烏兎怱怱

烏兎怱怱時は過ぎて、気が付けば

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団栗の背比べ

今回の冬季オリンピックで、ある種、死闘のような競技をした選手について、

《僅差やどんぐりのせいくらべの金と銀ではない。》などと表現した政治家の方がおられるが、

これって、金メダルを取ったお嬢さんに対しても、否、いろんな場面で戦うアスリートに対して

とても失礼な発言ではなかろうか。

団栗の背比べの本当の意味は、今の与党と前の与党の政治家の面々ことでありましょう。

その、前と今との両方に所属されておられる御方は、筋金入りの団栗であられるのか。

挙句の果てに、日本の選手が銀メダルであったことに関して、我が国は完敗したなどとは。

あれ?もしかしてあの金メダルは国家の思惑が絡んだ勝利だった故の日本の完敗とでも仰りたいのかな?

褒め言葉に『団栗の背比べ』なんて言葉を用いる政治家がいること自体、悲しい話だ。

根っこ

根っこの見えない与党と、根っこが腐っちまった元与党。

寄らば大樹の陰というけれど、いずれの党にも怖くてしっかりとは寄りかかれない。

寒の戻りは厳しくても、立春の日差しは、正しく春を告げている。

自転車一台を財産として、昼間の公園で眠る青年がいる。毎日、昼の間、日の当たる場所で、昏々と眠っている。

お天道様の光は、彼にも平等に優しい。その彼の前には、大きな鈴懸けの木が一本ある。

政府が、せめてこれくらいの頼り甲斐があったらと思うけど、そういう政治家を輩出してきたのは国民である我々の責任でもある。

その責任を鑑みて、お金にルーズな人間は根本的に信用出来ないので、根っこの腐っちまった方を叱咤激励して育てなおしていくかと思う今日この頃。

野党であった頃から既に第二の内閣を作って頑張っていた与党の人たちには、公園のベンチで眠る青年でも総理大臣になる夢を見ることが出来る世の中が巡ってくるように、頑張って欲しい。

郵便物

夫と私の自己破産に関しては、裁判所に赴いたその日、同時廃止という判決を受けた。

その二日後、依頼した弁護士さんから、同時廃止、つまり、破産手続きを廃止するという旨と、免責決定の通知を頂いた。

となれば、我々は管財弁護士の管理下から排除されたことにもなる。

しかしながら、半月、20日、一月経っても、手紙どころか、広告葉書すら来ない。

そんな中、今月に入って、知人から手紙を送ったが、届いているのか、という電話を貰った。

マンションに行くと、ポストの中には近隣のお店のチラシしかない。
ふと思い立って、管財弁護士に連絡すると、電話に出ない。

もしや、またもや。そう思って、依頼した弁護士さんに電話すると、管財弁護士は転居しているという。
しかしながら、まだ息子の処理が終わっていないのに、その息子にも連絡が無いという。

新しい電話番号を聞いて、電話をかけると、それまでの女性とはあからさまに対応の違う女性が出た。
話の内容を伝えて電話を待つと、夜、七時過ぎ、管財弁護士から電話が有った。

転居したことを知らなかった旨伝えると、我々が依頼した弁護士には伝えてあるとの即答に、相変わらずなんだとは思ったが、その後の答えには、もっと呆れた。

我々の郵便物に付いて、今はどのような状態になっているのか、また、もしもう管財弁護士のところに届かないのであれば、今住んでいるところに転送しても良いのだろうか。
そう聞くと、何故自分がそれに付いて答えなければならないのか。
何故自分自身で考えて行動できないのか、と返答をする。肝心の郵便物は、先方の言うところの、郵便局の手違いで、届いてはいけないのに、まだ管財弁護士のところに届いているのだそうだ。

翌日取りに行くと郵便物の付箋に我々が免責を受けた以降の転送依頼期日がはっきりと明記されていた。

結局、管財弁護士は、我々の郵便物の転送依頼解除を怠っていたのだ。若しくは息子のと我々の郵便物をも混同していたのかもしれない。いずれにしても、彼はそれを郵便局のせいにしたのだ。

