不あがり

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最近、この狭い部屋に。むさ苦しい男が二人居候となる(笑)。
 
 
この二人は私と似た人生を歩んでいるが。
この所。ニヤついている。
 
その辺りが私の救いでもある。
 
苦虫を噛み潰した顔は私一人で十分。
 
 
しかし
この男たちも私の前には決して姿を現さない。
 
その辺りも狭い部屋であるので救いである。
 
二人とも何とか彼女を見つけて
それに逢いに行っていると思われる。
 
その温かい空気をこの部屋にも注ぎ込んでくれている。
 
今まで決して無い温かさである。
 
何となく暗い部屋が明るくなった。
 
 
そんな事を考えると。
居候を迎えるのも悪くは無い。
ただ私だけが置いてきぼりである。
 
まあこの歳になれば仕方が無い。
二人は私から比べるとまだ若い。
 
本当に良かった。
 
 
いつかは
この二人の彼女を紹介して貰いたいものである。
 
それくらいはこの部屋の住人としては
当然の権利であると勝手に思っている。
 
 
まさか住む所が無いと言って
ここに女を連れ込む事だけは止めて欲しい。
 
それだけは勘弁である。
部屋の空気が変わってしまう。
 
第一そんなスペースは無い。
3人いるだけでも一緒にいれば息苦しい。
 
ただその辺りは彼等二人は判っていると思うが。
 
 
 
彼等はあくまで私の心の中の住人である。
 
この所の私の妄想の中で現れた二人である。
そのお陰でトラブルは無い。
 
しかし寂しい男の部屋が
少し明るい雰囲気にはなった。
 
 
その彼女たち二人はどこで暮しているのか。
いずれは判る事になるかと思うが。
おそらく駅の向こう側だろう。
 
 
この二組のカップルが
私に取っては心の安らぎになる。
 
お陰で今楽しい世界を覗かせて貰っている。
 
その会話がとにかく新鮮で面白い。
 
 
頼むから痴話喧嘩だけは
持ち込まないで欲しいと願うばかりである(笑)。
 
 
 
 
 
 

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