不あがり

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愛すべき服

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パッチワークのネクタイ ブルックス・ブラザースの果敢な挑戦。
 
ネクタイは生地を45度、斜めに裁断して作られている。
そのためストライプ・タイは裁断により、
右下がり又は左下がりになる。
 
そこが魅力なのですが。
 
パッチワークのネクタイというのをご存知だろうか。
 
その名の通り生地を切り刻んで改めて繋ぎ合わせたネクタイである。
今年某メーカーにより作られた物である。思わず落札しそうになった(笑)
イメージ 1
     これがマドラス・チェックをパッチワークにした物である。
 
ネクタイ狂の私はこのパッチワークのネクタイは無いのかと
昔から探していた。遠い記憶の中で、マドラス・チェックで
パッチワークのネクタイがあったような気がする。
見た気がする。
その想いが先行して探しに探したが見つからない。
 
もし作るとしたらポロしか無いとラルフ・ローレンに尋ねてみた。
店員の方が丁寧に上記の理由を述べる。
『ネクタイはバイアスに仕上げておりますので、それは無いと思います』。
 
 
それからしばらく毎回の如くポロ・ショップに顔を出し。
 
 
その足でブルックス・ブラザースに立ち寄った。
 
タータン・チェックのネクタイがディスプレイとして飾られていた。
『あれ!これは!』思わず声を挙げた。
店員の女性がその声を聞いて
『はい、パッチワークのネクタイでございます』と丁寧に応えた。
私は少し興奮して『見せて頂けますか?』と言うと
『こちらにもございます』と奥から同じ物を持って来た。
『見比べて良いですか?頂きますので・・・』と並べてもらった。
 
シルクの手触りが良い。
仕立ての良い方を値段も聞かずに選んだ。
興奮のあまり金の事が頭から飛んでいる。
ボタン・ダウンのシャツをそれに合わせて数枚選ぶ。
会計の時に我に返った。
 
ネクタイは当時、
日本製のおおよそ倍の価格だった(ポロの場合。BBはアメリカ製)。
 
何とこのパッチワークのネクタイは
ブルックスがイギリスで作らせた物で、その倍を超えるものだった。それにシャツが数枚となると痺れることになる。
それでも私は心底満たされた。
 
そのネクタイは未だに締められることなく私の宝物となり。
その時買ったシャツも一枚を除いて着られることも無く。
これも大切に仕舞われている。
 
その時、シャツの袖丈がほんの少し長いので、
『丈つめします』と書かれた名刺を受け取った。
このあたりがブルックスの素晴らしい所だ。
その名詞に書かれた日付によってこのネクタイが
平成7年、即ち1995年に作られた物だと判る。
 
それから5年後だったと思うがラルフ・ローレンが
マドラス・チェックの綿の生地をパッチワークにした
ネクタイを作って来る。
 
ブルックスはボタン・ダウンのシャツを初めて作った所だ。
超保守的といわれるブルックス・ブラザースは
いつでも果敢に新しいものに挑戦する。
 
それ以後、
ブルックスのパッチワークのネクタイを
私は見た記憶が無い
 
 
 
注・ 今世紀に入りブルックス・ブラザースは
超先鋭的デザイナー、トム・ブラウンとコラボレートして
『ブラック・フリース』というブランドを立ち上げる事となる。
  



 
ラルフ・ローレン RUGBY 撤退!
 
