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この物語は『俺じゃ無い』の続きとなります。
お読み頂ければ幸いです。
有難うございます。
再び、俺じゃ無い
どうも最近イライラが治まらない。
女を抱きに行くかと電話を取る。
『あ、どうも。〜だけど』
『女の子いるかな』
『〜様、いつもお世話になっております』
『もちろんですよ』
『ご指名は』
『いやオタクに任せる』
『お時間は・・』
『さようでございますか』
『かしこまりました。お待ちしております』
そう決まったからには
先ず体を洗わないといけないと。
風呂に入る。
嫌われないように体の汚れと加齢臭を取る。
電車で五つほど乗ればそこに着く。
会社帰りの人間と混じりながら降りる。
左に行くと野球場があるが。
その反対を歩いて行く。
殆んど俺と同じ方向に歩くヤツはいない。
これが良い。
暫くすると
その場所だけ明るくなっている。
いつもの場所に着き階段を登ると。
『いらっしゃいませ』
『お時間ピッタリですね』
『即ご用意できますが』
『じゃあ、お願い』
『ではどうぞ』と
案内された先に女が立っていた。
サングラス越しに
『(!?)』
と思ったが
『宜しく』
『いらっしゃいませ』
『どうぞ、こちらへ』と
小さな部屋に案内される。
『〜です。宜しくお願いします』
『こちらこそ』
服を脱ぎながら世間話をする。
二人とも裸になり。
体を洗って貰う。
『良い臭い』
『有難う』
体を拭いてもらい。
ベッドに行く。
後はやる事は決まっている。
しかし
これが初めての出会いとは思えないほど
女が燃えている。
これに驚いた。
そして
『先日は有難うございます』と
丁寧に礼を言う。
『!?』
『お忘れですか』
『私を助けてくれたじゃないですか』
『俺じゃ無い』
『嘘!』
『私を見た時に気づかれましたよね』
『いや』
『ゴメンなさい』
『ただ、嬉しかったの』
『また、お会い出来て』
『人違いでも』
『そう言って貰うと嬉しい』
女は少し笑いながら
『また来て頂けます』
『それが俺への前ふりか』
『いえ、また来て頂きたいだけです』
『先ほどの事はお忘れになって』
『そう言って貰うと有難い』
『また来るよ』
『ホント!』
『ああ』
『これ、アタシの出勤日』と
名刺を渡された。
階段を下りてタバコに火を点ける。
一息吸って。
『人の出会いとは判らないものだ』
と呟いた。
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2015年09月28日
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厳しいと 泣くな叫ぶな 人生だ
自戒の言葉です(笑)。
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