不あがり

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不可思議な小説

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夢か あとがきを少し。

主人公の男は孤独な男である。
老齢に差し掛かっている。
薬を頼りに生きている。
そして眠れないので
睡眠薬まで飲んでいる。

この物語は
この男から見ると幻聴幻覚を見ているのか。
果たして本当に女は現れているのか。
甚だ疑問である。

前半、中盤は感情の起伏が激しく。
普通では無い。

最後は夢の中での話が。
現実と思われる状況となり。
おそらくこの男は喜んで死んで逝く。


一方、この女を通して考えると。
この女はこの男の幻聴幻覚では無いと思える。

最初に訪ねて行った時には過去の姿で現れる。
この男の言葉で『今の姿を見せて見ろ』と言われ。
年老いた女の姿を見せる。

そしてこの姿を男は見ていると言うが。
はたして本当であろうか。

この女は強かな女である。
そして霊である。

男の前に現れる前に。
男が弁当屋とコンビニに
通っている事を知って。

ここで働いている女に乗り移り。
女の年老いた姿を見せたのではと考える。
おそらくこの女はずっと以前に命を絶っている。

この男が
その姿に反応するかという事を確かめたのでは。
それは文中でも男が怒って追求するが。
この時、『知ってたの』と言っている。

この女にとっては
数十年経った自分の姿に気付く男に。
これでいけると思ったのでは。
それは数十年経ってもこの女の事を
男が忘れていなかった事が判ったからである。

そこで今度は泣き落としである。
男の一方的な女に対する責めの
言葉を受けて女は消えて行く。
しかしここで諦めていない。

男が睡眠薬を
あらためて呑んでいる姿を
見ている筈である。

そして夢の中に出て来る事になる。
それも過去にあった出来事の中に。

男は思わず女の手を握る。
夢だからである。
そして愛し合う事になる。

男は若い時に戻っての事であり。
激しい逢瀬となる。

そこで女から。
『やっと抱いてくれたわね』と言われて。
現実である事に気付く。

しかし男は心からこの女を愛している。
この女の求めに応じて再び抱く事になる。
それはこの男の死への旅路でもある。


『こんなややこしい物語書いているんじゃねえ』と
言う声が聞こえてくる。

『スミマセン。私です』と答える私がいる(笑)。

お読み頂き感謝しております。
有難うございます。


続々・夢か


続々・夢か

睡眠薬は良く効いた。
当たり前である二度呑んでいる訳である。

何十年も前にタイムスリップした。
それは会社のパーティである。
社長以下皆ご機嫌である。

そんな中。
女が一人ポツンと立っていた。
そしてこちらに向かって。

『誰か、誘ってくれないかな』
と呟いた。

当時、私は聞こえない振りをして。
その女の顔を見ていた。

今は夢の中である。
女の手を引っ張り手を握った。
女は握り返した。

そのまま会場をあとにする。


何処かのホテルで激しく愛し合った。

夢とは思えなかった。
お互い貪るように愛し合った。
歓喜の中で果て。
また愛し合う。

お互い命を懸けて愛し合った。
俺はこれでクビになるなと思ったが。
そんな事はどうでも良かった。
後はなるようにしかならない。

この女を
今愛さなければ二度と愛す事は出来ない。
それだけを考えた。そして二人共に果てた。

これほどの悦びを感じるのは初めてである。



女が
『やっと抱いてくれたわね』
と私の頬を撫でた。

『今、何て言った』 

思わず飛び起きた。
私の部屋である。

そこには
私を恍惚とした目で
見つめている女がいる。

『まさか』
『驚いてる?』

『あの時・・』
