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浦沢直樹作 モンスター 私が惚れた男マルティン
この男が現れるのはホント後半である。
ある組織に雇われた用心棒である。
その名はマルティン。
その男の口癖が
『女がらみの仕事はしたくない』である。
しかし
それだからこの男が選ばれる。
そしてあの飲んだくれのエバの護衛となる。
見た瞬間から気に入らない。
『嫌な仕事だ』と心の中で思っている。
この男は母親がアル中でもあったため。
とにかく一滴も酒を飲まない。
それにつき合わされるのだから。
嫌な仕事である。
口も聞きたくないのである。
するとエバが
『口を聞きたくないの』
『いやそんな事はありませんよ』と
丁寧に言うが本当はこの仕事をおりたい。
しかしそれが出来ない。
ある上流階級のパーティに
護衛として毎夜通い続ける。
慣れない服とネクタイまでする事になる。
嫌な仕事である。
しかも
女がらみである。
それでも我慢をして護衛をする。
そしてある夜のパーティの後、
『これで仕事は終わりよ』
女は死を覚悟している。
雇い主から女を殺せと告げられる。
しかしここで迷う。
酒に溺れて寝言に元婚約者(主人公)の
名前を呼びながら寝ている女を見ていると。
思わず助けたくなる。
『一緒に逃げないか』
『この私と?冗談でしょ。』と
バカにされる。
それでもあるホテルに逃げ込む。
追っ手が来る。
そこで
『逃げろ!あの男の所に行け』
と住所を書いたメモを渡す。
すると
『私と逃げない。〜駅のホームで待っている』
『!?』
『冗談よ』
『それはそうだ』
『でも死なないで』
『俺にそんな義理は無い』
と別れる。
撃ち合いの末、追っ手は仕留めるが。
弾切れで重症を負う。
そして女が行ったであろう。
男のホテルに仲間により運ばれる。
『エバは?』
『ここには着ていない』
『俺は幸せな男だ』
『〜駅のホームにいる』と
絶命する。
この最期の言葉が良い。
底辺を彷徨い裏切られながら生きて来た男が
初めて裏切らずに待っている女の夢を見て死んで行く。
駅で待っていたエバはマルティンの死を
元婚約者(主人公)に聞き。
酒を断つ事になる。
女は初めて
自分を本当に愛している男と出逢ったのである。
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