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ブリット(1968年)。映像だけで観せる。セリフを徹底的に削る。
ちょいと昔。
チャック・ノリスという武道家であった男が
俳優としてデビューする事になった。
その試写を知り合いである
スティーブ・マックィーンに来て貰った。
ノリスが試写を終わり絶望的な顔をしていると。
『君は上手く演じているよ。だけど説明的なセリフが多過ぎる』
『観客は既に映像でその状況が判っている』
『それに説明を入れると話が流れなくなる』
『とにかく不必要なセリフは削った方が良い』
『一言で良いんだ。』
『その一言が観客の頭に残る』
これを聞いた時。
スティーブ・マックィーンは
映画が判っているなと感心したものである。
そしてその言葉通り撮った映画が
『ブリット(1968)』である。
この映画はこの男の製作である。
セリフは相手役の男に勝手に変えていた。
この映画は主役のセリフを
徹底的に削った映画でもある。
この映画は映像を感じる映画である。
大昔の映画であるが。
この男の入魂の映画である。
この中で流れている音楽はラロ・シフリン。
ジャズ界出身のピアニストであり
アレンジャーである。
これも無駄な所は一切無い。
この映画を影で盛り上げた立役者である。
私はこの映画のサントラを未だに聴いている。
それほど良い。
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