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ドラマ、白夜行。この脚本家。森下佳子が素晴らしい。
TBSで放送されたものであるが。私は深夜に再放送を観た。
原作があるらしいが。それは読んでいない。
その第一回放送は
原作に書かれていない話と聞く。
小学校高学年と思われる男女がある図書館に通っている。
二人とも無口である。
男の子はこの美しい女の子に気があるらしい。
気になって読書は進まない。
それを優しく見守る司書の女性。
それでも少しずつ話すようになる。
男の子にはある特技があった。
挟みを使って切り絵を作る事であった。
それを作り女の子に見せる。
それまで決して笑う事が無かった女の子の
笑顔を見る事になる。
いつしか一緒に帰るようになる。
そして二人で歩いていると。 男の子の父親に出会う。
すると先ほどまで、
笑顔を見せていた女の子の顔が強張る。
父親はその子を見て不機嫌な顔となる。
少女は挨拶もせずに走り去る。
少年にはそれが何故だか判らない。
それでも二人は図書館に通う。
ある日の夜。
父親が不意に外へでる。
あの日以来様子がおかしいのである。
それを息子はなんとは無しにつける。
ある建築中の建物の中に父親が消える。
そして
その後を母親に手を引かれたあの女の子が入る。
それを恐る恐る少年も入ってみる。
換気口を通って。
そこで見たものは。
父親がその女の子を抱いている姿であった。
思わず、何で!とその前に出てしまう息子。
女の子はその裸身を必死に隠す、
その眼には涙が見える。
思いもよらない光景を見た息子は
いつも大切にもっていた挟みで父親を刺し殺す。
呆然とその場に立ち尽くしていたが。
女の子がその挟みを取り上げる。
そしてその男の子を逃がす。
罪を被る覚悟で。
所がその事件はどう考えても
女の子に殺害出来る筈も無く迷宮入りになる。
そしてしばらくすると
その女の子と母親がガス中毒で病院に運ばれる。
しかし女の子は奇跡的に命を取り留める。
女の子が刑事に
『あの挟みは私の大事な形見です。』
と返して貰う。
これで証拠の品は無くなる。
そして男の子に会い。
『私たちはこれで二度と会う事は止しましょうね』と
念を押し挟みを渡す。
しかし、それは本心では無かった・・。
これから始まる
二人の殺人鬼の話の序章である。
それに一時間かけた。
この序章は原作には無いという。
どうして
この許されない殺人鬼が存在してしまったのか。
そのためのエピソードである。
この脚本家。
森下佳子という素晴らしい脚本により
この物語に厚みがでる。
この脚本によりこの物語は生きた。
それほど素晴らしい。
何故か久しぶりに
この物語を思い出していた。
この脚本家はこのあと。
ドラマJINでその地位を
不動のものとする。
尚、物語の展開は私が昔観た記憶の中で書いております。
かなり曖昧となります。
その失礼を何卒お許しください。
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