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おかしな夢を見る。
数日前である。
それは私が可愛がっていた
女の子の夢である。
おそらく今は20代後半を迎えた頃である。
その子を見かける。
あれ!?と思い
その後を追うとも無くをつける。
すると。どう見ても客を取っている姿である。
その男の姿は判らない。
ひなびた旅館と思われる所から出て来た。
彼女は私に気づいて。悪びれずもしないで。
昔の笑顔で私に近づいた。
その話は苦しい生活の話である。
今の私にはどうしようも無く。
ただその話を聞く。
そして
この子が今住んでいると思われる家に着く。
そのまま私たちはその家に入る。
明るい所で見る顔は昔のままであったが。
どこか疲れている。
10年近く経つのである。
髪を上に纏める姿は変わらなかった。
しかし目の下辺りが幾分黒ずんで見える。
彼女は私と話しながら着替えをしだす。
恥ずかしげも無く衣服を脱ぎ。
その下着まで無造作に脱ぎ去った。
その時、
その体を見てやはり疲れているのだなと感じた。
その間、話し続ける子の言葉を
どう受け止めて良いのか。
ただただ私は頷き聞いているだけだった。
本当の所は泣きたい思いだった。
しかしそれを悟られないように。
ただただ頷く。
男の影を感じた。
その男が不意に私の前に現れ。
何かを言っているようだった。
私が一瞥すると。
男は消えて行った。
このどうしようもない。
何も出来ない私はどうしたものか。
この女の子の前で
逡巡している所で目が覚めた。
目覚めが悪い。
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