国際関係・国際協力

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政治の建前と本音

ここ数日のCOP15や国内政治のニュースを見ていると、オセロゲームでのコーナーの取り合いをしているように見える。
コーナーを取ることは自国の国益や党の利益を守ることである。
COP15では、中国が「途上国の権利」という言葉を利用して、数値目標や目標達成のために第三者を入れての監視体制づくりをさせないために、G77を巻き込み、温家宝首相による電話攻勢も行った。
また日本国内では、「国民の期待」という言葉を使い、党益を隠す動きが見られている。

COP15については、国益が衝突し数値目標が盛り込めなかったことを批判する欧米のメディアも多い。しかし、会議では参加者の全会一致の合意が必要としされていたため、機能しにくかったことは事実である。

一方、指導者には先見性や瞬時の判断力が必要だが、今回の会議ではCO2問題とは関係なく反米という立場で発言し、行動する指導者たちも見られた。国内向けに自らのポジションを取ることを重視したものだろうが、地球の未来に対する先見性に欠けているといえるだろう。

米国にオバマ大統領が誕生したことにより、世界での反米的ムードは減少しつつある。しかし、ベネズエラ、ボリビアなどは反米的行為を続けている

核軍縮問題でも米ロでの合意を見ることができないでいる。
またイランはイラク領内に侵攻した。
ドルの信用低下ともあわせ、米国の政治力に陰りが見えている。

COP15は多極化時代の外交の難しさを、改めて世界が感じた会議であった。

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