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ロダンとカミーユ・クローデルを少し。そして接吻。
追記あり。
ロダンは
誰が何と言おうが。
大天才の彫刻家です。
ロダンとカミーユは
確か親子ほど離れた年です。
カミーユ・クローデル
これとローズ・ブーレとの
三角関係と言われておりますが。
ローズをモデルとした作品。
ロダンにとっては数ある女の中での
二人の女となります。
この二人が殊更取り上げられるのは。
ローズはロダンが二十代の頃から
付き合っている女性であり。
内妻とまで言われております。
実はロダンに言わせれば
俺は生涯独身だったと言うと思います。
何故なら
ローズと結婚したのは
ローズが死ぬ二週間前です。
そのローズが死んだ年の末頃に
ロダンは
『若い方の妻に逢いたい』
という言葉を残して亡くなります。
最低な男です。
所でカミーユがロダンに捨てられ。
『私とロダンが一緒に過ごし作った作品は共作です』
と訴えたが。
これに呼応する人間はいなかった。
そして精神の病に冒され。
精神病院に入り。
故郷へ帰りたいという願いは
死ぬまで叶わず病院で死去します。
これに関しては弟で
フランス大使まで勤めた
ポール・クローデルだけは
ロダンをボロかすに叩いておりますが。
それに呼応する人はいなかった。
それは何故か。
これは私の勝手な思いですが。
二十歳そこそこでロダンと
殆ど代わらぬ才能を持ち。
そして『カレーの市民』は
その手足をロダンに任される。
『カレーの市民』
※右端の男はロダンの息子と言われておりますが。
ロダンは認知しておりません。
彫刻家として
これは最大の名誉でもあるのです。
ロダンには沢山の弟子がおります。
この姿を見れば嫉妬したと思います。
何せおそらく弟子の中では一番若くて美しい。
そして全く手も足も出ないほど彼女には才能がある。
そんな女から
ロダンに代わって指示され仕事をすれば。
カミーユの評判は下がる一方となるのは当然です。
カミーユの事はロダンが
扱いづらい女だと認めているのです。
ただその才能と美貌と肉体には
ロダンも敵わない。
従順で黙々と仕事をするローズ。
事実、彼女はお針子出身ですが。
工房で働いております。
作品の仕上げをするローズ
しかし決してロダンは
人前では名前で呼ばせる事は無く。
『先生』と呼ばせていた。
ホント、ロダンは嫌な男です。
そして『接吻』ですが。
『地獄の門』の構想の中から生まれた作品です。
この二人の官能的な姿はあまりにも
美し過ぎるので地獄の門に相応しく無いと
門から外されます。
この男の右手に注目して頂きたい。
女に触れるか触れないかの男の手です。
これほど繊細な手の動きを
果たしてロダンが作れたのかという事です。
これはカミーユの手によるものではと私は考えます。
とにかく『カレーの市民』において手足を
任せたロダンです。
これをカミーユが手がけたとしても
何等おかしく無い。
あくまで私の勝手な思いです。
そしてロダンに対する中傷ですが。
私の大好きなブランクーシが。
ロダンの作品を『ビフテキ』と呼んでおります。
これは突っ込まれた時には
『それほど美味しそうです。』
とかわす事が出来る。
彼はロダンから弟子になる事を
勧められた時に
『大樹の下には若草は育たない』と
名言を残し去った男でもあります。
『ビフテキ』という言葉には。
『あまりにも脂ぎっている』
或は
『肉欲的である』と
意味を含めた言葉と私は考えます。
これはあくまで私が考えた事です。
お含みおきください。
そしてこのロダンの作品の前では
どんな言葉も黙らせる力がある。
追記。
先程、この文を書いて映像を
取り込んで気がついたのですが。
これは二人で練りに練った作品と思います。
この二人は愛し合ってはいけない二人です。
この作品の構想を二人愛し合いながら作ったのでは。これはホント微妙な男女のやり取りです。
女の左手は男の首に巻かれております。
男の左手はまだ女に触れていない。
これはお互いダメだと分かっていながら
愛し合うシーンです。
このあと女の左腕は男の首を引き寄せます。
そして女の左半身はせり上がる。
この微妙な動きを二人で綿密に
考えたのでは。
これは共作だと考えます。
男一人で考え得る発想では無い。
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2018年09月14日
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