『アナタを誘ったのよ』

『だけど』
『聞こえない振りをした』

『今は違ったわ』
『これって現実か』

『どうでも良いじゃない』
『だけどね。これが私たちの想い』

『何十年とお互い求めていた』
『それが今』

『私はアナタに愛されたくて命を絶った』

『どうしてもね』

『体が言う事をきかなかった』

『だからね。命を絶って』

『心を選んだの』

『長かったあ』

『怒ってる?』

『でもこれが私たちの本心』
と言って。

女は唇を重ね
再び体を求めてきた。

私はそれに応じた。



続・夢か

  
続・夢か 

それから暫くは薬のお陰で良く寝られた。そしてその頃。
その女はまた現れた。同じように布団の裾に。

そこでシクシクと泣いていた。
その声に起され目が覚めた。

時計を見るとやはり午前2時を回っていた。

『何で泣いている』
『だって・・』と言葉が途切れて泣いている。

『おい、おい、泣きたいのは俺のほうだぜ』
と起き上がると。

『だって・・』と泣き続ける。

『そうやって昔の姿を見るとやはり良い女だな』
『だけどよ』

『それは昔の時だ』
『俺を誘惑しても無駄だ』
『あの当時、俺の前で今の姿を見せてくれたら・・』

『所でよ。捨てられたって』
『本当のようだな』

『社長は生きているんだろう』
『アンタが年取ったんで若い女に乗り換えた』
『当たりだろう』

『じゃなけりゃ』
『俺の所に現れない』
『本当は社長に抱かれたいんだろう』

『昔は俺を鞘当に使って。社長を誘惑した』
『俺は当て馬でな』

『そしてそれが成功して』
『俺は会社から追い出された』

『もっと惨めなのは』
『アンタと結婚した男だ』

社長が仲人で』
『それが愛人』
『惨めだよな』

『相手の事を考えた事があるか』
『アンタにはそれが無い』
『俺も学んだよ』

『社長に捨てられ』

『アンタに惚れた俺だったら』
『相手にしてくれると思ったようだな』

『あの時よ。俺は即判ったぜ』
『アンタは素知らぬ振りをしたけど』

『その時、思ったぜ』
『恐ろしい女だと』


『おそらくアンタの思いでは』

『社長に捨てられ』
『俺に無視されたと思っているようだが』

『それはお門違いだ』
『確かに俺はアンタに惚れていたよ』

『今でもだ』
『しかしそれは昔のアンタだ』

『アンタは今でも社長が一番』
『そして俺は二番』

『この順位は今でも変わらない』
『それが残念だ』

『社長を捨てて俺の所に来たのであれば』
『俺は喜んで抱いたよ』

『ただ、アンタはそうでは無い』
『社長に捨てられたから』
『俺の所に来た』

『この違いは大きい』
『天と地の差がある』

『そして今は』
『アンタはあの世』
『俺はまだこの世』

『よりアンタとの距離が遠くなった』
『俺を起こしに来るのは間違いだ』

『社長の枕元にでも出るんだな』
『消えてくれ』

『言う事は終わった』

『そんな目をしてもダメだぜ』

すると。
女はこちらを見ながら消えて行った。



『俺も女運の無い男だな』
とあらためて残り少ない睡眠薬を呑んだ。

『これで永久に眠れればな』と笑った。


夢か


短編小説です。
お読み頂ければ幸いです。



夢か

この所眠れないので睡眠薬を呑んで寝ていると。
誰かが声をかける。女の声である。

目を覚ますと。
布団の裾の方に女が座っている。

私の部屋は明かりを消していないので。
ハッキリ判る。

『アンタ誰?』
『憶えてない?』

『私、〜です』
『おお!』

でも、何で』
起き上がった。

『何してる』
『こんな所で』

『私も判らない』
『どうしてここに来たのか』

『それはおかしいだろう』
『アンタ、死んだんだろう』

『どうして?』

『真夜中だぜ』
『それも男の部屋に』
と時計を見る。

思わず笑った。
『丁度午前2時だぜ』
『所で用は何だ』

『こんな所に押しかけて』
