1964年のイタリア。 スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。 ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコール・キッドマン)など美しい女たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーとのはざまで幻想の世界へと陥っていく。 ロブ・マーシャル監督もいっているとおり この『NINE』の原点にあるのは、1963年にアカデミー賞を受賞した不朽の名作フェデリコ・フェリー二監督の『8 1/2』ですね。 この作品もインテリの悲劇、いや、喜劇なのか・・・。 この主人公グイド・コンティー二は、私から見ればイケ好かない最低人間です。 何浮気してんだよ.....。見え透いた嘘をついてないで、自分の立場考えろよ。 もっとやるべき事あるだろ、みたいな.....。 理性の発達した大人でもちょっとしたことに足をすくわれたり、映画監督のような素晴らしい仕事に就いていても周りのアホらしいことに振り回されてロクな仕事できなかったり....。 なんだかんだいって、いくら教養身に付けたって、結局人生って馬鹿らしいなぁ。 愛人は自殺しかけ、妻には逃げられ、脚本が全然出来ないは…でどう最後収拾つけるんだって心配になりましたが、ラストでのシーンでうまく昇華してくれたなと思いました。 いくら真面目に哲学的なこと考えて崇高な想いをめぐらしても、いやらしい欲望とかくだらない出来事に塗れながら生活を送ってる。 馬鹿な自分に素晴らしい映画を作っちゃう自分。妻に仕事仲間に愛人にといった自分を取り巻く雑多な人々。 そういうの、全部ひっくるめたのが人生なんだと….。 走って、こけて、笑って、泣いて、それが人生….。悲劇的で喜劇的。 なんかそういう全人生の肯定を悟らされる作品でした。 とにかく女性キャスト陣が豪華で きらびやかでした。 出演するどの女優さんでも一本の主演映画が撮れるほどの豪華さに加えて、主演のダニエル=デイ・ルイスのまるでダメ男っぷりが魅力的な作品です。 ミュージカルでありつつも、ミュージカル色が薄いため、違和感なく観ることができるでしょう。 ■監督 : ロブ・マーシャル ■脚本 : アンソニー・ミンゲラ ■出演 : ダニエル・デイ=ルイス 、 マリオン・コティヤール 、 ペネロペ・クルス 、 ジュディ・デンチ 、 ケイト・ハドソン 、 ニコール・キッドマン ■上映時間 : 118分 ■ジャンル : ミュージカル http://www.youtube-nocookie.com/v/pSG9mWbD1_I&hl=ja_JP&fs=1&rel=0&color1=0xcc2550&color2=0xe87a9f&hd=1&border=1 ◎●公式サイト「NINE」は こちら ◎● |

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