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それぞれの山頂ものがたり
自分らしく歩く!

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2016/02/01

お客様を接遇中に、割り込みをして声を掛けるほかのお客様には友好的な顔をできない。そんな人様のことを考えいない人が多いのが常だ。今日も目の前のお客様との接遇を終えたばかりの時、ふいに声を掛けられてその人を見ると、欧米系の外国のご婦人だった。
「ありがとう。あなたの姿を見ていて気持ちが和らいだ。いい雰囲気を醸し出しながらお客さまに接していましたね。いいお顔でしたよ。」と言って私に微笑みをかけ、帰って行かれた。そのことを言いたかったとのことだった。
今日は、最長で2時間ほど待っていただかなければ対応できないほどの日だった。それほど息つく暇のない一日だったが、そんなときこそ早口にならず、ゆっくりと分かりやすく話をするように心がける必要がある。2時間も、3時間も待ってもらっても、その人の番が来た時に、この10分、15分はすべてあなた様だけの時間だというように専念した対応すると、そのような通常の社会ではありえないようなお待ちいただく時間があっても笑顔(?)でお帰りいただけることが多い。



2016/1/23

18日の大雪で光ファイバーのケーブルが断線したのか、我が家のどのパソコンもスマホも、wi-fiでもケーブルでもつなぐことができなくなったが、スマホがLTEでつながるのは幸いだった。

NTT東日本にどこに障害があるのか診断してもらおうと電話をしたが、何度掛けても、何分間かけてもつながることはなかった。2日目も同様だった。「順次つなげるが、ちょっと待っていろ。」とのメッセージが延々と流れるのを聞くだけであったが、夕方になって、20分待ってようやくつながった。

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今回、プロバイダーの電話も同様で、結局つながらなかった。NTTのはその事業体の規模からいって、まったく想像のできないほどのひどさであった。そして思うのは、電話を受けるカスタマーセンターの人は、待ちくたびれた人たちから、相当罵詈雑言を浴びているだろうなということだ。この人たちは、今の社会の仕組みから考えると、ほとんど社外の人だろう。お疲れさま!

障害の原因はルーターで、スイッチを入れ直したらネットに接続できるようになった。単純なことだったが、素人がそんなことをわかりようもなかった。回のことでようやく踏ん切りがついて、モバイルノートを買うことにした。Panasonicのモバイルノート「RZ5」で、SSDをチョイスした。LTEが使えるモジュール内臓のもの。価格の推移をこの2か月間ほどチェックしていた。

もう底値に近いだろうからと購入に踏み切ったが、店舗に買いに行く間にも価格は下がり続けている。店員さんに聞くと、価格ドットコムでの価格競争は泥沼状態だということだった。ただ、最安価格争がいつまでも繰り広げられているということはない。安売りの店舗の在庫が底をついたら、これまで高い値付けをして死んだふりをしていた業者が一気に息を吹き返す。要は買いたい時が買い得のタイミングと納得しておかなければ、同じ商品が毎日下がり続けているので、心の平衡は保てない。

そのRZ5を買ってしまったから、スマホの利用をやめることにした。RZ5はタッチパッド・パネルタッチ・マウスとどれも使え、何よりスマホのsimカードをRZ5に転用したがこの通信料は3GBで900円!ただ、山に持っていけないというのがネックだが、その時だけsimカードを換装すればいい。
 「山と渓谷」(ヤマケイ)は、数少ない山に関する月刊誌の一つです。毎年のことですが1月号には「山の便利帳」が付録として付いてきます。2016年の中身を見ると、登山地の情報として小屋のインフォメーションが掲載されています。この中で、避難小屋については、埼玉県とともに東京都が設置のものについては「緊急時以外使用不可」とされています。文言通り受け取れば宿泊はもとより「休憩」時も利用することはまかりならぬということでしょう。

