|
上手に紙巻きタバコを巻くタイの人。戦前の日本人もこのようにタバコの葉を別売りの紙に巻いて、巻きタバコにして吸っていた。(それ以前はキセル。) これは7世紀初め聖徳太子が小野妹子を遣わして、隋の皇帝煬帝に送った国書の書き出しの部分です。 戦前日本の皇国史観では、この部分の表記「日出る国の天子」を大々的に捉え、当時から日本は隋と肩を並べる大国だ、或いは、隋よりも上の位置にいるとの誇りを持っていた、等々、教え込まれていたと思います。 然し最近タイ語を勉強していて気がついたのは、タイ語では「東」を「テイット・タワン・オーク」(ทิศตะวันออก)と表現していますが、これは即ち、「ทิศ」(テイット)=「方角」、「ตะวัน」(タワン)=「太陽」、「ออก」(オーク)=「出る、上る」の合わさった言葉であり、「太陽が昇る方角」=「東」として表現している訳です。 同じ様に「西」は「太陽が沈む方角」=「テイット・タワン・トク」(ทิศตะวันตก)と表現しています。 赤道直下に近いタイでは、日本と違って季節による太陽の傾きが少なく、ほぼ1年を通じ太陽は「東から昇り、西に沈む」のが通例となっています。 従ってタイ語では「陽が昇る」、「陽が沈む」は、勢力とか、勢いとかに関係なく、極く単純に「方向、方角」を表わす言葉になっているんですね。 昨日、ここで「ドイツ」=「เยอรมัน」(ユーロマン)を勉強しましたが、タイ語での「東ドイツ」は「太陽が昇る国」=「เยอรมัน・ตะวันออก」(ユーロマン・タワンオーク)で、「西ドイツ」は「太陽が沈む国」=「เยอรมัน・ตะวันตก」(ユーロマン・タワントク)と言っています。 今は東西両ドイツが一つの国になって、この様な国名も亡くなりましたが、7世紀の日本(当時は倭国)で、どうして現在のタイ人と同じような表現方法で、地理を表わしていたんでしょうか。 勿論この当時の漢字文化圏では既に「東西南北」の方向を示す漢字は出来ていました。この時から400年も前の「魏志倭人伝」の「水行陸行」のくだりを見れば、明らかですね。 聖徳太子が「東西南北」に代えて「日出る処」とした理由は不明ですが、何かこの辺からもタイ人との共通点を感ずるものです。 この太子の使節に対し、翌年隋からも返礼の使節がやってきましたが、その帰国の際に持たせた次なる国書にはちゃんと「東の天皇、西の皇帝に敬いもうす」となっていて、「日出る国」は使われていませんでした。 この辺のところを調べていくと、中々興味の尽きないところです。 |
全体表示
[ リスト ]






Damasさん、昔は「シケモク」とかありましたが、今でもこんな言葉は残っているんでしょうか。
1箱1000円、あり得ないことではないですが、又、キセルみたいのが復活するかも知れませんね。
2008/8/17(日) 午後 8:49 [ ciaocommodore ]
竜司さん、聖徳太子が「日出る場所」=「東」と言う意味を知らずして、単純に「太陽が先に上がる国」だからという意味で、国書を送ったのではないと思います。そこには、当然東西の地理的概念を理解した上で、多分当時の雅語であったかも知れない「日出る」を敢えて書いたのではないかと思っています。
タバコはタイは安いですが、日本のタバコも西欧と比べるとまだ大分安いですね。1箱1000円にすれば、今まで一日1箱吸っていた人も3日に1箱くらいになるんじゃないでしょうか。健康にいいですよ。
2008/8/17(日) 午後 8:57 [ ciaocommodore ]
太陽を基準に西東を決めるのは沖縄のあがり(東)いり(西)と同じですね。
豊かな南国の時間の移ろいを感じます。
2008/8/17(日) 午後 10:46 [ inaina777777 ]
この聖徳太子の言葉「日出る処」が元に成って、源平合戦の頃、軍の旗印として「日の丸」の旗が形成されたと聞きますが・・・・・?
2008/8/18(月) 午前 9:18 [ dandyboy ]
Inaさん、沖縄のことをよくご存知ですね。沖縄には日本の古語が残されていると言われています。「上がり」と「入り」は分り易いですが、「ハエ(南)」と「ニシ(北)」になると、どうしてこう言うのか、今の日本人には分らなくなっていると思います。
2008/8/18(月) 午前 9:21 [ ciaocommodore ]
ダンデーさん、詳しいですねえ、「日ノ本」の謂れを。「太陽神」信仰は日本だけでなく、8000年前のエジプトでも既に「ラー」神として崇められていますから、何も「天照」が日本だけの特許じゃないんですね。伊勢の場所が選ばれたのも、旭日が関係しているんですよ。
2008/8/18(月) 午前 9:27 [ ciaocommodore ]
私はタバコは吸わないので、タイにいたときに、巻いて吸っていたかどうか気がつきませんでした、タイの人にはタバコは高いのでしようね・・チャコ
2008/8/18(月) 午後 0:48 [ チャコ ]
皆さん指先でクルクルっと素早く巻いて、タバコを作りますので、手品と同じ様に、手先を見ていないと気がつかないかも知れませんね。これは北部よりか南部の半島の方に多いみたいです。モスレムの影響があるかも知れません。
2008/8/18(月) 午後 1:49 [ ciaocommodore ]
タイ人の一般的な人で、เยอรมันตะวันออกとเยอรมันตะวันตกをちゃんと使い分けている人がいるのかな・・・
2008/8/18(月) 午後 9:06
タイでは、まだタバコのばら売りをしているのでしょうか?
