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美濃焼。鷺と葦原の図の猪口。命がけで落とした土物の猪口。無謀な賭けであった。それに尽きる。
これは先にご覧頂いた雨降りの猪口とセットとなる。
同じ出品者の方から手に入れた。
私は雨降りの猪口を手に入れた時、8月であった。
もう今年はこれで打ち止めだと思っていた。
その1ヶ月後、この猪口は出品された。
私はその方に
『これは素晴らしい。
しかし私は刀折れ矢尽きた身です。
それにしても魅力のある猪口です・・・』
とメールを送った。
私には無理であった。
どう考えても金の出所が無い。
おそらく5万は超える。
これは私のボーダーラインを遥かに超えていた。
そこで何を考えたのか。
私は信販会社に電話をしていた。
何とか支払いを12月まで延ばして頂けないか。
答えはNOであった。
それでも食い下がった。
すると『リボ払いというのがあります』と言われた。
6万円までは確か引き落としが毎月、
5000円だか6000円で済むと言われた。
それに飛びつく。
そして落札する。
この猪口をご覧頂きたい。
葦原に佇む一羽の鷺である。
この葦原を見るとその葦が枯れつつある。
おそらく晩秋から初冬。
そして釉が融けきれず。
それが雪に見える。
その風情が素晴らしい。
そして見込みに小さく鷺が描かれている。
これを見た時、真贋は頭から飛んでいた。
それはどうでも良い。
ただ、この猪口に命を懸ける。
それだけであった。
後は何も考えていない。
無謀な賭けであった。
それに尽きる。
口径7.5センチ。高さ5.6センチ。
時代。幕末。
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瀬戸・美濃
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大胆な柄の美濃焼ですね。枯れた葦原には侘び寂びの心を感じました。
この時代には武蔵野を始め多くの都市はまだ葦原や萱原に覆われていたはずで、絵付師は身近な場所にこうした風流を見い出したのではないでしょうか?
もっともこれは私の推測ですが、そのような想像に及ぶのも古美術鑑賞の醍醐味と思います。
きょうも素晴らしいお品を拝見させて頂きありがとうございます。MN
2013/10/26(土) 午前 6:46
ミック様へ
早々にいつも有難うございます。私もこの絵柄に詫び寂びを感じています。真贋は別にしてですが。この絵付け上手いです。その絵心を心得ています。葦は私の住んでいる所にも茂っていたようで。小学校の校歌が『葦穂のそよぐ・・・』で始まります。ミック様の仰るようにこの当時はおそらく何処にでもある風景だったのでは。何か風情を感じます。それにしても私は無謀であった。後先考えない。これ怖いですね(笑)。ナイス&コメント有難うございます。
2013/10/26(土) 午前 6:59
おはようございます。
焼き物の事は判りませんが、とても素敵な猪口だと
感じました。
しかし、5万円以上もするものを手に入れて側に置いて
眺めて触る・・・魔力・・・ 食もつめる・・・。
それゆえか、骨董愛好家には魅力的な方が多そうですね・・・。
2013/10/26(土) 午前 9:06
私は、美濃焼には明るくないのですが、時代は、やはり、幕末くらいかな〜と思いました。
良い絵付けですね!
これを無理しても手に入れようとした不あがりさんのセンスの良さに脱帽です。
これが古伊万里なら、私も、無理しても手に入れたことでしょう!
ナイス!
2013/10/26(土) 午前 9:09 [ Dr.K ]
アアイアウ様へ
ああ!有難うございます。そう言って頂けると嬉しいです。私は後先考えない所があります。これ独りですから出来る所です(笑)。骨董は不思議な魅力があります。私はこれと思うと。ホント食をもつめる。これ本当です。通っている病院の受付の女性に『ダイエット中ですか』と言われた事があります。まさか猪口を買いましてとは言えません。笑って誤魔化しました。私の場合は単に変人です(笑)。有難うございます。
2013/10/26(土) 午前 9:53
Dr.K様へ
私も明るく無いのです。ただこの絵付けを見て惚れ込みました。そう言って頂けると本当に嬉しいです。私はこれと思うと周りが見えなくなります。それこそ後先考えない。いつも明日はどうしようかと考えながら暮らしているのに。こんな時だけ信販会社に電話をしている。おかしな男です。でも去年末の志田焼以来、入札していません。見えなくなっています。またそこまで惚れ込めなくなった。そんな感じです。今はとにかく食事に重点をおいています(笑)。ナイス&コメント有難うございます。
2013/10/26(土) 午前 10:00
午後1時42分様へ
仰るように、この作行と同じと思われる徳利を桃山としている方がおります。おそらく同じ陶工の作品かと思います。ただ、私はこの出品者の方が仰っているように幕末かと思います。でも味わいありますでしょ。但し真贋不明です。私にも判りません。この絵付けなら良いやと思っています。指跡に気づかれましたか。嬉しい。今年はとにかく年末まで我慢と思っています。それと幸か不幸か。モニターが換わってから全く見えなくなりました。怖い。去年末に志田焼を手に入れてから、全く遠ざかっております。とにかく今まで体の都合もありますが。納豆と豆腐ではやはり辛いです。野菜を食べられるようになり嬉しいです。ただ本日朝食べたサツマイモで未だに胸焼けしています。お腹が驚いているようです(笑)。有難うございます。
2013/10/26(土) 午後 1:56
午後3時12分様へ
