タイ語の勉強 & 山と旅と俳句

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2010年ヨーロッパ駆け足紀行

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パリ・ドゴール空港から乗ったルフトハンザ機は一旦フランクフルトで乗り換えて、成田に向う。

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つい1週間前に通過したばかりの空港だが、新鮮に見える。

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飛行場には各国からの飛行機も駐機している。

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機内では早速日本の新聞を読む。ほぼ8日ぶり。

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為替の方も心配したほどの変動はなかった。

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帰りの飛行機、来るときほどの元気もなく、意気はやや沈みがち。

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短いような長いような8日間。僅かな期間にあちこちの国を回り、街を見、人にも触れてきた。ノイシュバンも見たし、ユングフラウへも登れた。ピサの斜塔を真近で眺め、サルトルの墓参りもできた。

森鴎外の気持ち、長谷川恒雄の無念、ガリレオの執念、白井浩司の憧憬、などなどにも身近に接することもできた。思い出に残る良い旅行だった。グループの皆さんも人柄が良く、楽しく団体旅行が出来た。幸せな8日間だった。

さて、これからいよいよフランクフルト空港を後にし、正月明け早々の成田に向う。再びシベリア上空の薄暗闇の中を飛行し、夕暮れになり、朝日が昇り、再び朝になって、11時間の飛行を終え、8時半、成田に到着した。

機内で読んだ日経国際版、成田で早速買った毎日の朝刊。又、再び日本の毎日に舞い戻り、起伏の乏しい、変化の少ない毎日を繰り返す。暮れから正月にかけ、日本では相変らずDullyな時間が流れていたようだ。

                       完


帰りの飛行機、来るときほどの元気もなく、意気はやや沈みがち。

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前のほうの席にグループの一人も座っている。何を感じているのだろうか・・

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LHの機内食。どこも同じ様なもの。

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モニターは成田までの距離、時間を示している。

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機は現在シベリア上空。イルクーツクの上辺りを飛んでいる。

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薄闇の中から再び太陽が昇ってくる。

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朝になった、もう成田も遠くない。旅も終わりだ。

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早朝のシャルルドゴール空港。正月明けの帰省客等で、朝から混んでいた。

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空港内の長い通路を通り、出発ロビーに向う。

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朝早くで、土産物店も客はまばら。

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空港の外に駐機するエアーフランス機。

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空港ロビーの近くに、朝からもくもく煙を出す火力発電所の煙突が真近に見える。

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いよいよ9日間の旅行最後の朝となった。もう今日はパリを後にし、フランクフルトで成田行きに乗換え、11間後、明日の朝には東京に着いている。

長いような短いような9日間。ホテルでの朝食バイキング。朝が早いせいか、まだ準備が整っていない。出てきたパンにたっぷりのバターとチーズを載せ、もうこれが今回最後の洋風朝食になるかと、味覚を確かめ食べる。次に又ヨーロッパに来ることはあるだろうかと・・。

小さなリンゴ1個を丸々皮ごと食べ、日本と変わらないコーヒーを飲み、7時半、ホテルを後にする。

シャルルドゴール空港。ニューヨークにケネデイ空港があるように、パリにもドゴール空港がある。確かニューヨークの方が先に出来ていたから、フランスは米国を真似た、とも言えるが。

しかし、空港がその国の玄関口とすれば、国家に貢献した人の名前を空港名に冠するのは良いアイデアだ。日本だったら湯川秀樹空港とか、紫式部空港、歌麿空港、などの名前があっても良い。

美貌のパリの唯一の顔の傷。火力発電所。空港近くに高い煙突を何本も付き立て、今ももくもくと煙を出している。何とかならないものか。パリ市民ならずとも、パリを愛する人々の顔を曇らせる。

更に少しばかり土産を買い足し、10時40分、ルフトハンザ機はドゴール空港を後にする。約1時間ちょっとでフランクフルトに到着し、更に約1時間半後、成田行きに乗り換える。もう「帰心矢の如し」ではないが、心は東京を向いている。色々思い出の深い長い旅だった。




この発電所の移転問題、もう何年も前から課題になっているが、原発問題で揺れるヨーロッパ。フランスは推進国としても、中々容易に解決できる問題ではないのかも知れない。

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空港内には時間待ちの客の為にインターネットサービスもある。10分、0.1ユーロだったか・・

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さて、ルフトハンザ機、エアーバスに乗り込む。

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さて、ルフトハンザ機、エアーバスに乗り込む。

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窓の外ではエアーフランス機が出発の準備をしている。

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モンシャンミシェルを出発する頃、日はようやく西に傾いてきた。

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冬の日照時間の少ない中、放牧牛も雪の中で放牧されている。

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空が夕焼けで段々明るくなってくる。

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冬の夕暮れだから茜(あかね)差す、とは言わないかも知れないが・・

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これはこれで、タイ、東南アジアの夕焼けとは違った風趣もあるが・・

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今将に陽が沈みつつある瞬間。

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1日掛かりでのモンシャンミシェル観光。漸く午後の日差しが西に傾きかける頃、この島を後にする。

古い村道を改良したような幅狭い道路を、石造りの低い屋根が両側に迫り、壁スレスレにバスは走る。その石は又カラータイルのように色とりどりに彩色されている。フランス人の芸術性と言うのか、稚気とでも言うのか。生活に余裕があって良い。

