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それぞれの山頂ものがたり
自分らしく歩く!

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2015/ 7/10〜11
北岳〜間ノ岳(往復)

梅雨の休みに北岳〜間ノ岳を登った。北岳はこれが21回目であり、19回がテント泊である。
当初、1日目に広河原〜北岳を、2日目に北岳〜池山吊尾根を計画していたが、2日目に起きてみると満天の星空なので、のっぺりとした稜線+森林帯の歩きをやめて、2日間とも3000m級の稜線漫歩を楽しんだ。

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北岳から北岳山荘を見る

前日までは大雨が続いていた北岳。1日目は雷鳴が轟いたものの降られることはなく、徐々に青空が見えてきた。NHKの取材が3組も入ったが、金曜日とあって一般の人は少なく、静かな山歩きを楽しんで北岳山荘にテントを張る。

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おNEWのテントと北岳

こんないい天気、絶好の登山日和の日に池山吊り尾根を下りて林道歩きなどはもったいないと、間ノ岳を往復することに。間ノ岳頂上で親子連れのライチョウがいて、若い人がガレ場を登って先回りして雷鳥をカメラに収めようとする。
「子連れだからお母さん雷鳥が可哀想だぞ〜。」と声をかける。青年はまたガレ場を下りてくるが、ガレ場斜面のハクサンイチゲを踏みながら下りてくる。
「登山靴で踏んだらひとたまりもないぞ〜。」
「北岳の花はどんどん少なくなっているぞ〜。」

イメージ 3
お花畑を越えて一歩でも富士山に近づく

間ノ岳から下りてくると、おじさんが登山道を大きく外れ、富士山を夢中で撮影している。
「何してるの〜。」「遠い富士山を写すのに、高山植物を踏んでそこまで行って、たった10数メートル距離を近くしてどうするの〜。」

「何も踏んでいないぞ。」

「あんたの足元を見てみたら。」

「石の上に乗ればいいんだろう。」

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登山道は左上 

年配のおじさんが登山道からロープを乗り越え斜面に下りて花を写している。大勢の人が休憩している場所からすぐ近くだった。

「(大声で)おじぃさ〜ん、おじぃさ〜〜ん、なにしてるの〜。」

「(振り向きもしない)」

「おじぃさ〜ん、あんたが写しているのは花で、踏み付けているのも花なんだよ〜。」
「お〜い、聞こえてるの〜。」

「(ひとしきり撮影して登山道に上がってくる。)」

「慰霊碑のプレートを写していたんだよ。」

「そのことと、ロープを越えて花を踏みつけることと関係ないじゃない。」

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おじぃさんはここから下りて行った

おじぃさんが下りて行ったところはここの斜面だった。高山植物が急速に著しく減少している原因は鹿の食害である。無為無策の環境省の責任は大きい。高山植物の宝庫だった草スベリには3時間の行程で見つけた黒百合の花はたった一輪であった。一面の草付の斜面がゴルフ場のようになっている。ミヤマハナシノブは食圧により背丈が10センチほどしかないものもあった。それ以上にミヤマハナシノブが何株あるか数えられるぐらいしかなかった。

人間の踏み付けによるダメージはたかが知れている。しかし、かりそめにも日本第二の高峰、よくも人の往来が激しい稜線で堂々と・・・。「猿」は北岳山荘に上がってきて雷鳥を驚かしているという。南東斜面のお花畑にも鹿が跳梁跋扈しているという。

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