先ほどネット検索をしていてこの文字が出て来た。驚きである。
ラルフ・ローレンが送り出した。低価格帯ブランド。
ポロの弟分として立ち上げたブランドだった。
 
実はこのブランド数十年前に遡る。ポロ・ブランドが売れていた時。
ラルフ・ローレンはその下の価格帯を何とか獲得したいと考えていた。
それがこのRUGBYだった。土壇場でこの名前の使用権の問題があり。
CHAPSに変更して立ち上げる事になる。
 
丁度その頃、本家のポロが傾き始める。
一方CHAPSの勢いは凄かった。
 
低価格帯にしては物が良く。売れに売れた。
ポロが傾きつつある中、頑張っている筈だった。
 
所がその売れに売れていたCHAPS
縫製工場と縫製代をめぐってもめていた。
その解決もしないでの売り上げで。殆ど利益を上げるどころか。
売れば売るほど赤字である事に気づく。
 
当時、CHAPSの社長はラルフ・ローレンではなかった。
それに気づいたラルフ・ローレンはそれらの社員を即解雇。
そして信頼していた社長であった男も去ることになる。
CHAPSはライセンシー契約をして社外の物となる。
 
これには相当ショックだったようだ。
ポロ本体を何とか建て直し今が在るわけだが。
ラルフ・ローレンはその数十年後、
改めてCHAPSの仇を討つべき、
RUGBYを立ち上げた事になる。
 
当初の名前の問題も解決して。
私はこのブランドはショップで名前を聞いて、
非常に期待を持った。
 
実はその昔のCHAPSのネクタイを持っている。
初めてこのブランドを見たのはセレクトショップであった。
いつものようにネクタイの棚を見ていると。
そのネクタイが目に入った。惹きつけるものであった。
 
裏を返すとCHAPSと書かれた文字があった。
最初はラルフ・ローレンと気づかなかった。
その下に彼の名前が書いてあり驚いたものだった。
輸入タイであった。
 
その凝りに凝ったネクタイを手に入れた時、
そのブランドに期待した。 幅7センチと細い。
イメージ 1
ブランド名のタグの柄をネクタイにしていたのである。
それも綿のネクタイであった。
 
綿のネクタイは殆どがシャツの生地などから作られる事が多い。
それをこのネクタイは生地から起こして作っているのだ。
ラルフ・ローレンのこのブランドに懸ける想いが強く伝わった
 
その期待は膨らんだが。見ることは無かった。
おそらく年代を辿ると。私がこのネクタイを手に入れた頃には、
もうこのブランドはラルフ・ローレンの手を離れていたようだった。
純粋にCHAPSとしての品物はこのネクタイだけとなった。
 
CHAPSは紆余曲折を経て日本に今存在している。
ポロショップの店員曰く別会社として。
 
その因縁のブランドをラルフ・ローレンが
2004年に再度立ち上げたわけであった。
日本になかなか来ない。
 
私は仕方なくネットで手に入れていた。
数年前、それが日本に上陸したと聞いた。
私がショップへ行けない状態の時であった。
  
ラルフ・ローレンは返り討ちに遭ったことになる。
 
私は一度もその店に訪れることなく。
2013年1月28日、店は閉店しRUGBYは撤退した。
 


 
スティーブ・マックィーン。 ブリット。
服装の根底を覆したその着こなし。
 
1968年度作品でマックィーンの映画の中でも最大のヒット作であり。
尚且つ彼のプロダクションの最初の作品でもある。
その思い入れと拘りは凄まじいものがあったと思われる。
その登場人物の服装も画期的だった。
 
先ず、ロバート・ボーン演じる上院議員宅を訪ねるシーンであるが。
 
イメージ 1
このカットでは普通の格好である。
刑事役である男が遥か上の上院議員に会う服装としてはベストである。
シャツの襟先が少し立ち上がっているのはご愛嬌になる。
そしてネクタイの結び目を若干であるが横へずらしている。
この映像を見る限りボーンの服装の勝ちである。
 
実際、当時ロバート・ボーンは
イージー・オーダーの服において最も似合う男と言われていた。
 
しかし次のカットを注目して頂きたい。
 
イメージ 2
先ずはコート丈。膝より短い。
この丈は当時では考えられない丈であった。
コート丈とは膝下であると。
殆どの服装に関する本に書かれている。
特にこの時代では有り得ない。
 