 ただ、この「緊急時以外使用不可」ということを明示的に紙媒体に載せているのは山の便利帳以外にしか目にしていません。ところがこのヤマケイは、山の便利帳でこのような綺麗な言葉で謳いながら、無名山塾と共催し「安心登山者養成講座」の一環として、過去に酉谷山避難小屋を利用したツアーを計画したのでした。募集人員20人、参加費20,500円。主眼は避難小屋宿泊+ツェルト・テント泊体験というものでした。これはヤマケイと無名山塾が共同企画した掟破りの金儲けの手段にほかなりません。このツアーは、酉谷山避難小屋の一般利用者からの強い非難を浴びて中止に至ったものと思われます。このほかにも、登山ツアー会社や山岳会、趣味のクラブなどが参加者を募って酉谷山避難小屋を利用する計画がありましたが、その規模と金額からヤマケイ及び無名山塾の謀は、商業としての手段にこの小屋を使おうとしたことにほかなない驕りの極みのものと言わざるを得ません。ですから、ヤマケイの山の便利帳のインフォメーションは、避難小屋の利用形態に関しては自分たちの謀がとん挫したことに対する意趣返しと評価するのも一理あると言えるでしょう。

 酉谷山避難小屋は環境省の補助金を得て設置された避難小屋です。ですから、環境省がなぜ税収が豊富な東京都の事業に国費を投入したのかということを理解する手がかりが、建て替えなった羊蹄山避難小屋の建築に至るまでの会議資料にあるものと思われます。また、補助金を支出した環境省(=国=国民)が酉谷山避難小屋の利用にどのような利用のあり方を描いていたのかも知るよすがとなるものと思われます。この羊蹄山小屋は、避難小屋ながら管理人さんが常駐する小屋で、宿泊のために多くの人に利用されています。興味深いのはこれまでは清掃・掃除についての定めはなく、管理人さんが自主的に行ってきたということです。「管理人」を「利用者」に置き換えると、どこか酉谷山避難小屋に似ていますね。これまで3度、建て替え前の羊蹄山避難小屋に宿泊しましたが、それはそれは素敵な避難小屋です。酉谷山避難小屋とは一味違った雄大なスケールの展望が得られ、小屋の雰囲気も申し分ありませんでした。
 
 そのようなことを念頭に、酉谷山避難小屋を利用する際の心得的なものを考えてみたいと思います。避難小屋は、正論を述べれば、緊急時に使用されるものとして設置された小屋であることは論を待ちません。奥多摩の避難小屋についていえば、人に迷惑をかけることがひいては、避難小屋の利用を制限する口実に使われることとなることを肝に銘じておく必要があります。小屋の管理者である役所がダメと言ったらダメであることには異論をさしはさむ余地のないことぐらいは知っておくべきです。先に着いたからなどということで自分のスペースを確保したまたにし、遅くなった人が肩身の狭い思いをしないようにしてあげましょう。一方で、この小屋の利用を考えている人は、この小屋の週末がどのようなことになるのか想像を働かせ、ツェルトやテントを準備しましょう。いさかいを起こしたり、冷たい雰囲気まま過ごすことは、その場ではトラブルとして表面化しなくても後味の悪いものです。コミュニケーションを双方向でしっかりと図りましょう。

 平成26年度の東京都レンジャーの報告書に次のような記述がありました。
・ 避難小屋の利用
  避難小屋利用者から、先に到着した利用者が避難小屋を専有して飲食し、後から到着した利用者が土間で泊まることに なったと申告があった。奥多摩地区には、東京都が整備する5か所の避難小屋があるが、こうした専有を目的とした利用がいずれでも見受けられる。本来避難小屋は、緊急時の宿泊を可とするものであり、利用があまりにも常識外れであれば、周知徹底すべきであろう。

 この報告書中の「専有」「飲食」「土間」「申告」「周知徹底」という言葉に注目したい。「専有して飲食」というのは、グループで来た者たちが自分たちだけの世界を作って楽しんでいることを言っているのでしょう。それなら何も避難小屋であることせずに居酒屋でやればいいことです。「土間」ということは酉谷山避難小屋の土間を指すのではないでしょうか。それほど板の間は狭いのです。「申告」というのはチクリ、あるいはビジターセンターへの苦情、抗議の類のものであり、避難小屋では声も上げられずに悶々としていながら、そのはけ口として公的部門に文句を言うという、現代社会でびくびく生きている代表のようなやり口です。言いたいことがあれば屹然とした態度で、その場で直截に言えばいいのである。最後の「周知徹底」というのは「緊急時以外使用不可」という御触れを周知徹底させるということにあります。トラブルは多発するが管理者がその状況を直接に把握できないのだから、一律に使用させないのがコストもかからず、面倒もない一番手っ取り早い解決方法です。そのようなことも忖度できずに好き勝手な振る舞いをすることは己が首を絞める結果になりかねません。
 
