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シンシナティ・キッド スティーブ・マックィーン。勝負師が女に惚れてはいけない。
ノーマン・ジュイソン監督。1965年。ネタバレとなります。ご注意下さい。
この皮のコートが良い。襟と袖口がコールテンで縁取りされていて素晴らしい
探しに探したが見つからなかった
シンシナティから流れに流れて
南部のニューオリンズを根城として
その勝負師としての力を発揮している男。
その名をシンシナティ・キッドと呼ばれていた。
とにかくポーカー賭博で負けることが無い。
しかし名人と呼ばれる男がいた。
そして遂にその男と勝負の時が来た。
この映画の味付けとしてアン・マーグレット。
そしてキッドの彼女としてチューズデイ・ウェルドが可愛い。
アン・マーグレット チューズデイ・ウェルド
チューズデイ・ウェルド
名人役はスティーブが尊敬する
スペンサー・トレイシーだったが急死のため、
エドワード・G・ロビンソンが演じている。
ネクタイピンに注目 スティーブはグレーのシャツ
この男がお洒落でまた上手い。
しかしこの味付けとした女が出て来る所が
この映画の弱さでもある。この女優は大好きだが。
この女が絡む事でこの勝負が見えるのだ。
勝負師は抱く女はいても良いが。
愛する女を持ってはダメなのだ。
これは鉄則である。また家族も持ってはダメ。
いざという時に女や家族の顔が頭に浮かぶと命取りになる。
勝負師は冷酷でないと勝てない。
キッドはその実力、体力そして勢いでは名人を上回っている。
しかし心に隙が出来る。
劇中アン・マーグレットに誘惑されて抱く事があるが。
それは構わない。
その勝負の前に不安になり。彼女の家を訪ねる。
このシーンでこの男は負けると感じる。
その弱さが勝負師として決定的な弱点となる。
勝負師は孤独に勝たなければならない。
そして最後に勝負に負けた男に
その女が待っているのは有り得ない。
それについて
この映画を撮ったノーマン・ジュイソン監督は、
『実は負けて全てを失って終わる筈だった。
しかし制作会社がOKを出さなかった。
最後のシーンはあとから付け足した』との事だった。
それを聞いてホッとした。
しかし、このポーカーのやり取りは
手に汗握る素晴らしいシーンの連続だった。
このマックィーンの鋭い目はやはり素晴らしい。
そして老獪なエドワード・G・ロビンソンの
見事な演技とその服装のセンスが素晴らしかった。
この勝負ではスタッド・ポーカーなるもので
5枚配られるカードの内、1枚は伏せてある。
このカードが何なのか。誰も判らない。
その確率に賭ける。
この勝負でキッドは10.10そしてエースが2枚
名人が8.9.10.12.で11がもし出たらストレートフラッシュ。
キッドは自分のカードがエースと確信する。
その勝負は。奇跡が起きる。キッドは負ける。
しかしキッドの確信は当たっていた。
エースであった。
フルハウスとなる。
このシーンには痺れる。
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