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5月6日、ニューヨークの原油先物市場が1バレル=122.73ドルをつけ過去最高値を更新した。翌7日には、訪日した胡国家主席と福田首相による日中首脳会談が行われ、ロシアでは政治指導者が交代するなど重要な政治動向があった。また、ミャンマーではサイクロンの被害で死者数が2万人を超えたとの報道があった。この一両日、国際社会は大きく動いた感がある。
こうした激動の時代の中で、あなたであればどちらのタイプの政治指導者を選ぶだろうか。4月24日付の英紙ガーディアンの記事を借用すると、第1のタイプは現状を具体的に変化させることを提案する人物、第2のタイプは将来の根本的な変化を提示する野心的なビジョンを持つ人物である。そう、前者がクリントン上院議員、後者がオバマ上院議員である。
激動期には、現実調整型で説明不足のイメージがある政治指導者が選ばれることはあまりないが、クリントン型とオバマ型の二者択一となれば一般的には票は二分されると考えられる。こうしたケースでは、クリントン議員の「卑劣な選挙運動」(ニューヨーク・タイムズ紙)と揶揄されるオバマ議員への個人攻撃が有効な手段となる場合もある。その中、5月7日にノースカロライナ州で勝利したオバマ議員は次のように語っている。「対抗陣営の用いる戦術を私たちも使用すれば、分裂と行き詰まりに陥る。だからこそ、それをしないでこれを終わらせよう。力強く、繰り返し自信を持って真実を伝えることで」(5月7日付AFP)
このようなオバマ議員を支えている層に若者たちがいるといわれている。もし同議員が民主党の大統領候補になれなければ、この若者たちは米国の政治をどのように受け取るだろうか。一方、米国のユダヤ票や資金を意識してか、対イラン強硬論を唱えているクリントン議員が、もし大統領に選出されれば、米国の中東外交はどのようなものとなるのだろうか。さらに、父親がケニア系米国人である“バラク・フセイン・オバマ”議員は米国の大統領としてふさわしくないと米国民(特に白人層)が考えるのであれば、それは“米国らしくない”といえるのだろうか。
CNNによると、今回の投票あわせるとオバマ議員は1836人の代議員数を獲得したことになり(クリントン議員は1681人)、必要な大議員数2025人に迫りつつある。この2人の戦いは8月の民主党党大会まで続くのだろうか。そうなると、共和党のマケイン候補が有利との分析もある。
いずれにしても、1年近くに及ぶ選挙戦で自分の意見を明確に述べ続けられる指導者候補がいる米国を、うらやましいと思うのは私だけだろうか。

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