実はこの前作『華麗なる賭け』において、
彼はこの丈のコートを着ている。
 
この当時アメリカでの彼の服装に関する評価は低い。
それは既存の服装ルールを守っていないからだ。
 
この映像で最も注目したいのは、
この茶色のツイードのジャケットに
紺のタートルネックを合わせている事だ。
映像では黒に見えるがこれは紺色であった。
パンツは茶色に見えるがチャコールグレイ。
 
茶色のジャケットにチャコールグレイは
オーソドックスな組み合わせである。
 
しかし、この紺色のタートルネックを合わせるのは
誰も考え付かなかったと思う。それほど革新的であった。
 
イメージ 3
 
この映画で使われたマックィーンの服装は、
監督ピーター・イエーツによると。
イギリスのダギー・ヘイウッドの物を
使用していると言っているが。
私はそのブランド又は店なのか。全く知らない。
もしご存知の方がおられたらご教示頂きたい。
 
そしてこの靴が良い。実は欲しかった。
普通のチャッカーブーツに見えるが。良く見て頂きたい。
靴の縁の部分をラバーゴムで巻いている。
それにより形は美しくなり。軽快に見える。
最近わかった事だが。
この靴は当時の価格で20万を越えていたという。
私の手の届く所ではなかった。当たり前か(笑)。
 
この靴を輸入して販売していた店が。
東京銀座にあるフタバヤという老舗中の老舗である。
この店はこの数年後にプレーントウ型のこのタイプの靴を作った。
私はその靴を10数年にわたり履き続けたが。製造中止となる。
 
話を戻す。アメリカは服装社会の国である。
だから流石のマックィーン演じる刑事も
上院議員宅に訪れる時はグレイのスーツにネクタイとなった。
そこで終わらないのがマックィーンの凄さである。
 
茶色のジャケットは週末に着る。あるいは休日に着るものである。
普通のサラリーマンであれば。紺又はグレイのスーツが常識となる。
ましてや刑事の服装である。
サンフランシスコ市警察に勤務している男なら尚更である。
 
マックィーンが演じるこの服装は型破りなのだ。
その服装を根底から覆した服装なのである。
正に革新的であった。そのセンスは驚嘆に値する。
 
スティーブ・マックィーンは
その全てにおいて革新的な男であった。
未だにこの男を超えた者はいない。
 
追伸 肝心な事が抜けていました。
この時代、ノーネクタイはアウトです。その事をお含みおき下さい。失礼しました。
 
追記。お詫びです。
2014年4月17日 smiths 様よりご教示頂きました。
文中にマックィーンの服装は
ダギー・ヘイウッドとなっておりますが。
正しくはダグラス・ヘイワードという事でした。
詳しくは下記をご覧下さい。
smiths 様ご教示有難うございます。
 
 
ケーリー・グラント その着こなしに挑戦す。そして弾かれる
 
この俳優をご存知の方は少なくなっていると思う。
私もオードリーと出た『シャレード』、そして
『北北西に進路を取れ』ぐらいしか頭に浮かびません。
尚且つストーリーを覚えていない。
 
この人で頭に浮かぶのはその着こなしです。
一昔前はベストドレッサー中のベストドレッサーと言われていた。
とにかく着るもの全てが決まる。欠点が無いとまで言われていた。
 
そこで彼はあえて欠点を作る。わざとダサい事をやる。
ダサい男がダサい着こなしではなく。外すのである。
 
かなり有名な話が、
あまり決まり過ぎるのでネクタイを結んだあと、
その結び目をちょいと横へ曲げる。
曲がってしまったのではなく。
あえて曲げたのである。
それが粋となる。
 
