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仕事の合間に近くの公園で野鳥観察をしている。地球温暖化の影響か、今年は早くもオオタカが営巣地に旅立ったらしい。
2月20日、EU環境相理事会は温暖化の原因の一つと見られている温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出量について、1990年を基準に2020年には20%削減する目標で合意した。また、米国でもゼネラル・エレクトリックス(GE)などの大企業と環境保護団体が協力して、今後10年間で温室効果ガスを最大10%削減するという運動も起きている。2月2日に気候変動に関する政府間パネル(IPCO)が発表した報告は、この温暖化について、人間が引き起こしたものなら人間が和らげることができる、と述べている。 しかし、人口増加や経済発展によって、人類の生態環境において資源、エネルギー、食糧の需給が高まってきた結果、地球環境は大きく悪化しており、その改善はかなり難しいと思われる。というのも、エネルギーの安定供給、経済発展、環境保全はトリレンマだと指摘されているからである。米国でガソリンの代替燃料としてバイオエタノールに期待が集まっていることで“原料”となるトウモロコシの需要が急増し、“食糧”としてのトウモロコシが不足してしまったことは、その一例として挙げられるだろう。環境保全のためのクリーンエネルギーと(人口増を支える)食糧のバランス調整が上手くいかない状況である。この状況を改善するため、22日、ブッシュ大統領はバイオエタノールの原料として木屑や草野主成分であるセルロースの利用を増やす方針を表明した。また、米農務省は保全・保護プログラム(PRC)によって管理されている休耕地(通常10年以上)の一部をトウモロコシ栽培地として利用する方策を打ち出している。さらに、経済成長のために資源が活用されるが、2003年7月〜2006年7月の3年間で、多くの金属価格が約3〜4倍に高騰している。そして、こうした金属をより多く獲得するために、より多くのエネルギーが使用され、環境悪化の一因となっている。また、各国が国益をかけた厳しい資源外交を展開している。 人間は産業革命以降、石炭、石油などのエネルギーを使用して生産活動を行ってきたが、きれいな代替エネルギーへのシフトが待ったなしに求められている。たばこが有害であると判断しても、喫煙者はでてくる。環境問題も“私だけは良い”との思いや慣性の法則が働き、努力を始めてもすぐに改善が見られるわけではない。だからこそ、できるだけ早く国連環境計画(UNEP)のもとで、総合的な政策が実施されることを望む。 小さなテラスに置いたオリーブの木に、番(つがい)となったらしいメジロがしばらく羽を休めていた。身の回りを良く見れば、かけがえのないもので溢れていることが分かる。しかし、それは我々が欲望を解放し続ける限り、急速に失われていくのだと改めて気づかされた。 |
エネルギー問題
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先日 帰国して驚いたことは、コンビニだけでなく、ある地方都市の大型スーパーが深夜2時迄、あるいは24時間営業になったこと。飲料水の自動販売機も多い(私の試算によると、年間消費量は原発0.6〜0.7基分)。私が住む欧州の都市に比べると街全体が異常と思える程明るい。政府・役所は省エネを推奨しても"減エネ"を言わないのは、電力会社に遠慮しているからでしょう。日本はもっと贅肉を落とせるはずです。
2007/2/28(水) 午後 8:55 [ 一読者 ]