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4月18日、クウェートのアハマド石油相が、同国が東日本大震災の被災者への支援として、500万バーレル(420億円相当)の原油もしくは石油製品を無償供与すると発表した。
クウェートと日本の関係では、元首相サバーハが外務大臣時代に訪日し、当時の大平外相と会談した際、大平氏が眠ってしまったと思われたことや、エレベーターまで見送らなかったことで、関係が悪くなったというエピソードがある。また、1991年の湾岸戦争直後、クウェートが自国の解放に協力してくれた各国への感謝を示す新聞広告や切手に、日本が入らなかったことで、日本側から強い不満が表明された苦い歴史がある。
この問題は、湾岸戦争においてクウェートにいた日本人がイラクで「人間の盾」となった人質問題とともに、日本外務省関係者に大きな衝撃を与えた。
そのことが、日本にとって大きな歴史的転換ともいうべき、2003年にはじまったイラク戦争での人道支援のための自衛隊派遣へとつながっていく。
さて、何故、クウェートが復興支援を行ってくれたのだろうか。
その理由の1つとして、イラクがクウェートに侵攻した際(1990年)、クウェートの王族たちの国外脱出のためにアブダビ石油が尽力したことが挙げられるだろう。また、日本クウェート友好協会を通して、二国間関係の増進が図られ続けていることもある。
こうしてみると、国と国との関係も、人間同士のつながりがどうあるかにかかっていることが多い。
東日本大震災の中、人と人が支え合い、つながることがいかに重要かを学んでいる。
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東日本大震災
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