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カムイエクウチカウシ山に登るには、沢屋やペテガリ岳あるいはエサオマントッタベツ岳からの縦走を嗜好する者を除き、通常は八ノ沢を往復するのが一般的だろう。その八ノ沢を往復するコースが、2013年の今年は道道静内中札内線が人馬とも通行禁止のため使えない。
この道路が車両の通行を禁じていたのは、ホームページ「やま旅・はな旅 北海道」で2012年に記録していた。
しかし、人馬とも通行が禁止されていることはつゆ知らず、山小屋で同宿した人がカムエクに今夏登ると聞いて、その心意気を称揚したものの、後になって人も通行禁止だと知って中止したとの知らせを聞いて、改めてチェックすると、中札内ダム1km先のペンケチャップ橋を取り壊し、架け替える工事が行われるため、2014年5月まで通行ができないことが所管のホームページに載せられていた。
ところが、ツアー登山会社「ノマド」(札幌市)のホームページを見ると、(7/2現在)いまだにカムイエクウチカウシ山登山のツアーを募集しているので、他に良いルートがあるのかなと思って電話してみると、カムイエクウチカウシ山は中止だという。ならば、それを知った時点でHPでもその旨訂正すればいいものを、7/5現在、直近のツアーを中止しただけで、依然募集をかけている。
カムイエクウチカウシ山 ピラミッド峰&1839峰も
ということで、2013年のカムイエクウチカウシ山は万人がアプローチできないかと言うとそのようなことはなく、今も最低限の門戸は開かれている。それはエサマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山を往復するなり、カムイエクウチカウシ山を通り越してペテガリ岳に抜ければいいだけのことである。だからノマドも同じようなことを考えているのだろう(?)
あこがれの今日のテント場へ着くにはまだまだ先がある
この歳で現実的に2013年のカムイエクウチカウシ山を楽しむなら、
1日目 北東カール泊
2日目 春別岳泊
3日目 八ノ沢カール泊
4日目 春別岳泊
5日目 北東カール泊か下山
といったことになろうか。(威勢のいいことを書いたが実際には無理でしょう、この私には、もう。)
すごいテント場! カムイエクウチカウシ山を従えて・・・。
夏山が終わった時に、「カムイエクウチカウシ山 2013」でググるのを楽しみにしている。地の利を生かした道産子の心意気を見るために。
(画像はいずれも2010年のもの)
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日高山脈
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6/17〜18の日程で、北戸蔦別岳にテント泊の予定で出かけた。
天気は17日の夜半、北海道を気圧の谷が通過し雨になるとの予報であった。
朝、道の駅「樹海ロード日高」の駐車場で目覚めると、山に重くのしかかった雲が徐々に取れていくので、
予定の時間を後れて出発する。
千露呂川林道ゲートは開放され、自由に通行できる。
入山届(台帳)にはこれまで4人の記載があった。
林道の路盤はいつものように問題なく、北電ゲートに車を停めた。
取水口から先に2人分の足跡があったが、一人の足跡はすぐ踵を返しており、
もう一人のものも最初の徒渉点でギブアップしたようだった。
それが正解だったかもしれない。
特に地元北海道の人にとっては。(いつでも来れるから)
先に進むことにした。
その先は誰の痕跡もない、花々に見送られながらの北海道らしい山道歩きとなった。
そう高を括るのものの、割りと水量の多い苔の着いた滑りやすい石を渡り歩くのは難渋する。
そしてトッタの泉からの延々と続く残雪、雪渓はヌカビラ岳直下まで続く。
ヌカビラ岳では、今咲いたばかりのカムイコザクラが
「今年は誰も来てくれないのです。」
「あなたが初めてなんですよ。」
と迎えてくれる。
カムイコザクラとの逢瀬も長く続かない。
幌尻岳がすっぽり厚い雲に覆われれている。
黒い雲がヌカビラ岳にも押し寄せている。
北戸蔦別岳の頂上でのテント泊の夢はあっさり諦める。
午後2時に引き返さないと林道歩きがきつい。
長く傾斜の急な雪渓を安全に、かつ、早く下るにはアイゼンの装着が必須だ。
ブラックダイヤモンドの10本歯を取り出す。
雨の降りだす時間との戦いだ。
まったくのノンストップ。
午後4時36分取水口に到着する。
尊敬するSakagさんが3時間10分で下りたところを、2時間36分で下りてしまった。
でも気を付けよう!
トッタの泉への取り付き口、滝の下部の雪渓は口をすぐ開けて待っている。
午後の二岐沢は午前中より増水している(気温が上がるから当たり前)。
以上が、最近の北戸蔦別岳への登山ルート状況でした。
過去にこのルートで遭難事故があり、
「きのう、山を降りる途中の沢が濁流になっていた。渡れないほどではなかったが、疲れていて渡れない人もいた。最近、山の事故が増えていることもあって、みんなで話し合って、無理をせず、昨夜はテントを張ってビバークした。カイロはいらないかと思っていたが、寒さが厳しく、持っていてよかった」
と述べた人がいたようですが、「渡れないほどではなかった」というなら、当時の水量はこの程度ではなかったのではないでしょうか。
ならば2013年のこのルートは、もうちょっと雪渓の融け具合の按配を考慮してからお出かけになるのがお薦めであり、そのほうが賢明かとの印象です。(沢屋さんを除く。) |













