国際関係・国際協力

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本日、国際協力を行っているNGOのプロジェクトに対する援助の審査に携わった。毎年、この仕事を通して、世界を舞台に他者のために活動している日本人に出会い、感動し、勉強させられている。
審査は2回に分けて実施され、本日は7件のプロジェクトを見た。どれをとっても、貧困や差別、治安の悪さなどの厳しい状況下でも、協力し、知恵を出し合って向上しようとする人間の強さや尊さを改めて知ることができた。また、世界にそうした中で暮らしている人々がいかに多いかを実感させられた。

ここに、そのプロジェクトの1つを紹介する。
それは、戦時下にあるアフガニスタンの首都カブールでの医療協力と公衆衛生の改善に関わっている活動である。具体的には、アフガニスタンをはじめイラン、サウジアラビア、シリアなどでも見られる皮膚リーシュマニア症の治療プロジェクトである。

リーシュマニア症は熱帯雨林地帯や砂漠地帯で見られ、サシチョウバエ類に刺されることで伝染する。皮膚リーシュマニア症は、放置すれば死に至る可能性が高い内臓リーシュマニア症と比較して軽症ですむことが多く、刺された部分は発赤、丘疹、潰瘍が生じて醜状を呈する。治療によってはこの醜状が残ることがあり、アフガニスタンでは女性の結婚などの障害となるケースも見られているという。

アフガニスタンでは1979年のソ連の侵攻以降、公衆衛生が悪化したため皮膚リーシュマニア症に罹患する人が増加しているという。カブールでは年間6万人が罹患しているといわれている。しかし、同国のカルザイ政権下で公的な医療や保健サービスは改善されておらず、多くの患者が治療を受けられず苦しんでいる。
そうした状況において、同プロジェクトを実施している組織は懸命な活動を行っている。同組織が1995年に開設した治療施設の状態も悪くなっており、決して十分な医療環境ではない。その中、状況を改善しようと年6回以上カブールに日本人関係者を派遣し、薬品の供与をはじめ治療施設の維持に努めている。
こうした努力に対する現地の評価は高く、信頼が寄せられている。

日本は民主党政権になってからインド洋沖での給油活動を中止し、その代わりとなるアフガニスタンでの新規支援策も行き詰まっている。このプロジェクトのような民間の実績の中に新たな糸口を見出してほしいものである。

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初めてコメントさせていただきます。
今のアフガニスタンの状況を見ますと、ペシャワール会の中村医師の想いと逆の方向に行っており、心が痛みます。
救いと言えば、民主党が給油活動を中止してくれ民生支援に切り替えてくれたことです。
アメリカの武力で多くの民衆が死んでいる状況では、民衆の支持は得られません。
日本は中近東には、中立の立場で好感を持たれた立場でした。あくまで民生支援を地道に進めるべきです。
アメリカのやりかたでは解決しません。既にベトナムと同じ泥沼に入ってしまっているのですから。

2010/2/18(木) 午後 11:48 [ iron 牧原 ]


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