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3月28日、オバマ米大統領がアフガニスタンを電撃訪問した。同国には、同月24日、英国のチャールズ皇太子も訪問している。さらに、同22日には国連安保理でアフガニスタン支援派遣団(UNAMD)の1年延長が採択された。
こうした一連の動きは、3月17日にマクリスタル国際治安支援部隊(ISAF)司令官が明らかにした、タリバンの牙城があるアフガニスタン第2の都市、カンダハルの制圧作戦を開始したこととも関係している。
3月9日にゲーツ米国務長官がアフガニスタン訪問時にかたっているように、このカンダハルでの掃討作戦の成否は、オバマ政権のアフガニスタン政策の成否を左右すると見られている。
一方、アフガニスタンのカルザイ大統領は、2月にパキスタン情報部に身柄を拘束されたタリバンのNo.2のアブドルガニ・バラダル師や、イスラム党のヘクマティアル元首相の関係者などの反政府勢力と和解のための協議を行っている。
この国民和解の動きは3月11日、カルザイ大統領がパキスタンを訪問し、ギラニ首相との会談で合意したものである。カルザイ政権としては今後、4月29日頃に開催予定のロヤ・ジルガ(国民大会議)に向けて国内の各勢力と対話を続けると、同首脳会談後の記者会見でも述べられている。
しかし、カルザイ大統領は3月10日に、タリバンへの武器供与や訓練支援をしているとの疑惑がもたれているイランのアフマディネジャド大統領の訪問を受けている。また、同月24日には北京を訪問し胡国家主席と会談し、貿易と経済協力拡大に関する協定に調印するなど、治安問題は外国まかせの姿勢を貫いているようにも見える。
カルザイ政権は、国際社会の治安回復への努力や復興支援を当然のように受け止め、感謝を表明しつつも政権内の汚職撲滅や国内の麻薬対策に本腰を入れずにいるのが実情といえそうだ。
こうしてみると、2011年7月の米軍撤退開始は、アフガニスタンの民生面の改善とは関係なく行われる蓋然性が高くなっているのかもしれない。
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オバマ大統領、突然の訪問でしたね。カルザイ大統領を相当プッシュしたと、報道されてました。アフガニスタンとアメリカの今後の関係は、どうなるんでしょう?
2010/4/1(木) 午前 8:42 [ Ropi ]