ながら 自分ペースで申し訳ありません。
<ヘミョンの決意 3>
<女王執務室>
いつになく緊張している様子のヘミョン。
コンコン
ドアが開き 長老が入ってきた。
「お久しぶりでございます。」深々と 礼をする長老。
「長老様 こちらこそ、ようこそお越しくださいました。」
あいさつを交わし 互いに 座った。
「ここに伺うと 先々代とこれからの国づくりの議論を交わした日がなつかしゅうございます。
あれから月日のたつのは早いものですな」
感慨深げに言う長老。その目を すっとヘミョンに移した。
「さて、今日は どのようなことでしょうか。」
背筋をただし まっすぐ長老を見るヘミョンの口が開いた。
「長老様、私が女王に就任したいきさつはご存じですし、
就任の際にはただならぬ後押しをくださいました。
長老様の後押しのおかげで 混乱もなくこの席に着きました。
あのあと 親王に降りたシンたちも無事に大学を卒業し、公務にも支障が出にくくなってきました。」
長老の眉がぴくっとなりヘミョンを見つめた。
「女王、その時期が来たということですか?」
「・・・・はい、もう その準備を始めてもいいかと思い、今日 おこしいただきました。」
「そうなると まずは 親王殿下を・・・」
「はい、でも その前に 規律を今一度整えなければと思います。
まずは 私が思う草案に目を通していただき ご意見を伺いたいのです。
後々には 王族会の承認も得なければなりませんし。」
「わかりました。 見せていただきましょう。」
時間をかけ目を通す 長老。
時折 お茶を口に運びながら時間が過ぎる。
「女王、ヒョン殿下はご存知ですか?」
「・・・・・・・」
「長老様 私は ヘミョンの相談役ではありますが私がこの場で意見を述べることはありません。」
「内容は 知っておられるのかということです」
「今回に関しては 私がヘミョンをこの席に座らせた張本人です。この席に関しては
意見を言える立場ではありません。」
「そうですか・・・。」
ヘミョンに視線を戻す長老。
「すんなりと通るとは思ってはいません。ただ こうするのが本来の道であると思います。
それに あの子も大人になりました。見ていても考えがすごく変わりました。
国民のことを かんがえるようになりましたわ。
私が昔のように世間に出れない分あの子たちが 世間を見聞きしてきます。
国民の目線まで降りています。
私が目指した 国民とともに歩む皇室 を実践していると思います。」
「私も 話は 聞き及んでいます。確かに シンは変わりましたな。
・・・・内容も まずまずですな。」
「はい、ありがとうございます。ただ それを 押していくには また あの子たちに余計な
プレッシャーをかけてしまうことになりますし、国民の期待が膨らみすぎると
つらいのは 妃殿下です。」
「しかし、もう卒業され 公務にもしっかりと参列されておるし学校という縛りはなくなった分
それは いたしかたないとおもいますぞ。」
「ただ、幸いなことは すでに私という 女王がいるということで
少しは不安から解き放たれるんじゃないかとおもうのです。」
ヘミョンの言葉にうなづく 長老。
「しかしながら このままでは ・・・・」
「・・・・そうです。 やはり 私の場合は 特例としての余地ということで
以前のままに戻すのが最善と思ってます。」
「妥当でしょうな。で、 そうなった場合 後は どうされるおつもりです?」
「世襲制の強いことは わかってますが、世間で いままた あの子たちが注目されてきていることと、
以前よりも高感度が上がってきていること 国民があの子たちの成長を見守ろうと、そう国民たちが
親の気持ちのようにあの子たちを見ていることが報告されてきています。
ですから 今が 時期かと思います。
私は 元の位置に戻り 国民たちと同じ目線で見守りたいと思います。
・・・シンには 前任者の私 前前任者の父が 責任もって導きます。ですから。」
「・・・・よくわかりました。 女王の気持ちはわかりました。
後は 私にお任せください。
それと 一緒に 私からも お願いがあります。」
長老からのお願いは 希望という形であったが それが実現すれば今までに起こった忌まわしいことが
一掃されるやもしれないということだった。
ただ 実現には 数年かかるだろうが 皇室の基盤が 固持されるであろうことが見据えられていた。
長老も 王族としての皇室の未来を未だ現役で考えていることがよくわかった。
ヘミョンは 大きなことをまた成し得ようとしていた。
ヒョンは ヘミョンから相談を受けていたがミンには 話していなかった。
これで ミンの 心配の元は 消えるであろうと 思った。
わが娘ながら あいかわらず 大胆なことをやってのけるといまさら思うヒョンだった。
自分は 兄のことを負い目に思う分 王族会からの意見には逆らえずにいた。
しかし 王族会はともかく長老は自分が壁を作っていただけで、
自分以上に王室全般を見ていてくれたことが 皇帝を退いた今 よくわかった。
また 自分の至らなさも 反省していた。
「アボジ? どうしたの?」
「ああ、いや何でもない。 長老様 母が この後 お茶をご一緒したいと申しております。」
「そうですか。 それじゃ すこし お邪魔していきますかな。
女王 今日は とても有意義でした。女王の成長はとてもうれしいものです。
・・・近々 ロンドンにまいります。また ご報告させていただきます。」
「はい、お待ちしております。」
「では、 ばあさんの顔を見に行きますかな。ほんとは 妃殿下の顔が見たいもんじゃが。。。」
そう言いながら 部屋から出て行った。
最後の一言で 顔を見合わせる ヘミョンとヒョン。同時に 噴出した。
|