私はその映像が見たくて散々検索して探したが、
そのネクタイの結び目をホンの少しずらした映像は見つからなかった。
イメージ 1
 
もしこの外した着こなしをご存知の方がいらしたらお教え頂きたい。
 
この話は逸話のようだ。
 
『北北西に進路を取れ』の映像で
イメージ 2
これほど走っているシーンでネクタイの結び目は微動だにしていない。
 
私はこの話を信じた男である。
大昔、第一ボタンを外し、ネクタイを緩めて、
少し結び目を横にずらした。
そしてネクタイの大剣をシャツの中に入れ込んで
仕事をしていた。
 
すると。私が死ぬほど惚れた女の子が
その姿を見てプッと噴出し
『不あがりさん、ネクタイが曲がっているよ!』と
大笑いされた。
 
それで私はどうしたかというと。
『ああ、判っているよ。そうしているんだ!』と答えた。
 
そして今でもそのスタイルは変わらない。
男が服に拘るとはそこまでやらなくてはならない。
曲がってしまったのではない。
わざと曲げているのだ。
そこが大事である。
 
そして今の独りの私がある(涙笑)。
 
 
ブログでお付き合いのある
茶キチ様の記事にティファニーの器が出て来る。
ティファニーって。あの『ティファニーで朝食を』の
ティファニーだよなと考えた・・・。
 
この映画の冒頭、明らかに朝帰りと思われるオードリーが
ファースト・フードの紙袋から食べ物を出して、
片方の手にはコーヒーか何か入った紙コップを持って、
ティファニーのショーウインドーを見ながら食事をとる。
彼女にとっても憧れの店であるとわかる。
イメージ 5
 
何と粋なオープニングで何と粋な題名なのだろう。
そして映画は始まる。
 
実は私はオードリーに興味があるのではない。
 
イメージ 1
 
この相手役のジョージ・ペパードに惹かれるのだ。とにかく格好良い。
その服装センスは抜群だ。オードリーの服の事ばかりで有名な映画だが。
 
 
イメージ 2
 
このペパードの服も素晴らしい。濃紺の襟の小さめな3ボタンのブレザーに紺と赤の細めのレジメンタル・ストライプのネクタイ。そして何気なく胸ポケットにポケットチーフをわずかに覗かせる。オードリーに全く引けをとっていない。
 
イメージ 3
 
そしてこのステンカラーのコート姿が良い。実は作りが珍しい。
ポケットが叩きつけのポケットでチェンジポケットも付いている。
このチェンジポケットは今回初めて判った。
このコートが欲しかった。同じ物が。あるわけ無いですね。
これは特別誂えでしょ。袖もラグラン袖ではなく。
セットイン・スリーブになっていたのですね。
ジャケットと同じ作りです。
気がつかなかった。誂えですね。
レインコートは雨の進入を防ぐ事もあり。ラグラン袖が多い。
 
この袖丈の長さが最高です。ジャストです。素晴らしい。
 
オードリーの衣装に負けないようにしたのでしょうね。
 
そしてこのペパードのご自慢は実は足にあると私は見ている。
この人、プレーントウの靴を履いているのだけど。
この靴が最も似合う人だと私は思っている。
この映画で靴を履くシーンがある。
その時、靴の紐を結ぶ手つきが見事である。
そしてアップになってもこの靴が大きく見えない。
おそらく足先が細身で小さいのでは。だからプレーントウが似合う。
それを彼自身が判っている。
他の映画でも靴を脱ぐシーンや履くシーンが必ずと言って良いくらいある。
そして靴紐を美しく結ぶ手つきが軽快で美しい。
よほど自信があるらしい。
 
イメージ 4
私はその映像を探したが見つからなかった。
この映像は『野良犬の罠』という映画のシーン。
靴と足、体のバランスが素晴らしい。
 
普通このプレーントウという靴がデカクなってしまう。
靴の基本中の基本の靴だが。一番難しい靴でもある。
それをこれほど美しく履きこなしている俳優はいない。
それにしても格好良い。是非、この映画をご覧になったら。
ジョージ・ペパードの服装にも注目して頂きたい。
そしてこの男の履いている靴にも。
 
 

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