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8月25日現在、アフガニスタン大統領選挙に関し、カルザイ大統領と対立有力候補者のアブドラ元外相との間で選挙の不正について厳しい非難合戦が行われている。 選挙という制度は勝者と敗者を分ける制度であり、しこりが残ることも少なくない。アフガニスタンの復興においては、有能な人材が協力することが何より重要なのだが、対立の芽が伸びていることが残念である。 さて、ここで「共感」について少し考えてみる。この概念に良いイメージが持たれることが多いが、一方でバランス感覚を失い極端な行動をとる危険性も付きまとっている。カルザイ政権の共感者には、対抗勢力や反政府的な人々を拒否する姿勢が見られている。このことが、カルザイ氏がパシュトゥーン族で、アブドラ氏がタジク族であるという単なる民族対立を超え、個々人への憎しみが高まり、解決困難な状況をもたらす恐れがある。 この解決のためには、相手を見つめ続けることにより、その存在を受け入れる心を育てることが重要である。つまり、「顔も見たくない」という状況にしないことである。アフガニスタンの国民和解の第一歩は個々人がそのような努力をするところからはじまるように思う。
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2009年08月25日
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