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うちの事務所の2階がアパーになっていて、そこに台湾系アメリカ人のピート リーが住んでいる。ここに来てからもう4−5年になるだろうか。彼は20代の後半の歳で、ムービーメイキングの監督の仕事をしているが、どんな仕事をしているのか、わからなかった。
先週、彼に頼まれて出演することになった。どんな内容か全くわからない、、彼が言うにはスーツを着てきてくれ、、というだけだった。もちろん主演料は無料、セリフはないと言われた。
撮影現場は、隣のプリントショップを借りて、夕刻の6時から撮影が始まった。出演者は筋肉質の背の高い中年の白人男と小柄な白人の爺さんとオレ、そのほか若い黒人のチャビー(背に低いデブ)女の歌手と背の高い若い白人の歌手の系5人であった。
撮影現場は、ライトのセッテング、カメラアングル、など用意するのに時間がかかるのは、いつもの事だった
。
もう何年前か忘れたが、日本から撮影隊がよく来て ”世界びっくり仰天ニュース” シリーズとかのニュースを映像化するので、ここシスコで、こちらの役者を雇って仕事をしていた。その時、銃撃シーンがそのストーリーの中にあると、オレのところに連絡があり、その事件の時使われていた銃、、それが拳銃であったり、ショトガンであったり、その情景に合わせて、銃と弾頭を抜いた火薬だけの音と煙だけ出る弾を作って、撮影現場によく持って行った。数発撃つのに、もう長い時は8時間くらい撮影現場にいなければならない、とにかくこの仕事は待つのも仕事だった。
だから待つのはわかっていた。それでも映画つくりは見ていても楽しいし、仕事をしている連中がみんな真剣だ。
撮影現場には、いろんなサイズのダンボール箱があって、その中に小さい爺さんを詰め込んで、どっかに発送するというのが今回のストーリーらしい。オレと白人の親父がタフな顔して、爺さんを、無理やり、いろんな箱に角度を変えながら詰めこむのだが、おかしくてしょうがない。ピート監督や他の若い30歳前後の5−6人の白人スタッフや他の歌手、スチールカメラマンなどやっているのは笑っているが、、オレと白人中年タフルッキンには、監督が ”厳しいタフの顔をして、爺さんを箱に詰め込む演技をしてくれ” と言う。オレ達が力を入れすぎて、箱が壊れて、爺さんが小さな箱の中から頭からカーペットの床にずり落ちて、頭の皮がこすれて血が出たりして、、。まったくマンがを作っている様な風景だった。
カウンターに積んである箱(爺さんが入っていることになっている)その箱に向かって両手を合わせて拝む演技をしてくれ、、なんて監督から演技指導があり、拝んて(こういった演技は普通なら死んだ人にするのじゃーないかと思ったが)、拝んでから、ポンポンと箱をはたいて、もう一人の一緒に箱に詰めた親父と顔を合わせて、お互いに、うなずいて、一仕事終わったな〜、、といった顔をして、握手をして演技が終わった
。もう12時近くになっていたから6時間ちかくかかった。
爺さんが箱から仰向けに足だけ出して、ばたばたする演技もやっていた。演技の途中で黒人の若い女のシンガーが漫画チックの入れ墨を両手にいっぱい入れた手でギターを弾いて歌を歌っていた。そのあと彼女の相棒の白人の若い男のほうが、ラップ調の歌を歌う、、いったい、どんな映像になるのか、後から聞いたらミュジックビデオらしく、今月の後半にはテレビで見られるといっていた。
若いムービーメイキングの卵たちだろう。みんな一生懸命やっていた。
ピート リー監督が、、ミスター タカハシ また演技してくださいね、、なんて言っていた。どうも、いい演技をしたようだ。ほんとうかね。癖になりそうだね。おもしろい。
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