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 野田総理の一昨日の“何とかと何とかの一体改革”についての発言について
 自民党が”恫喝”だと反発をしているらしい。
 あれはどう考えても”恫喝”だと私もそう思う
 
 映画で悪役が
 ”言うことをきかなきゃあ、
 いったいどうなるかわかってるんだろうな”
 と凄みを聞かすのとほとんど同じ。
 
 ここの言い方の“ミソ”は、
 一体どうなるかについて
 絶対に具体的には言及しないことで
 言われた側の不安をいっそうかきたてるというところ
 
 演説上手といわれた野田総理にしては
 人の心に響かせずに
 人の不安に付け込むやり口と言うしかない
 
 メディアの報道姿勢もおかしい
 総理の”不退転の決意”をあらわしたものと
 書き立てている
 
 ”不退転の決意”で臨むべきことは
 もっと他に沢山あるのではないだろうか
 
 あー、またスタッフに言われるだろうな
 映画のことを取り上げろ!って
 
   
 
 昨日、映画「エクレール お菓子放浪記」の宣伝をお願いしているマジックアワーさんよりメールが入りました。
 
  明日、17日(火)19:00〜20:54、CX「なかよしテレビ」の特番にて
  http://www.fujitv.co.jp/nakayoshitv/
  吉井一肇くんのインタビューが放送されるとのこと。
 
 演出ではあろうけれどにぎやかな番組だったと記憶している。
 昨年この番組を見たときに、思い出したことがあった。
 
 たしか90年代の半ば 
 「エイジアン・ブルー 浮島丸事件」と言う映画製作にかかわった時のこと。
 福岡での試写会後
 30人ほどの参加者で監督を囲んで懇談会が行われた
 
        ※ 浮島丸事件
            1945年、舞鶴湾において一隻の貨物船が爆沈した
            機雷に触れた、あるいは船内に爆弾が仕掛けられたなどと
            様々な説が飛び交った
             この船には、戦前日本に連行され
            主に東北地方で働かされていた
            3000名を越えるとも言われる朝鮮人が乗船していたが
            1000名近い方々が犠牲になったという事件である
 
 参加された方が順に映画の感想を述べていき、
 ある男性の方に廻った
 男性は少し緊張したおももちで語り始めた
 
 「映画の感想は別にして私はお聞きしたいことがあります」
 
 さて何だろうと皆はその男性を注視した。
 
 「いま皆さんは、感想を語る中で
  朝鮮の方、韓国の方と必ず”方”をつけて言っておられました。
  アメリカ人、イギリス人と言い切るのに
  何故私たちを言う時には”方”をつけるのですか?!」
 
 彼は在日朝鮮人であった。
 質問と言うよりも詰問の口調に参加者は沈黙した。
 
 その沈黙を破ってKプロデューサーが立ち上がった
 彼は、80年代末期に大阪生野区を舞台にした
 在日女子高生と日本の青年の交流を描いた
 映画「潤の街」の製作に携わった人である
  
          ※ 潤の街
            金佑宣監督、金秀吉脚本。日本映画監督教会新人賞授賞作品。
            シネマ・ディスト配給作品です。ホームページ参照ください。
 
 「そうなんだよね。僕らは、どうしても朝鮮人、中国人に対して
 何か奥歯に物が挟まったような気持ちに囚われるんだよね。」 
 彼は続ける
 「誤解を恐れずに言うならば、そうした歴史の負債を払拭して
 いつか堂々と真正面から対等なケンカができるようになるために、
 僕らはこの映画を作ったんだよね」
 
 質問を発した男性を含めしばらく空気はとまったようになっていた。
 誰かが”そうか”と言うような声をあげてふたたびざわめきが戻った。
 
 同じ様なタイミングで韓国文化院の幹部の方とお会いする機会があった
 その際に出た
 「私たち戦後生まれの日本人にも、戦争責任はあるとお考えですか?」
 という質問に対して応えた文化院の方の言葉も忘れられない  
 その方は、少し間を置いてから、真剣な表情で応えた。
 
