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波に乗り 沈んで呑まれ 流される
私の人生はまさにこのままとなります(笑)。
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2014年08月28日
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個人情報
翌日、二人は
隠れ家でカフェオレ二つ。
ハムトースト。ピザトーストを
食べていた。
半分ずつ。
いつもの端の席で。
『昨日さ。ママにお礼に行ってたんだ』
『ああ、そうか』
『あの人には世話になりっぱなしだな』
『俺も顔を出さなきゃいけないな』
『俺の悪い癖だ』
『世話になっていながら・・』
『で、ママどうしてた』
『凄く喜んでいたわ』
『有り難いな』
『ねえ、ママとはどうやって知り合ったの』
『それは個人情報』
『何よ。それ』
『個人情報』
『意地悪』
『色々あってな』
『どう考えてもアナタと結びつかないんだもん』
『だろう』
『俺も不思議に思っている』
『何となく気があった』
『俺、あの人に命救われている』
『え!そうなの』
『ああ』
『あの人の方に足を向けて寝られない』
『それ何よ』
『どんな事。教えてよ』
『私たち夫婦よ。ねえ』
『それはママの立会いでだろう』
『意地悪』
『ゴメン』
『でも俺はお前に惚れているぜ』
『私もよ』
『だろう』
『それで良いじゃないか』
『何かはぐらかされてる』
『知らない事で良い事もある』
『そういう事ないか』
『今はさ』
『とにかくママに感謝だな』
『こうやっているのはママのお陰だ』
『千切れた赤い糸をママが結んでくれた』
『確かにそうね』
『私、今でも信じられない』
『俺もだよ』
『夢を見ているみたいだ』
『こんな事ってあるのか』
『それが不思議でならない』
『で、お前はどうしてママと知りあったんだ』
『個人情報』
『切り返しか』
『上手いな』
『まあ良いさ』
『俺はお前といるだけで満足さ』
『あとは何も要らない』
『ホント』
『ああ、ホントさ』
『それだけで私も幸せよ』
『あとは何も要らない』
『ラブホ貯金作ったろ』
『もう意地悪』
『でもあれで俺も救われた』
『有難うな』
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