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2月1日、ウィーンで開催された石油輸出国機構(OPEC)臨時総会は、日量2725万バーレルの生産量(イラク、アンゴラ、エクアドルを除く)を維持する決定を下した。会議開催を前に1月30日、米国のボドマン・エネルギー長官が、米国経済を助けるためにOPECは増産すべきだとの意見を述べた。このように米国をはじめ石油消費各国では、原油高が国際経済に与える影響を懸念してOPECに増産を求める声が強かった。しかし、国際的に資源ナショナリズムの傾向が強まる中、産油国は原油価格の高止まりを望み、今回の決定となった。また、イージーオイル(開発しやすい石油)はピークを迎えつつあるとの評価もあり、中長期的には原油の需給バランスにおいて需要が高まる方向にある。
こうした状況の中で、サウジアラビアは需要期における国際経済の景気後退を心配して、日量900万バーレル産油枠に対し、920万バーレルまでの増産をしている。同国のヌアイミ石油相は、2月1日にアルハイヤートとのインタビューでこれを認めている。サウジアラビアは、OPEC全体としては増産できないが、単独でビジネスとして対応できることを示したと言えるだろう。言い換えれば、OPECの生産調整は必ずしも十分に機能していないと言える。一方、原油価格については、米国商業取引所(WTI)での1日の総取引額が4億9000万ドルに達しており、これは実際の原油生産量の6倍であると報じられている。つまり、現在OPECだけでの価格調整は難しくなっている。
しかし、OPECは次のような理由で世界の注目を集め続けている。1980年代に非OPEC(ノルウェー、ロシア、カナダ)の台頭により、生産調整、価格支配力が低下していた時に比してOPECの結束力は回復基調にあり、OPEC加盟国の石油確認埋蔵量は世界の8割を占めているという現実が重みを増してきている。また、キング・ハバート博士による、2010年に世界の原油生産量のピークが来るとの推定もある。こうした国際エネルギー事情を見ても、日本は湾岸産油諸国と各国の特色にあわせたより細やかな関係強化を一層推進すべきである。さらに言えば、国際社会におけるオイルマネーの効率のよい生産活動への還元のために一役買ってほしいものである。

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