値上がりになったら1本売りなんてのもあるかも知れませんね。
2008/8/19(火) 午前 7:24
びりーさん、東ドイツ(เยอรมันตะวันออก)が消失してからもう既に10年以上経ちますから、今では東西と分けて言う人はいないと思いますが、歴史的な事実を話すときとか、新聞とかでは、この様に使われていると思います。
2008/8/19(火) 午前 9:13 [ ciaocommodore ]
Ogamaruchan,タバコの1本売りもありますし、この様に葉と巻紙の別売りもあるみたいです。こういう習慣がある国ですと、大麻とタバコの葉も同じ様な感覚になるのかも知れませんね。
2008/8/19(火) 午前 9:16 [ ciaocommodore ]
昨日たまたま茶葉の調べ物をしていてタイの噛みタバコ「ミエン」のことも読んだんですよ。これがその葉なんですね!
2008/8/20(水) 午後 4:35
ぷうさんも色々と勉強家ですね。お茶の葉の勉強もしているんですか。タイでは、これ以前に行った北部のメーサロンがお茶の最大の生産地だと思います。
この葉っぱ、少し端を噛んでみましたが、何か苦いような変な味で、吐き出しました。
2008/8/20(水) 午後 8:51 [ ciaocommodore ]
タイ語では「東」を「テイット・タワン・オーク」(ทิศตะวันออก)「太陽が昇る方角」=「東」として表現している。そして同じ様に「西」は「太陽が沈む方角」=「テイット・タワン・トク」(ทิศตะวันตก)と表現している。
そして、タイ語での「東ドイツ」は「太陽が昇る国」=「เยอรมัน・ตะวันออก」(ユーロマン・タワンオーク)で、「西ドイツ」は「太陽が沈む国」=「เยอรมัน・ตะวันตก」(ユーロマン・タワントク)と言っています。の下りの表現は面白いですね。そしてジャーマン=ユーロマン、まるでドイツがユーロッパの代表の様ですね。
そして、日出づる国の事を聖徳太子が表現している点も興味ある点でもし日本語が古来から固有の文字が有れば漢字表記の東西南北も違った、タイ語に似た表現に成って居たかも知れませんね。
2010/3/22(月) 午前 9:45 [ dandyboy ]
↑から派生すると、はて今度、北、南はタイ語で何と言うんだろうと興味が湧いて来て知ろうとしますよね。又日本語で多分訓読みだから大和言葉で言って居ると思いますが、キタ、ニシはふた文字で表しヒガシ、ミナミはさん文字で表していて対に成って居るのも、英語ではキタ、ミナミが対になってnorthとsouthとなって居て東、西が遂になって居てwestとeastになって居ますよねそこんところが又比較言語学まで行っちゃってどんどん興味が膨らんで知りたく成り調べ始めて勉強する事になるんですね。
2010/3/22(月) 午後 0:52 [ dandyboy ]
Dandyさん、タイ語は面白いでしょう。1400年前に聖徳太子が使っていた言葉、「日出る国」=「東」が、今でもそのままの形で、言葉になっているんですよ。僕は、最初この言葉に気がついたとき、半ば仰天しました。タイ語の魅力に引き付けられた原因の一つでもありますね。
こういう事はタイ語教室とか、町で売っているテキストには書いてありませんから、僕の独自の発見であり、解析です。
2010/3/22(月) 午後 5:05 [ ciaocommodore ]
ドイツがヨーロッパを代表しているのではなく、単純に語感が「ジャーマン」、「アルマン」、「ユーロマン」と来たに過ぎないと思います。
このブログのどこかにも書いたと思いますが、ヨーロッパを代表しているのは実はフランスで、タイ語では「ファランセ」又は「ファランセート」と呼びます。又、「白人」のことは「ファラン」と呼びますが、これは明らかに「フランス」から来た言葉です。
これも又どこかに書きましたが、当時(17−8世紀頃)、英国、フランスの勢力争いがインドシナ半島であって、タイはその両方の国にバランス良く乗っかることにより、中立を保てた、という歴史的経緯もあるんです。
タイの歴史を勉強して行きますと、色んなことが分ってきます。特に世界の覇権の中でのPower of ballance と言った面です。
2010/3/22(月) 午後 5:11 [ ciaocommodore ]
キタ、ニシ、アガリ(上がり=東)、ハエ(入る=南)等、日本語の古語には太陽を中心とした東西南北の方向を示す語がありました。いつの間にか、東西南北に統一されました。
この話しも僕のブログのどこかに書いています。
古い日本語と、タイ語の共通点。そういったものを探していく、勉強していく、そういうことでも興味は尽きませんよ。
2010/3/22(月) 午後 5:15 [ ciaocommodore ]
成程、成程、又ほかのページをめくってみましょう。
2010/3/22(月) 午後 7:22 [ dandyboy ]