暫らく一般国道を走り、再び高速道に乗る頃、日は既に西に傾き、起伏の富んだ放牧場の彼方に沈みつつある。冬の夕暮れ。秋の夕暮れほどではないが、ミレーの晩鐘を思い出す。又日本の秋を思い出す。

来るときに寄ったドライブインの今度は反対側のドライブインで途中休憩し、再びバスはパリに向う。外は段々夕暮れが迫ってくる。パリ郊外20区の新開発地区に差し掛かった頃にはもうとっぷり日も暮れ、新市街の明るい光りに満ちた高層ビル街を横に見て、バスは地下道に入り、夜9時、漸くホテルIBISに到着した。

空港近くのビジネスライクなこのホテル。1階にカフェーとかナイトラウンジもあるが、客もまばらで、今回旅行の最後の夜とは言え、皆疲れているのか、そそくさと各自の部屋に引き上げて行った。

関東地方から集まった見ず知らずの人々の集まり。僅か5日間で親睦を求めようとしても無理なことかも知れない。各自は各自の考えがあるに違いない。

ただ一つ、僕は珍しい苗字の持ち主であるが、それと全く同じ苗字の参加者が埼玉の桶川から参加して、奇遇と言えば、奇遇だった。しかしその夫婦とももう旅が終れば触れ合うこともないだろう。・・遠い祖先のどこかで血が繋がっているのかも知れないが・・・




集落の貯水タンクにも陽が落ちて・・

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フランスも高速道路は有料化されている。ドイツのアウトバーンにしても、料金所はないが、監視機で通行をチェックし、後からチャージされている。
日本の高速道路完全無料化はどだい無理な話しである。(低減化なら良い。)

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途中のドライブインで再び休憩。

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ユーロ表示であるが、ガソリンの値段。TOTALはフランス有数の石油会社(Majorの一つ)。

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バスはパリ市内の地下道を走り抜ける。

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地下道の両側は綺麗なイルミネーション広告が連続していて、光りのトンネルの様。
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このモンサンミシェル。全く外から見た限りでは、城塞なのか寺院なのかは区別が付かない。

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この頑丈な造りはどこから見てもお城にしか見えない。

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これは又砦の雰囲気。

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狭い、狭間のような通路もある。

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かと思うと、緑濃き芝生のテラスも。

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この島を一巡し、入り組んだ回廊を歩き、突然外のテラスに出て、潮の引いた外海を眺め、コリント列柱の間から真近に聖ミカエルを眺め、城塞のような造りの外回廊を歩き、このモンサンミシェル寺院を後にする。

磔刑のキリストが、これは又素晴らしい芸術作品にも見えるが、無言で首を垂れている。人類の未来を暗示しているのか・・・。或いは業の中に生を受けた人間を哀れんでいるのか。

キリスト教者でない僕は胸の前で十字を切ることはしないが、何かドキっとさせられる銅像である。人が縛られ、無惨に殺される。その残忍さに深い悲しみを持つのは何もキリスト教者に限らないだろう。

又、狭い坂道を下り、両側の土産物店の土産を眺め、余り買うものもなく、又買って持ち帰ってやる人もなく、ただぶらぶらと下り下りる。毎日世界中から押し寄せる何千人かの観光客の一人として。



教会の下の土産物街は相変らずの人。

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フランスパンなども土産に買って行く人もいるかも知れない。

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フランスの美味しい生ハム。

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香りも薄っすらとリンゴのスプリンクラー。

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磔刑のキリストに別れを告げ、この城塞と言うか、教会と言うか、この島を後にする。

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この島、修道院の案内は、大柄なフランス人女性、マリーさんの流暢な日本語で行われた。

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内部は宗教施設らしく飾り気がない。

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ミカエルを模した戦士像か・・

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これは又キリストを抱くマリア様。

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大天使ミカエル像とボランテアガイド。

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ここにも矢張りシンプルなステンドグラスがあった。

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数十メートル下の地上から荷物を引き上げる巨大な滑車。

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この修道院の案内は大柄なフランス人女性、マリーさんの流暢な日本語で行われた。約1時間、3層からなる石造りの館内を隈なく拝見することが出来た。

遠く遥か先まで見通せるノルマンデイーの海。この海の直ぐ北側では第2次世界大戦の激戦地、ノルマンデイー上陸作戦の場があった。

それから300年前には英仏の100年戦争、更にその前は英国によるノルマンコンケスト。もっと更に昔には、バイキングなどの侵略もあった。

海は穏やかに浅瀬を見せている。数キロ離れた小島は今は無人島になっているが、100年戦争時はこの島と敵対していた。1200年の歴史の中には、いろんなことがあったに違いない。冬の陽光の下、高台から島を眺め、海を眺め、大天使を見上げ、この島を後にした。



これが数百年間使用されてきたリフト(荷物引き上げ用)。

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昔のワインセラー、酒蔵などあった。

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中には薄暗い部屋もあった。同行の親子連れ。

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薄暗い回廊を進む同行者。

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いよいよ出口に近づいてくる。

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外に出たら、海はさらに退潮していた。

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言葉もなく海、島、修道院を見入る人々。

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