ああ、そうなんですか。正直言いますとあの程度で胸焼けかとショックを受けていました。それを聞いてホッとしています。とにかく食べる物殆ど数十年ぶり。あるいは初めてとなります(笑)。そこへ持ってきて私の体の都合でこの数年納豆と豆腐、漬物にさつま揚げ一つという食事でした。いきなりちょいと食べすぎでもあります。次回サツマイモを手に入れら挑戦してみます。有難うございます。
2013/10/26(土) 午後 3:35
papa7159様へ
いつもナイスを頂き感謝しております。
有難うございます。
2013/10/26(土) 午後 4:46
これは、絵付けがいいですね。
不あがりさんが、惚れ込んだのも良くわかります。
これ、専門外なので、くわしい時代はわかりかねますが、
絵付けは、オリジナルだと思います。
コピ−ではないので、その点は、大丈夫と判断致します。
もちろんポチ(^-^)
でも、金欠病は、僕もなおじです。(笑)
ついつい、買っちゃんうですよね
多少無理して。。
でも、あとから出てこないので、正解の場合が多い。。
2013/10/26(土) 午後 9:53
みやまつり様へ
ウワー嬉しい。そのお言葉が。この絵付けは良いですよね。私は惚れこむと見境が無くなります。明日の事をも考えなくなる。先ずは手に入れてそれからとなります。その度に体重が激減します(笑)。今年に入り全く見えなくなり。これほど惚れこむ品にも逢っていません。そのお陰で生きております(笑)。ポチ有難うございます。
2013/10/27(日) 午前 2:50
成程
この鷺の蕎麦ちょこには、悔しい思いが有ったんですね。
最近○工房さんから、傷物の瀬戸の皿が出ていましたが、良い値で落札されていました。
瀬戸は分りませんが、見た感じでは同時代かなとも思います。
これは瀬戸蕎麦ちょこマニアがため息をつきそうな物ですね。
ナイス!
2013/10/27(日) 午前 8:06 [ pada ]
pada様へ
それ大根の図ではなかったですか。私、ウォッチリストに入れています。結果は見ていません。最近それが多い。でもあの皿は良かったです。欲しいと思いました。そこをとどまる(笑)。pada様にそう言って頂けると凄く嬉しいです。これ可愛いです。ナイス&コメント有難うございます。
2013/10/27(日) 午前 8:18
そのものズバリです(笑)
隙をうかがっていたのですが、出る幕は無かったです。
2013/10/27(日) 午前 8:50 [ pada ]
pada様へ
ああ!やっぱり(笑)。最近、気づいたのですが。この瀬戸美濃の土物の幕末頃の物が意外と価格が上がります。私はこの猪口には無謀な賭けとなりましたが。殆どがその上の価格となっています。ある意味これは買えて良かったのかなと今では思っています。有難うございます。
2013/10/27(日) 午前 9:02
不あがりさん
なかなか絵付けが手慣れていて良い味ですね。
幕末の絵瀬戸の猪口なんですね。
かなり頑張って手に入って良かったですね。
ナイスです。
2013/10/27(日) 午後 2:00 [ ことじ ]
ことじ様へ
ウワー凄く嬉しい。ことじ様にそんな事言われると。本当に有難い。これ正解でしたか。これ可愛いですよね。手に入れて本当に良かったです。但し、もう限界です。これ以上の賭けをしていると体が持ちません(笑)。ナイス&コメント有難うございます。
2013/10/27(日) 午後 2:37
午後6時33分様へ
私はこの猪口オーバーで無く。命を懸けて落としに行きました。それほど惚れ込みました。『不あがりの猪口』は私の生き方を変えてくれた猪口ですが。この猪口のお陰で私は生き残ったという感じです。それほど気に入っています。そして貴方様にお気に入り頂くという事はこの猪口の格が上がった事でもあり。最高に嬉しいです。
そして世間は狭いものですね。交友関係広いですね。それにも驚いています。この方はホント良い品をお持ちです。また優しい素晴らしい方でもあります。ただもう手が出せません。私の手に入れる範囲を超えています。この猪口で十分かと思います。有難うございます。
2013/10/28(月) 午後 9:07
この度はありがとうございました。
おかげさまで命の作品を驚きと共に拝見させていただきました。
私はこの丸みを帯びた優しい鷺が気に入りました・・・
そしてこのお猪口の色となんとマッチしているのでしょう・・・
そして「見込み」というのですね!勉強になりました。
写真のまんまですね!
あぁとても良い作品と出会えて幸せです・・・
前後の記事も拝見させていただきました。
不あがり様の過酷な時代にこうしたお猪口との出会いを
拝見しジーンとしております。
ご紹介いただきまして感謝申し上げます。
2015/3/31(火) 午前 11:38 [ 和奴 ]
和奴様へ
ご覧頂き感謝しております。この当時はまだ胃腸は大丈夫だったのです。この9月から減量の月が12月まで続き、10キロほど痩せました(笑)。12月に支払いを済ませて好きな物を食べたのを思い出します。その罰が当たったのか。確か翌年の7月辺りから腸をやられる事になります。しかしこの猪口は未だに素晴らしいと思っております。実はこの猪口は昨日も風呂に入っております。今はこの当時のしみ汚れは取れております。私は古色は汚れと思っております。古格風格は元々この猪口に備わった物と思っております。この絵付けは本当に素晴らしい出来です。自画自賛となります。私の所に来てこの猪口は当分使われる事無く。休む時だと思っております。おそらく次の世代の方がお持ちになればこの猪口に酒が注がれていく事と思うからです。お気に入り頂けたようで嬉しいです。ナイス&コメント有難うございます。
2015/3/31(火) 午後 2:40