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気配。
人は気配を感じながら生きているのでは。
私はその気配を大事にした。
その気配を感じる事で難を逃れて来た。
相手と話していて。
これは危ないと気配を感じると
私は相手との距離を無意識に測っていた。
もしかしたら殴られる。
その瞬間に何気なく。
距離を取る。
或いは防御の姿勢を
相手にバレ無いようにして整えた。
そして生き残って来た。
気配の強い人はその相手を圧倒する。
私はそれを感じた時に。
躊躇無く逃げた。
おそらく
太古の人類は
その気配を感じ生き残って
今があるのでは。
その名残が今の私にはある。
しかしそれも少しずつ薄れて来る。
今は物にその気配を感じる。
たとえば
レオナルド・ダ・ヴィンチやゴッホの絵画を見ると。
そこに強烈な気配を感じる。
美術展に行き
一気に何も考えずに見て回る。
そこで気配を感じなければそのまま帰る。
そしてこの美術展は失敗である。
人に訴えるものが無い事になる。
そして
骨董である。
これなどは殆んどヤフオクの小さな映像を見ただけで。
その気配を感じる。
おそらく相手(品物)も私の気配を感じている事であろう。
そして
その品物が来た時に
その気配が一致すると
品物は私の所に留まる。
しかし品物も
私の何倍も生き残って来たのである。
その気配が合わないと感じると
私の元を去って行く。
その中でも
私と完全に気配が一致した物は
私の傍により近づく。
そして
その気配を全く感じなくなった時。
人は死んで逝く。
そんな気がしてならない。
そして
これは私の戯言である(笑)。
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