 この報告書にトイレの汚れの現状についての記述はあっても、避難小屋内のゴミについての問題提起はありませんでした。そのようなことを言われるまでもなく、自分が利用したことによって生じた汚れはきれいにしていくのは当たり前のことです。しかし、早立ちが必要なこともありますし、そうしたくても掃除を始めるタイミングになっていない雰囲気の時もあるでしょう。そんなときは残っている人に言葉を掛けるなど気持ちだけ残していけばいいのではないでしょうか。もう、このごろは少なくなっていますが、それでも自分のゴミを意図的に放置して帰る人が後を絶たないのです。あまりにも人として恥ずかしいことです。誰もが「きれいな小屋」「きれいな景色」「おいしい水」などを楽しみにして来ているのです。今日は小屋の利用者は一人だから、誰も見ていないからとゴミを小屋に残したままというようなことが少なからずあるようです。以上のような当たり前のことをご理解いただけましたら、そして少しでも快適に酉谷山避難小屋の利用を考えていただけたなら、2016年の酉谷山避難小屋の利用も楽しいものになるに違いありません。(2016/1/1)

この記事は、ホームページ「やま旅・はな旅 北海道」の記事をそのまま転載したものです。
 幌尻岳額平川ルートは、幌尻山荘の利用のしづらさと渡渉が多いことにより、最近は新冠川ルートが使われることが多いようである。その際に利用される新冠ポロシリ山荘は、登山ツアーがあらかじめ宿泊スペースを独り占めにしたり、利用する登山のマナーの悪化などにより、この小屋を管理する新冠ポロシリ山岳会は、新冠ルートを利用する者を対象にした登山及び小屋利用のルールとマナーを制定し、利用者に義務付けることとしたそうだ。(日高報知新聞記事から)
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=29955

 そこまでされないと、マナーを守れないのかと言いたいが、ツアーを企画する会社や百名山を通り過ぎるかごとくやっつけでやるような御仁にごく当たり前のことを期待するほうが無理というものだろう。エサオマントッタベツ岳の先の稜線にテント場を切り開いたり、ヤオロマップ岳の岩場を崩し整地したり、登ってはいけない崕山にツアーを組んだりと、登山ツアー会社は好き放題である。

 山奥の小屋糞尿の後始末が大変なようだ。最近のヤマレコの記事に、新冠ポロシリ山荘の大便の汲み下ろしの記事があったが、このような影の苦労があることを知らなければならない。

 現代社会は、やりたい放題を自由や人には言われたくない自分の権利と、はき違えているものが多い。そのようなわがままな放題な自由人に対しては厳しく対処するしかないが、その結果が一応のマナーを守っているものにも波及するのはご免蒙りたい。雁坂峠への道が、トレランや競争登山に対し入山禁止措置を採っている。山をただ己の欲するまま使っていては、いつしかこのようなしっぺ返しを食らうということを覚えておかなくてはならない。


2015/12/11(病院で)

 山で出会う年寄りの男がどうして社会性がないのかと、ホームページに書いた。

 何度か酉谷山避難小屋でご一緒したブログ「登山メモ」の「かさご」さんも同じ思いをしておられることを知った。

 そんなおり、病院の待合室で「ドナルド・キーン」の「果てしなく美しい日本」を読み進めていると、氏は以下のように書いていた。

「長年の間、上司の御機嫌をうかがって暮らした日本人も、引退すると、今や自分の気まぐれが大目に見られ・・・」「日本では老人は、今や自分のことも他人のことも気に病む必要はなく」「共産主義者の会合も、狂信的右翼の会合も、老人たちでいっぱいになる。」

 山に限らず、年寄りの男どもの社会性になさに辟易しているが、アメリカ産まれで93歳の日本人ドナルド・キーン氏に、このようなことを教わるとは、自分の教養のなさをさらけ出すしかない。

 今もって通勤の駅頭で、安保法制を掲げて通行人にハンドマイクで呼びかけ、ビラ配りしているのはそのほとんどが年寄りである。暇があるのならもっと生産的なことをやればいいのにと思いながらその脇を苦々しく通り過ぎる。

 なお、キーン氏のこの著書は戦後1958年に英語版が企画され、日本語版は1973年に発刊されているようだ。

 せめて(私を含めた)年寄りは、もう少し可愛く生きなくてはならない。 

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