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1979年にマフディーを名乗るカハターン・カハターニら武装グループによる占拠事件の舞台となった聖地メッカのハラム・モスクに、天使たちが降臨した映像がユーチューブとフェイスブックに載せられている。このことを7月22日付クドゥス・アラビー紙が写真入りで紹介した。
同紙によると、ユーチューブのコメント欄にはアブラドゥル・ムウティー・バイユーミー師(アズハル・イスラム研究アカデミー会員)の言葉が掲載されているとのことである。また、同師はホームページで天使の降臨について、「人間の心を静けさで満たすため、もしくは苦難に際して手助けや立証、援助や支援をする為である」と説明している。
さて、この天使の降臨は何を意味するのだろうか。
エジプトでは7月23日、市民の抗議デモが“ならず者集団”に襲撃される中、機動隊が市民保護を怠る事態が起き、再び政権(軍最高評議会)と市民との緊張が高まっている。
また、リビアではカッザーフィー政権側の官房長バシール・サーリフ氏がフランスのサルコジ大統領、ジュペ外相とパリで会談を行い、停戦交渉を行っていると報じられている(7月18日付アルハヤート)。一方、戦闘は継続している。
さらに、7月23日付のアル・アハラムは、サウジアラビア政府が合法的な反政府活動に対しても罰則をかけやすい法的規制を準備していると報じた。
そして、イラクとアフガニスタンでは、米軍の撤退が進む中でも依然として小規模な戦闘が続いている。
このようなイスラム社会の混迷を救済するために天使が降臨したのだろうか。
ユダヤ今日、キリスト教、イスラムとつながる一神教社会において、6信(神、天使、聖典、預言者、来世、神の予定の6項目を信じること)を保つことは共通して大切なこととなっている。
この観点で、天使の降臨の理由を考えるならば、ノルウェーの連続テロ事件に見られるイスラムとキリスト教など、一神教教の間の溝を埋める手助けや支援することが目的だと考えたい。
そうであれば、それはグローバル化の中、宗教や民族間の偏見などから生じる対立や紛争が多発している国際社会の救済となるだろう。そして、それは多くの人々の願いである。
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2011年07月28日
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