不あがり

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汚れた(よごれた)顔の天使。1938年制作。これは泣けます。
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この映画を観て泣かない人はいないと思う。
それほど素晴らしい。
おそらくこの映画をご存知の方は少ないと思います。
ジェームズ・キャグニー主演です。この男です。

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ネタバレとなります。


冒頭、二人の若者が強盗に失敗して逃げるシーンから始まる。
足の速い若者は塀をよじ登って逃げきる。一方の若者は捕まる。
ここが人生の別れ目である。上の写真をご覧頂きたい。

逃げた若者は後に罪を悔いて牧師となる。
逃げ切れなかった若者は逃げた男の名前を最後まで明かす事無く。
町の悪の大物になっていた。

しかしこの逃げた男とは親友である事は変わりなかった。

逃げた若者は
『俺の名前を言えば刑が軽くなる』
『いや、俺の足が遅かっただけだ』と拒否する。
そして今がある。

当時のアメリカは大不況である。
この町の悪の予備軍である子供たちからは英雄である。

この男は
『お前らよ。悪い事すりゃ捕まる。当然の事だ』
『だがな刑務所に入れば俺のようになれる』

これを聞いている牧師はそれを止めようとするが。
子供たちはこの男の言いなりである。

そんな中、この荒れた町を何とか建て直そうとする牧師が
町の有力者の不正を暴こうとする。

しかしそれは相手も判っている。
この牧師の殺害を計画する。

親友である悪の男にはその情報が入る。

そこで彼は彼等を殺害する。
町の悪を一掃したのであるが。
殺人を犯したのである。
当然捕まる。

しかしそれを苦とも思わない。
親友を救ったからである。
当然判決は死刑となる。

この男は
『人を殺せば死刑になるのは当然だ』
『それを怖がっていたら男じゃない』と言ってのけた。

牧師は死刑前にこの男を訪ねる。

『お前は親友だ。俺の命を救ってくれた』
『これには感謝する』

『そこで一つ俺の頼みを聞いてくれないか』
『何だ』

『一芝居打って欲しい』
『何を?』

『お前が死刑になる事を恐れていると・・』
『バカヤロウ!』

『俺は死ぬ事なんか』
『これっぽっちも恐れて何かいない』

『それは判っている』
『しかしお前が悠然と死刑になれば』

『あの残された子供たちはどうなる』
『お前と同じ道を辿る事になる』

『頼む』
『ふざけるな。そんな小芝居が出来るか』と話を蹴る。

それから暫く経って死刑台へと進む。
それは悠然として死刑台に向かった。

その時である。
『おい!頼む』
『死刑だけは勘弁してくれ』
『金ならいくらでもやる』と
何度も命乞いをする声がして死刑となった。


その報道を聞いた子供たちは
『何だやはり怖いのか』とバカにする。

牧師が
『足が少しだけ遅かった罪人の祈りを捧げましょう』と
子供たちを連れて教会に入る所で終わる。


果たしてこの死刑となった男は
本当に死刑を恐れたのか。

親友の頼みを飲んだのか。
それは誰にも判らない。

しかしこの悪の予備軍である
子供たちは救われたのである。


本日、目が覚めたら急に思い出しました。
名作です。

投稿していながら大変恐縮ですが。
体調不良のため皆さんの所にお邪魔できる
状況にありません。お読み頂けるだけで幸いです。
何卒お許し下さい。

何かございましたらゲストブックにお願いします。





ダメージ2 相手役のマーシャ・ゲイハーデンが良い。

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テレビドラマである。
物語は大型訴訟専門の弁護士の話である。
主役はグレン・クローズ。
この弁護士が凄いし怖い。