息子の件がなければ、、、。
ふと、子どもが小学校時代のPTA役員の言葉を思い出した。
子どもが人質だから、、だから強いことは言えない。

何はともあれ、借財を無にした上で、我々夫婦の社会的地位は復権した。
その上尚も幸いなことに、ご迷惑をおかけした銀行から継続しての取引を、とお話を頂いている。

なんともありがたいことだ。

息子には申し訳ないが、あと少し頑張って貰って、我々もまた頑張ってお金を貯めて、お世話になった銀行への恩返しをせねば。

人生には何があるか分からないから、怖いとも思うし、また反面、楽しいのかもしれない。

私の9月11日

我が家の崩壊。

会社が倒産し、夫と家族が自己破産することが、崩壊というのであれば
あの日、突然に未来を失った多くの人にとって、それはなんと表現することになるのだろう。

夫がそれまでの有限から、株式に変えた際、私は女であるという理由で、会社の役員にも
株主にもなっていなかった。

それが、バブルという、簡単尚且つ便利な融資時代が終わったと同時に、私と息子が借り出され
役員が変わり、そして当然のように、私も息子も連帯保証人となっていた。

断固として断ることも出来た、、筈。
しかし、私はしなかった。結果、今に至る。全て、その時々に、自分自身で選択してきた人生道。
この道は、踏み出した後ろは瞬時に消えていく、一方通行の道。

唯、今回に関しては、自分自身では、どうすることも出来なかった。
それが連帯保証をする、ということへのリスクなのだろう。

管財弁護士が、居丈高な物言いを続けるので、私は、散財の結果で破産するわけではなく、
自分の持っている全ての財産を会社の運営費として、尚、連帯保証をした結果、ここにいるのだ、
と、伝えた。

実際、従業員とその家族を守るためだけに運営し続けた会社に投資などしなければ、私が連帯保証をしている部分の弁済は、確実に可能でも有ったのだから。

すると、管財弁護士が、債務者でも有るけれど、被害者でもある、と、独り言を言った。

恐らく、この事務所に来られる多くの人は、多重債務者の方が殆どで、連帯保証のみ、という
例が無かったのかもしれない。

何故なら、会社を潰す、また自己破産する、ためにはかなりのお金が必要であり、誠実な経営者で有ればあるほど、私財を投げ打ってでも、会社のため、従業員のため、と、ぎりぎりまで追い詰め、
結局、破産することさえ出来なくなる状況に陥るからなのだ。

今でも、時折同業者の方から、自己破産が出来るとは、幸せなことですね、という、正直な電話を頂戴することが有る。

建設業界の不況は、既に10年ほど前から始まっており、風の便りに何人もの経営者の、悲しい訃報を耳にしたり、また突然の失跡を知らされたりもしたが、私達は沈み行く船の中から、たとえどのような状況であろうと、大地に降りることが出来るのだから、崩壊などではなく、確かに幸せなことなのだと思う。

大地に立てば、前に進めばよいのだ。
資産も失ったが、債務も消えるのだから、荷物も責任も軽くなる。

取引をしていた銀行での担当だった方から、数日前に電話を貰った。
管財弁護士側ではなく、債務者である、私側に立った表現をしてくれたことが、心に沁みた。
頑張ってください、とは言わず、お体大丈夫ですか?お仕事は如何ですか?
何かあったらいつでも相談に乗りますから、と仰ってくれる。

もし過去に不誠実な生き方をしていれば、このような言葉を頂戴することはなかったことだろう。

この数年で多くの資産を失ったが、それ以上に大切なものを手に入れたように思う。
そして、もう直ぐ、一年という時間を要したその手続きの全てが完了する。

精神的暴力

数日前、破産管財弁護士事務所から、郵便物が溜まっているので、取りに来て欲しいとの電話が有った。

そのときはそれほど思わなかったけど、時間が経つにつれ、小さなパニックが襲ってきた。
それは、その事務所に行くバスの中で、最高潮になり、事務所につくと、かなりアグレッシブな質問を弁護士にしている私がいた。

別に、自己破産者は犯罪者ではないのだから、弁護士から指摘された事柄について坦々と事を運べばよいだけなのに何故こんなにも不安な気持ちになるのだろう、そう思って家に帰り、ある本を読んで、ああそうだったのか、と思い当たった。

私は、あの事務所の女性事務員から、ある種のパワハラ(精神的暴力)を受けていたのだ。

家に帰り、弁護士に用事が有って電話をかけると、その女性が出たが、慌てるように弁護士に代わった。

もし、意識していたとすれば、否、たとえ意識をしていなくても、あのような行いをすることは人として、如何なものだろうか。

それとも、破産申請をした人間は、自己の名前すら呼ばれない、存在さえ無視される状況に生きなければ
ならないのだろうか。

裁判所に赴いたとき、裁判官に聞いてみたいと思う。

多重債務者ではなく、連帯保証人として、私財を全て差し出して破産するのでさえ、債権者からの皮肉ならば兎も角、全く関わりのない人間からも、かような精神的苦痛を与えられなければならないのか、と。

私の耳の奥には、あの女性の、私を一瞥した後の、ああ、破産者が来てますよ、という声が、今もはっきりと残っている。

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