国際関係・国際協力

[ リスト ]

2010年は朝鮮王朝滅亡から100年に当たる。そして、中国が上海万博を開催し、経済大国としてその地位を確立するであろう年であり、日本では50年以上にわたった政治体制が実質的に変革する年となる。欧米の近代化の観点から見れば、大きく遅れた北東アジアのこの3カ国は、21世紀の10分の1が過ぎた現在、世界のGDPの約5分の1を占めるまでに至っている。

この3カ国の中では、20世紀においては日本がフロントランナーであった。そして21世紀にはその役割をおそらく中国が担っていくのだろう。その1つの事例として、2010年1月1日に中国とASEAN主要国のインドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイが貿易品目のうち90%について関税障壁を撤廃した。これにより、中国が人民元の安さから、これらのASEAN諸国に対する輸出を拡大させることはほぼ間違いない。
日本円がこの2年間で主要貿易相手国の通貨に対して約20%も強くなっていることを考え合わせれば、日本の対アジア輸出は一層厳しくなることも考えられる。

日本の経済界には、アジア市場が中国に飲み込まれる前に、この市場での環境や公共インフラなどの日本の技術力を活かしたビジネスを軌道に乗せたいとの強い意識がある。しかし、ビジネス環境は厳しい。

また中国と韓国の間では自由貿易協定(FTA)が模索されている。この動きは米国・韓国が3年前に締結したFTA(米国議会は未批准)の発効とも関連しており、米・中・韓の間では新たな貿易体制づくりが活発化している。

一方、日米間には普天間の飛行場移設問題を中心に不信感が広がっており、FTAの話どころではない。米国、アジア地域では中国と日本の経済的地位が逆転している。そのような状況の中でも日本の現政権は、「東アジア共同体構想」を提唱し、「対等な日米同盟」を強調している。
この外交姿勢については、日本国内からも理想論敵過ぎるとの論調がメディアで流れている。
先進国では、よほどの有事がない限り政権交代後100日足らずで外交や安全保障の基本戦略が大きく変わることはまずない。外交や安全保障は地政学を踏まえ、国際情勢の変化にあわせて日々検討されているものだからである。

21世紀のアジアでは、中国、インドの台頭にともなう経済変化が見られる一方、「不安定の弧」といわれる西アジアから北東アジアにかけての政治変化の中で、国家間の攻防が続くだろう。
その中で日本にとって軽視できないことは、世界の海と空の空間を押さえており、今後も世界の人、物、金、情報の移動に大きな影響力を有する米国との良好な関係の保持ではないだろうか。その関係を踏まえた上でアジア地域での日本の役割分担を幅広く模索し、「小さくともきらりと光る国」となることが21世紀の日本の目指すべきところであるように思う。普天間や北朝鮮の問題も、未来に向かっての時間的、空間的な広がりを意識した公議を深めるべきだろう。

閉じる コメント(3)

顔アイコン

差し迫って食糧問題かな、と私は思っています。ブラジルやオーストラリア、ロシアが生産基地化しつつあるようですが、この2国の食糧確保の動きに注目し、日本の立つ位置を調整しながら、は大事な判断ですが、企業のグローバル化など、人も企業も多国籍化するのが、日本の生きる道のように思えます。

2010/1/10(日) 午前 3:50 [ コロン ]

顔アイコン

日本は米中二国に二股掛けていると、股が裂けてしまう。二股外交は止めるべき。

2010/1/10(日) 午前 4:44 [ johnkim ]

はじめまして。
天邪鬼さまより到達いたしました。
日本は、「日米安保条約」を廃棄いたします。「アメリカのポチ」とは、呼ばせない。屈辱の歴史を終わらせまする。
「独立平和中立」をかかげます。
どの国とも仲良くお付き合いいたします。それが平和への道。
もう二度と「従属」に陥ることはない!武器は〜薔薇に変えます。
アジアは一つ、世界も一つ。人類は今、「世界平和大行進」真っ只中。エネルギー革命が世界をチェンジした。
日本も世界の平和に貢献する国となりまする。(礼)

2010/1/26(火) 午後 1:57 [ じゃじゃまる ]

開く トラックバック(1)


.
cigvi2006
cigvi2006
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事