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沖縄県外への米軍基地移転問題では、メディアも鳩山首相の言行に対する厳しい批判を行っている。しかし、昨日も書いたが、批判だけをしていても次世代に手渡すべき日本の安全保障体制をつくることはできない。
かつての戦争では、沖縄だけでなく広島、長崎、日本の各地で市民が犠牲者となった。また、青年たちは無駄に命を落とすことになるかもしれないと思いながらも、日本の新生のためにとの思いで戦地に赴いた。
その人々の死の意味を、沖縄の人々も本土の人々も、つい最近までは語っていたし覚えていた。
今、この基地問題が騒がれている中で、忘れかけていた言葉を思い出した。それは従軍記者として第二次世界大戦を取材した経験を持つ、あるジャーナリスト(故人)から聞いた「個人の利益を超えて守るべきものがある」という言葉である。
もはや「守るべき」人や郷土は日本にはなくなってしまったのだろうか。国内外で犠牲となっていった人々の思いを、受け継ぐ必要性はなくなったのだろうか。
日本は今、経済的にも政治的にも危機的状況にある。
こうした時だからこそ、かつて人々が継承してきたものの中で、次世代に引き継ぐべきものがあることを再確認する必要があるように思う。
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