訴訟に勝つためなら何でもやる。
そして物語の展開が慣れるまで判りづらい。

過去現在未来が錯綜する。
これに先ず混乱するが。

これが判ってくると嵌るドラマである。
ダメージ1の時はあまり良いとは思わなかった。

ダメージ2になり嵌った。
とにかくややこしい。

同じ弁護士事務所内でも裏切りがある。
どちらになびくのか全く判らない。


それはともかく私が惚れこんだのは。
イメージ 2
この物語の敵役、マーシャ・ゲイハーデンである。

この女は大手企業の筆頭弁護士である。
主役のグレン・クローズと一歩も引けを取らない。

その中で私が気に入っている所であるが。

実はこの物語展開とは直接関係無い。

この弁護士に
ある日父親が田舎から訪ねて来る。

それもこの企業のパーティ会場にである。
皆正装である所に。

茶色のスーツで来る。
田舎者丸出しである。

それはこの女がどれだけ
苦労してこの地位を獲得したかが判る。

その父親が
『お前は良い歳をして何だ!』
『結婚もしないで・・』と詰め寄ると。

『私はね』
『このアメリカ随一の企業の筆頭弁護士よ』

『このためにあらゆるものを犠牲にした』

『だけどね。お父さんが心配しているような』

『男にも不自由はしていないのよ』

『サッサと帰って頂戴』

これを父親に言い放つ。これが格好良い。
この女の仕事に対する覚悟が凄まじい。

アメリカは何と言っても勝たなければダメなのである。
頑張りましたねでは通らない。常に勝たねばならない。
男も女も無い。その中で彼女はこの地位を獲得したのである。

その一端を示すためのシーンかと思うが
これを描いた脚本が素晴らしいし。

この女の演技が素晴らしかった。
この後父親は寂しそうに帰って行く。


そして
この女はその後初めての負け戦となる。
会社内の裏切りに遭う。彼女にも責任がある。
その上を目指そうとして失脚する。
その時、寂しそうに消えて行く後姿が良い。

あの父親に言い放った凄さがそこには無かった。
この女優は上手いと思った。

もし機会がありましたら是非ご覧になって頂ければと
思います。




アイアン・スカイ
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今ヤフーGYAOで放映されています。
これ観ていて気がついたのですが。

ストーリー展開が。
スタンリー・キューブリック・オタクが作った映画だと判ります。

SF三部作として作られた
『博士の異常な愛情』
『時計じかけのオレンジ』
『2001年宇宙の旅』の影響が見られるのです。

筋立ては
『博士の異常な愛情』から組み立てられている事が判る。

但し、当時は米ソの対決であるが。
この話は2018年という事なので。

ナチス・ドイツが1945年に月の裏側に秘密基地を作り。
その世界征服を狙っているという話となっている。

冒頭、
月に向かっている映像から始まるが。
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これは『2001年宇宙の旅』を思わせる。

そして話は始まる。
『博士の異常な愛情』において
地球の破滅を描いていた訳であるが。
その現代版となる。

『2001年宇宙の旅』で
地球軌道上に人工衛星が旋回してる映像が有名であるが。
実はこれ核弾頭を積んだミサイルである。

その事は映画では触れていないが。
それがこのアイアン・スカイでその謎が解ける。

そして最後のシーンで
太陽、月、地球が重なる映像は
まさに『2001年宇宙の旅』である。

それが何とも寂しい結果となる。
青い地球が青くない。

そして月では
『時計じかけのオレンジ』での拷問のシーンで終わる。

出てくる人物が面白い。
大統領となっている女が現役の共和党、
元副大統領候補サラ・ペイリン。
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映画ではその名前は出て来ないが
小説版では名前が出ているという。
これ見ると即サラ・ペイリンと判る(笑)。


地球軌道上での人工衛星が核を積んだ宇宙船と変わるのだが。
その船名がG・W・ブッシュ。

これで良くアメリカが撮影を許したなと思ったのだが。

製作は
フィンランド、ドイツ、オーストリア共同制作と
判り納得する。

腐りきった国連では
北朝鮮も可愛い笑い者となる。

これは凄いブラックユーモアの
利いた映画です。

おそらく歴史に残る。





くも長き不在(1961年)。それでも女は待った。

イタリアとフランス共同制作。フランス語。アリダ・ヴァリ主演。


一発の銃声も鳴りませんが。戦争を描いた作品です。


戦争が終わり16年も経ったが。
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女は夫の帰りを待ち続け。カフェを経営していた。
これだけの女である。

