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513日、パキスタンの北西部チャルサダ地区で「パキスタンのタリバン運動」が治安部隊訓練施設を標的に自爆テロを行った。この攻撃はビンラディン容疑者殺害への報復だとの犯行声明が出され、その犠牲者は80人近くに上った。
ビンラディン容疑者殺害に対する報復テロはイラクでも起きた。510日、ティクリートで警察車両に対する爆弾テロが発生、11人が死亡している。同事件では「イラク・イスラム国家」が犯行声明を出しており、その中で、アルカイダのナンバー2のザワヒリ容疑者に忠誠を誓うとの表明があった。
また、56日にはアフガニスタンのタリバンの報道担当者が、ビンラディン容疑者殺害への報復として、欧米に対する聖戦を加速させると宣言し、南部カンダハルへの攻撃を開始した。
 
今後、短期的には、このような報復攻撃がパキスタン、イラク、アフガニスタンなどで頻発することが十分考えられる。
その一方、ビンラディン後のアルカイダの指導者問題については、まだ確定したとの表明はない。
エジプト系のメディアでは、ナンバー2のザワヒリ容疑者が有力との言説が流されている。しかし、同容疑者が高齢でありカリスマ性に欠ける点、さらにエジプト人であるため他国のアラブ系のジハーディストの支持が得られていない点などの指摘も報じられている。
その中、ビンラディンの息子のハムザ・ビンラディン(20歳)が注目され始めている。年齢が若い点、実績がない点などに鑑みれば、後継者として問題があるが、その短所をザワヒリ容疑者やテロ・マニュアルを作成したセイフ・アル・アデルなどの第1世代のアルカイダ幹部がサポートする体制が構築されることも考えられる。
また、イスラエル系や米国系のメディアでは、アラビア半島のアルカイダのアンワル・アウラキや、アフガニスタンにおいて指導的立場で戦闘に関わっているアブヤヒヤ・リビの指導力を脅威と見る論調も多い。
 
19982月に設立した「ユダヤ人と十字軍に対する聖戦のための世界イスラム戦線」の中核となったアルカイダは、今後、組織の再編期に入り、分裂の可能性を指摘する声もある。
しかし、イスラム過激派(ジハーディスト:聖戦主義者)は、単独犯を含め、テロの機会を狙い続けることは確かである。例えば、ビンラディンの日記に書かれているとされる主要国サミット、米独立記念日(74日)、米国同時多発テロ10周年(911日)をはじめ欧米社会において耳目を集める何らかの記念日が、テロ実施日に選ばれる可能性もある。
日本でのテロ実施の蓋然性は低いが、こうした海外での行事において日本人がテロに巻き込まれるリスクはある。
さらに、アルカイダとともに「ユダヤ人と十字軍に対する聖戦のための世界イスラム戦線」に関わりのある、アジアでのジャマーア・イスラミーア(JI)やパキスタンのラシュカレトイバなどの動向にも十分注意を払う必要がある。

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