『私ね、捨てられたの』

『だから?』
『だからって』

『行く所が無くて』
『それはおかしいだろう』

『俺を振って嫁いだ筈だろう』
あれは、長く続かなかった』

『そりゃ、そうだろう』
『社長の愛人で』

『別れもしないで結婚すれば』
『知ってたの』

『当たり前だろう』
『それから数十年も経って』

『何で俺の所に現れる』
『社長に捨てられたか』

『あの人死んだ』
『まあ、歳からいってそうだろうな』

『だからって。何故俺の所に来る』
すると女は押し黙って下を向いた。

『それとよ。その姿は何だ』
『昔のまんまだろう』

『今の姿を見せてみろ』
『あっ!ごめんなさい』

そこには年老いた女の姿があった。

『アンタよ。弁当屋にいたろ』
『それとコンビニにも』

『知ってたの?』
『当たり前だ』

『俺はそれ以来弁当屋には行っていない』
『コンビニも時間を変えた』

『つまりよ』
『それまで生きていたって事だよな』
『何で俺の居場所が判った』

『〜君の奥さん知っているでしょ』
『ああ、あのヤロウ』

『俺に金を借りに来る時だけ来やがって』
『それで俺の居場所を・・』

『で、どうしたい』
『私も判らない』

『アタシ寂しいの・・』
『俺だって寂しいさ』
タバコに火をつけた。

『私にも一本頂けない』
『ああ、良いよ』
とタバコを差し出した。

そして火を点けてやった。

すると
『私を抱いてくれない・・』
『おい、おい、勘弁してくれよ』

『そんな時だけ昔の姿かよ』
『牡丹灯篭じゃあるまいし』

『ゴメンだよ』
『消えてくれ』
とタバコの煙を
女にむけてふっと吹いた。

すると。
吸い込まれるように
煙の中に消えていった。

『俺も薬の呑みすぎだな』

あらためて睡眠薬を取り。
呑んだ。


昼過ぎに目が覚めた。

『嫌な夢を見た』
『あのまま抱いていたら・・』
『今頃あの世逝きだな』と笑って。
タバコに火を点けた。

灰皿には
二本のタバコの吸殻があった。



家に帰って来ると

超短編な小説です。
お読み頂ければ幸いです。




家に帰って来ると

暑い夏を乗り切り。ようやく涼しくなった。
久しぶりにカフェオレを飲み。

この少し苦味と酸味が合わさり
そしてマイルドな味に舌鼓を打ち。
ああ、幸せだなと家に戻る。

日の入りが少し早くなったなと
感じて家のドアを開けようとすると。
鍵が開いている。

人の声がする。
玄関口には男物の靴と女物の靴が揃えてある。

アレ!?ここ俺の家だよなと表札を見る。
確かに俺の家である。

男の靴を見るとどこか見覚えがある。
そしてアルコールの匂いがする。
俺は下戸である。

では誰がこの家にいるのか。
恐る恐る入ってみる。

聞こえる声はかなり酔いが回った
男と女の声である。

『あなた飲み過ぎよ』
『煩い。これが飲めずにいられるか』

この声は。
俺の部屋を覗くと小ざっぱりして
綺麗な部屋になっている。

そこに俺の親友がろれつが
回らないほど酔っている。
その隣りは奥様である。

『おい、お前飲み過ぎだろ』と
声をかけるが返事が無い。

『悪いな、許してくれな』
『気が付かなくて・・』と
俺の名前を呼びながら親友が泣いている。

しかし
その顔は俺の方に向いて言っていない。
親友の声をかける先を見ると。
小さな額がある。

その額の中には
どこで見つけたのか。
俺の若い頃の写真が入っていた。

『悪いな。この通りだ』
『俺が来なかったばかりに・・』と
謝る親友がいる。

俺は死んだのか。
とその時、気付いた。




コメント欄を開けましたが
まだかなり体が弱っております
スミマセン。言い訳をしております(笑)。
リコメが遅れるかと思います。
何卒お許し下さい。


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