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「おい!明夫!あれか?お前がめーまかしてる女は?何処で知りあったんや?」 「い・・・・いやあ・・・あの・・・・塩屋の子なんですけど・・・JRの車掌さんなんです」 「JR?やめとけえ〜あんなお高いの!神戸の女やろが?」 「え?神戸の女の人ってお高いんですか?」 明夫はその辺は良く解らなかったがそんなことより・・・・・ 「あの・・・・親父さん・・・・お金・・貸してもらえませんか・・・・」 「はあ!いくんか!ああ・・・・まあええわ、でもお前・・・夜のバイトはどうするんや?」 「は!・・・・・・・」明夫は電話を借りてバイトを断った、 オカミがやさしく微笑むと親父さんに言った 「あの子・・・もし上手く行ったら・・もっと頑張ってくれるんとちゃいます?」 「ふん!たかられてもしらんで・・・・」なぜかセガレの心配をする父親のようであった 「全く・・・20時とかしゃべる所が・・車掌だっきゃ・・・・」明夫は外を見て考えた、 「・・・・・・・・親父さん・・なしてあこもこほるんず?(悪口言う)・・・・したばって・・彼女、わだっきゃ・・ ほんとにからかってるのかな・・・・・・・・」 言われっぱなしの明夫は20分遅刻という意味不明の抵抗で店に向かった。 「あ!・・・20分遅着やで!」直子はかなりいい笑顔で明夫を迎えた。 そして彼女は昼間とは違う服で来るというテクニックを持ち合わせている。 「よく言いますわ!今座った所でしょう!」マスターは直子にツッコんだあと、安心したように明夫を案内した 「今日はお揃いで!あれ?ですか?」「はい・・・・お願いします。」ここに二人で来るのは2回目だが、 何故かもう「いつもの」が出来てしまっていた・・・・「メーカーズマーク」が二人をつないでくれたのかも知れない 酒だって音楽や香水みたいに、思い出に強く作用するものだ、後は明夫の言葉が良い「フード」になるか どうかだ・・・・・・ いろんな事を質問しあう2人って・・・見ていてうらやましい。明夫の離婚暦も、直子の婚約破棄も、 ここでは一応は笑って語られた。 マスターはグラスを拭きながら静かに微笑んだ。 「・・・・・・・・ここで別れ話は・・・・どうかしないでね・・・・・・・・」って言うか・・まだ付き合ってないんですけど・・ 「なあ・・・店・・出えへん?・・・・・・」成功したナンパのような展開だが、直子は別にそうではなかった、でも 店に来てから彼女は明夫をからかうどころか、興味津々だったのだ。 「夜の明石海峡大橋ってゆっくり見た事ないやろ?」「う・・・・はまかぜ6号から見た事しかないな・・」 「案内しますわ・・・・」直子は市役所裏にある明石海浜ベランダに行った。ここからの夜景は最高である。 しばらくだまって橋に見とれていたが、直子は明夫を試すのか、自分の気持ちを整理するのか切り出した 「なあ・・・・・なんで・・・結婚ってするんやろな?」 「一人じゃ生きて行けないからだよ、いつも一緒にいたいって思うからだよ、」「それだけ?」 「もっとあるけど・・・・・そんな事話し出したら朝になっちゃうぜ・・・・今日は辞めとくわ、でもな・・・ いつも一緒に居たいって「思え」無いんだったら・・・・俺は嘘だと思うな・・・・俺はね」 「はああ?でも亭主元気で留守がええ言いますやん?」「う〜ん・・・だからそれとこれとは違うんだよ・・・・」 「前の奥さんの事、嫌いになった言ってたけど・・なんで好きになった人、嫌いになれるんや?」
これは・・・物凄く答えたくない・・・・惨いぞ直子 「あのね・・・・愛と憎しみが絡み合うって言うことなんだよ、でもそんな事理解させない(フラインング)・・・あ・・いや理解 しないですむようにしなければならないんだよ」 「はッはッはッ」直子は軽く笑うと橋の方向に向かってゆっくり歩き出した、海風になびく直子の長いスカートと髪は 明夫には大きな吊り橋よりは輝いて見えた、振り返った後、そのまま海に帰っちゃうんじゃないか?なんて衝動にかられている このロマンチストは、誰かにぶん殴られても仕方が無いほどであった、いや・・いずれ誰かにやられる 「色んな顔するんだな・・・・この子・・・・」 直子はなんだか判らないけど楽しそうであった。 「月の光って・・・・結構明るいんだな・・・・」 振り返る彼女の笑顔を照らす月光を見て今日改めてそう感じたのだ・・・・・明夫、今日がんばれ、今がんばれ |

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メーカーズマーク・・・
「小道具」の配置も良い感じですね。
それに事前調査の詳細なこと!!
ちなみに私は通常ショートカットでスポーティな女性を好むのですが、
ロングヘアにロングブーツってのも意外に良いですね〜
(*^_^*)
2008/9/30(火) 午後 8:31
MASAさま!!
絵は単純に僕の好みで描いてます。
でも皆さんの「大美人」を想像して読んでもらったほうが良かったかな??なんてちょっと思ってます
(笑)
ああショートカットでスポーティ・・
「永井真理子」のファンでした?
2008/9/30(火) 午後 11:13
しかし見事な明石海峡大橋ですね、今の明夫さんの心境からは少し華やかすぎる気もしないではないですが(笑)
親父さんとオカミさんも気が気ではないでしょうね^^
2008/10/1(水) 午後 6:10
ちょっと綺麗すぎましたかね??
親父さんとオカミ・・・今後のやりとりにご期待を!!(笑)
2008/10/1(水) 午後 8:40
ふたりの恋の為なら、仕事終わって7時ごろなら明石駅付近を通るので、明夫さんのかわりにバイトに入ってあげたい。
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2008/10/7(火) 午後 7:43
こぶ様!
このバーも、喫茶店も・・モデルはばれてますね?
こぶ様良くご存知の店です(笑)
2008/10/7(火) 午後 8:33
「愛と憎しみが絡み合うって言うことなんだよ…」「理解
しないですむようにしなければならない…」深いなぁと思いました。
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2010/2/17(水) 午後 10:05
そう・・そうなんです!
がんばらなければならないのです!
2010/2/19(金) 午後 8:45