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近所ではありますが、自宅の引越しのため大変長らくブログを書かなかったこと、お詫びいたします。まだまだ片付いておらず、山積みのダンボールの中で、書類や書籍を捜す日々が続いています。
 
さて、G8G20と国際的な会議が続いているが、国際的合意はなかなか得られない状況にある。そして、各国ともに自国の利益を優先したグループ化が進んでおり、グループごとで問題解決に向けた対応をする傾向が強くなっているように見える。
 
その中、気になるのがアフガニスタン情勢である。
アフガン駐留国際部隊も指揮下におく米軍のマクリスタル司令官(陸軍大将)が解任された。オバマ大統領は、同司令官の解任に当たり、文民統制と軍機の尊重は新兵にも、新兵を指揮する将軍にも等しく適用されるべきだと述べ、マクリスタル司令官とその側近が「間抜けな文民に仕事を任せることはできず、せいぜい無視した方が良い」(ローング・ストーン誌)などと語ったことの責任を取らせた。
 
このオバマ大統領の判断は正しい。しかし、問題は9年間に及ぶアフガニスタンでの戦闘をどう終わらせるのかが未だに見えないことである。
オバマ政権にとって、アフガニスタンへの3万人の増派を決めてから6ヶ月以上が経つ(この8月で増派は完了の予定)。今年12月には再度、戦略を見直すが、オバマ政権は来年7月を撤退開始期限としている。
ただ、マクリスタル氏とその側近が指摘するように、オバマ政権内で現状認識の不一致があることは事実である。特に、カルザイ大統領との関係で、アイケンベリー駐アフガニスタン大使やアフガン再建を監督するホルブルック特使が十分機能しておらず、軍の成果を活かしきれていないことが問題となっている。
 
そうした状況の中、マクリスタル氏が解任されたことで、次のようなリスク材料がさらに問題となる。
1は、アフガニスタンの人々が外国軍の撤退にともない米国の影響力が急速に弱まると考えている点。
2は、アフガニスタンの民主化・自由化がイラクのようには進展していない点。
そして、これまで軍事作戦を立案してきたマクリスタル氏がいなくなることで、現在実施されている作戦が軌道に乗りにくくなる。特に、同氏が築いてきたアフガニスタン、パキスタンでの人脈が使いにくい状況となるだろう。
さらに、アフガニスタンの政治指導層内部でもアルカイダ、タリバンとの交渉を進めるカルザイ大統領と、それに反対する勢力との分裂が一層深まる恐れもある。
 
そうなると、アフガニスタンでの死傷者が増加し、同盟諸国が対アフガニスタン政策を見直し、撤退へと動くことも考えられる。
現に、イギリスの新連立政権は、軍参謀総長スタラップ大将とジェフリー国防事務次官を早々に更迭し、「戦略防衛見直し」を行う方向にある。
 
果たして、アフガニスタンへの武力介入がどのような結果をもたらすのか、もう一度チェックをする時期だといえるだろう。

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