この女を目当てに来る客もいたが。
それをも相手にせずに待った。

ある冬、浮浪者がカフェの前を通る。

ハッとするが。
男は全く女を見もせずに歩いて行ってしまう。

女は思わず追いかける。

男は町の外れに住み着いていた。

変わり果てた姿であるが夫である。

女は何で私の所に来ないのか悩む。

そしてその男が通る度に何かと話かけたりするが。
全く反応が無い。

それでも女は何とか自分の店に食事の招待をする。

そして昔一緒に聞いた音楽をかけ。
ダンスに誘う。

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男はそれに応じるが。男に反応が無い。

ふと鏡に男の後姿が映る。

そこには頭に酷い怪我をした痕を見つける。
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その時の女の絶望的な顔がある。

男は思い出さないのである。

これ泣きます。




今、ヤフーのGyAOで
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スタンリー・キューブリックの『フルメタルジャケット』をやっています。
ご覧頂ければと思います。無料で放映されています。
こんな事は本当に珍しい事です。
 
 
ただ、1987年公開当時、
私が観た感想は
『キューブリック疲れているな』でした。
 
今回観て。
神であると思ったキューブリックも
人の子であったと感じた作品です。
 
これは彼の中ではあまり良い出来ではありません。
ただ無名の監督が作ったとなると傑作です。
 
 
 
彼は日頃、
『戦争は狂気であり。狂気その物である・・』が持論でした。
 
 
 
 
これからネタバレとなります。お気をつけ下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アメリカの海兵隊訓練所で8週間の訓練が行われる。
普通の若い人間をギリギリまで追い込み。
 
殺人者に仕立てて戦地に送り込む訓練である。
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その訓練は過酷であった。
 
一人の訓練兵はその苦しみのあまり本当の狂気となり。
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教官を殺し自殺する。
 
 
これは如何にもキューブリックらしい展開であり素晴らしい。
何故なら狂気が無ければ人は殺せない。
 
そこまでの男を作ったのであるからだ。
 
他の訓練兵はそこで踏みとどまって卒業して戦地に向かう。
 
 
 
ベトナムでは生まれた所が狂気の場であり。
殺し合いの場である。
 
この国で
親兄弟を殺されながら育った若者は
訓練されて作られた狂気ではない。
 
狂気の中で生まれ育っているのである。
人を殺す事など何とも思っていない。
 
生まれながらに狂気に目覚めている。
 
 
この違いは大きい。
 
 
そしてベトナムに送られた殺人者に仕立てられた
兵隊は圧倒的武力の優勢にもかかわらず苦戦する。
 
それは当たり前である。
にわか仕込みの狂気が本当の狂気に勝てる訳が無い。
 
 
そして後編である。
 
 
次々に殺されて行く。
相手は死を恐れていない。
狂気の中にいるからである。
 
そして
最後はその狂気が勝たなくてはいけなかった。
 
実際アメリカはこの戦争に負けているのである。
 
しかし
この映画の結末はたった一人の少女の
狙撃兵に翻弄されながらこの少女を殺すところで終わる。
 
 
 
 
これは明らかにおかしい。
 
狂気がにわか仕立ての狂気に負ける事になる。
 
キューブリックの持論に反するものである。
 
少女がたとえ死んでも
この小隊は全滅しなければ成立しないのである。
 
何故なら
前半の訓練地でその教官の教えによって
狂気した若者が教官を殺害した狂気こそ。
 
この訓練所が作りたい狂気だった筈である。
 
それがこの最後のシーンでぶち壊しとなる。
 
 
キューブリックに毒が無くなったといえばそれまでだが。
 
この映画は
彼の持論の戦争は狂気であるという説が崩壊した映画である。
非常に残念である。
 
 
 
 
 
 

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