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末弘軒 本店(富山県 富山市)ワンタンメン 路面電車は街の顔であると思う。 車社会の世の中で、生活に溶け込む移動手段を、富山市民は手放すことなく温かく見守っている。 ネギの頭が飛び出した買い物袋をぶら下げ、お母ちゃんが電車に乗り込む。 僕が、初めて彼に乗車したのが、20数年前。 町並みも、電車自身も近代化されつつも、市民の手足となっていることには変わりはないようである。 そんな路面電車が走る停車駅の目の前に“柳の下”の愛称で親しまれている老舗がある。 今は見当たらなかったが、その昔、柳の並木道があったのだとか。 頂いたのは、ワンタンメン。 レンゲでスープを、そ〜っと優しく含めば、煮干しの旨味と鶏の甘味が舌にのる。 ズーズー音を立て啜れば、魚の香りが鼻に抜ける。 麺もワンタンも自家製の手打ち。 麺は平打麺。10番位あっただろうか。 一見すると喜多方の麺に似ているかな。 やや柔めの麺には、スープがよく絡み、噛み締める度、小麦の甘さがよく分かる。 箸で持ち上げるのが難しい位、優しい面持ちのワンタンは、喉越し柔らか。 旨い! 引っ切りなしに訪れる、地元客の数を見れば、この店もまた、路面電車と同様に生活の中に溶け込んでいるのでしょうね。 ごちそうさまでした。 |
富山県
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西町大喜 本店(富山県 富山市)中華そば 小(並) いつからだろう? 富山ブラックなどと小洒落た名前がついたのは…。 初めてこの麺に出会ったのは、今は昔、高2のインハイ最終予選・北信越大会の帰り道。 その頃は、そんな名前はなかったなぁ。 目の前に鎮座する丼は、まさしく漆黒の海。 尋常でない黒さ。 流儀に反して、一口含めば強烈な塩辛さ。 あぁ、そうだった!そうだった! 遠〜い記憶が蘇る。 天地返しの要領で万遍なく混ぜ込み、麺を啜る。 啜る度、舌に馴染んでいく。 多めの粗挽き胡椒がアクセントになり、塩気もまろやかに感じてくる。 手切りのチャーシューも、メンマも、更に塩辛く、汁が可愛く思えるほど。 “おかず”としてのらーめんの意味が良く分かる。 麺は固めの中太ストレート。 コシは強く、アシは遅い。 歴史を知れば、故郷新潟の杭州飯店同様、労働者に対する心使い。 にぎり飯を片手に麺を啜る姿を想像するに、その土地に根差した文化を垣間見る思い。 周りのお客様を見れば、サンダル履きに普段着の地元の常連らしき面々。 さすがに、ご飯持参のお客はいないようでしたが。 次回は、おにぎり持参で行きましょ。 ごちそうさまでした。 |

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