 「戦後生まれの皆さんに戦争責任があると私は考えていません。
  しかし、あの植民地化と戦争の時代を反省しない政治を
  続けさせている責任はあると思います。」
 
 当時、朝鮮の植民地化について、悪いことばかりではなかったと
 正当化するような発言が相次いでいる最中のことだった。
 
 あれから10数年がたってしまった。
 そこで見た”なかよしテレビ”の光景は
 少々驚きであった
 
 多少の演出があるとはいえ
 屈託を感じさせずにお国自慢や
 相手の国をはげしい言葉で非難をする
 
 もしかしたら、10数年前にKプロデューサーが言っていた
 真正面から対等にケンカできるようになったのかと
 見まがうような光景がそこにあった。
 
 でも勘違いしない方がいい。
 敢えてこうした番組が存在すること自体
 このアジアの3国の中にいまだ解決できていなかったり
 あるいは、その後生まれてきた新しい問題が
 横たわっていることをも示していることを。
 
 だからこそ歴史の負債に対し
 日本人は頬かむりせずに
 乗り越えていかなければならないと改めて思うのだけれど
 
  ”歴史の負債を払拭して、
   堂々と真正面から対等なケンカが
   できるようになるために”、
 
 10数年前のスタッフたちの思いが
 この”なかよしテレビ”の企画に
 少しでもつながっていることを
 心から願いつつ
 今日の吉井一肇くんの登場を
 私は注目したいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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 先日、映画「エクレール お菓子放浪記」製作委員会鳥居代表が
 久々に事務所を訪れた。
 
 いろいろと情報を交換した。
 こちらから報告したのは、3月末で500ヶ所上映を達成する見通しであること
 鑑賞人員もおそらく30万人を超えるであろうこと
 首都圏での上映がようやく勢いづいてきたことなどなど
 
 鳥居代表からは
 宮城県ですでに4万人を越える方々がご覧になったということ
 内陸部では市民的上映の取り組みが進み
 沿岸部では、「セーブ・ザ・チルドレン」の援助で
 学校上映がすすんでいるとのことであった
 
 今、もっとも鑑賞者数が多い県は静岡県
 震災にあった宮城県がそれを上回っていることに驚く
 
 石巻亀山市長は、各地に上映が広がっていることについて
 どんな風に仰っておられるかと聞いた
 
 「とにかく大喜びだよ。お金も物もまだまだ必要だけれど
 映画の上映を通して気持ちがつながっていくのを喜んでおられるよ」
 
 昨年、震災から一ヶ月が過ぎた頃
 被災した市民の方々を励ます機会にならないかと
 亀山市長にご相談したときには
 市民がこの作品に向き合うのはつらすぎる
 まだ時間が必要です、とのことであった。
 
 ようやく試写会ができたのはそれから5ヶ月経った9月末
 何とか被害を免れたホテルをお借りして
 エキストラの方を中心に200名ほどの方にご覧いただくことができた
 
 その時に会場で耳に入ってきた市民の方の声
 
 ”忘れられてしまうのが怖い”
 
 その後、日本中に上映が広がり
 昨年暮れには、中国「金鶏百花映画祭」での主演男優賞授賞
 新藤兼人賞銀賞受賞
 そして最新のところでは、
 ブルーリボン新人賞、助演女優賞へのノミネート
 
 そんな話題もあいまって、驚くほどの勢いで上映が広がっていった
 先週は、川崎市幸区の打ち合わせに参加した。
 副区長を筆頭に区役所各部署の担当者⑩数人が参加しておられた。
 
 昨年行った関内ホールでの試写会に参加された主婦の方が
 いったいどうしたら上映を地元で実現できるのかと
 相談をいただいたところから始まった取り組みだった
 
 ただただこの映画を大勢の人に見てもらい
 戦争のこと、震災のことを考える機会にしてほしいと
 出会う人にこつこつと話を積み上げたという
 
 昨年暮れになって状況が劇的に前進した
 
 「幸区として、被災地復興支援事業をどう進めようかと考えていたところに
 区民の側からこの上映の呼びかけがありました。
 もともとやろうと思った”写真展”と”物産販売”の取り組みに
 この上映をも位置づけて全面的に応援したい」
 幸区副区長が呼びかけに応えてくれた瞬間であった。
 
 この日、午後には多摩市ボランティアセンターからも相談を受けた
 震災後、石巻を初めとして支援ボランティア派遣に取り組んできた
 その取り組みのひとつの発展として上映会を行いたいとのことだった。
 
 昨年暮れから、私自身が直接にに相談に立ち会っただけで
 千葉県成田市、松戸市、千葉市、
 神奈川県川崎市幸区、中原区、
 東京都多摩市、台東区と続く
 
 ”どんなに遠くに離れていても
  どんなに時間が経とうとも忘れない”
 そんな思いを込めて上映を呼びかけてきた
 
 「宮城県では4万人が見てくれた。岩手での上映も内陸部を中心に進んできている。
 だけど、福島ではまだ一箇所も上映を実現できていないんだ。
 一人にも見せることができていないんだ。」
 
 話の最後にポツリと漏らした鳥居代表。
 
 震災による被害も甚大ではあるけれど
 それよりも何よりも
 いまだ終わっていないという原発事故の深刻さを感じざるを得ない。
 
 「福島の人たちに、この映画を見てもらうための
  何かいい道はないだろうか、一緒に考えてくれよ!」
 
 鳥居代表が残していった宿題が耳に残っている。 
 
 
 

うらやましいこと

 昨日、新潟の友人よりメールあり。
 
 10数行のメールの中に
 うらやましく思うことがいくつもあった
 
 彼の家では、地元の風習にもとづいて”繭玉”を作って飾っているそうだ。
 まずそんな”風習”が当たり前のように行われている光景がうらやましい。
 
 その彼の家に中学時代からの共通の友人Sが訪ねてきたそうである。
 二人がとりとめもなく大きな声で話している様子が目に浮かぶ
 昔からの仲間の家に行くなどと言うことはこちらではほぼない。
 行きたくても家の場所さえも知らない。 
 
 彼は、自らそばをうって友人に振舞ったそうである。
 えーい、なんとゆったりとした空気なのだ!
 で、そのうったそばを二人で食べたとのこと
 ”幸福”を絵に描いたような光景ではないか!
 
 彼は、せいぜい自分でそばをうったぞ、ということが
 少し鼻を高くしたい部分であろうけれど
 私にしてみたら、書いてあることの一つ一つが
 こちらでは手に入らないようなものばかり
 
 あー、時間を戻すことができるならば
 田舎に絶対に帰っているのに...。
 
 
 「イエロー・ケーキ」を見た。
 
 途中で言葉を失ってしまった。
 福島原発事故で、私たちが”原発安全神話”に
 どれだけのせられていたかを思い知らされた
 
 原発の安全性どころではない
 それよりも前
 核燃料採掘時点で
 取り返しのつかない問題が起こっている
 
 福島原発事故以降、
 私たちが知ってしまった放射能の脅威
 ウラン鉱山では
 もっと原初的に
 もっと大規模に
 もっと深刻な形で
 脅威が広がっていることが浮彫りになる
 
 何の知識も与えられずに
 他の鉱物資源と少し違うだけだと教えられ
 働く人々とその家族の姿が痛々しい
 
 株主と会社の利益を前面に打ち出し
 労働者と地域社会に向かい
 平然と”安全”を強調する経営者達
 
 そして社会全般の利益のためにと嘯き
 それに手を貸す政府と行政
 
 この映像に、3.11以降
 わが国で展開されている
 福島原発事故と政府、東電の対応を重ねた時
 身震いを覚えずにはいられない
 
 ※ 1月28日より渋谷アップリンクでロードショー。
 ※ 「母なる大地から心臓を抉り出してはならない。
    それは灰の詰まった瓢箪と化し
    やがては世界を破滅に導く」
    ーチラシ裏に記載された”ホピ族”の予言の言葉よりー
     
 そう言えば、原子炉は瓢箪に似ている...。
 
 
 
 
 

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