不あがり

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エッセイ 文学。

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文章っていうのは面白いし不思議である。
 
 
私はブログで文章を書き始める事になる訳であるが。
書いていていつもコロコロ文章が変わるのである。
 
書こうと思っている話が次から次へと変わる。
その日の気分で内容が変わる。
 
暇であるから小説もどきの話を書く。
 
これが面白い。
その登場人物は私の分身である筈が
ある時から勝手に動き出すのである。
 
私の人生はホント寂しい人生であった。
芥川龍之介の破滅的な人生とも近いのではと
思って書いているのだが。
 
書いている内に登場人物が
私の想いとは逆に幸せな人生を送ろうと必死で動き出す。
 
これは私の人生とは違うぞと思うのであるが。
それでも良い流れに変更されて行く。
 
これは私の想いとは違うのである。
惨めな人生を送った人間の話を書こうとしているのである。
それは事実であるからである。
 
しかし登場人物がそれを嫌がる。
とにかく男女が必死でその難関を乗り越えようとする。
 
私にすれば。
そんな訳は無いだろうと思うのであるが。
どういう訳か道を開いて行っている。
 
これは書いている私の考えでは実は無い。
しかしその熱意に負けて書いている。
いや書かされている。
 
言葉も私の思う言葉を無視して話し出す。
私の頭の中で生きて来ている。
 
毎回、どうなるのか判らない。
 
とにかく私の想いとは逆に必死なのである。
人の人生は辛く厳しい。
その中で必死にもがいても生きようとする。
 
現実の私とはかなり乖離している。
 
こんな生き方をしていれば。
もう少しマシな人生を送っていた筈である。
あらためて登場人物に教えられる。
 
 
 
 
 
 
芥川龍之介 『蜘蛛の糸』を考える。少しだけ。
 
この作品をおそらく知らない方はいないのでは。
 
主人公は
極悪非道の男であらゆる罪を犯して当然のごとく地獄へ落ちる。
その地獄ではあらゆる苦を嫌というほど味わう事になる。
 
しかしそんな男も生前。
何かの気まぐれか。
足元を歩いている蜘蛛を踏み殺さない事があった。
 
それをお釈迦様が覚えておられて。
その深い地獄の底に蜘蛛の糸を垂れさせる。
男はその目の前に降りてきた糸を思わず掴みよじ登る。
ひたすら上る。
 
ようやく明るい光が見えて来たと思い。
一呼吸おいてその糸を上り始める。
 
すると糸が今まで以上にゆれている事に気づく。
下を見るとこの糸に誰とは無しに
摑まってよじ登っている者がいる事に気づく。
 
『おい。これに摑まるな。切れる』
 
その後について来た者を蹴り落とした瞬間。
無常にも糸は切れて。
この男もろ共真っ逆さまに闇の中に消えて行く。
 
それを遠く空の上の蓮池のそばで
ご覧になったお釈迦様は何事も無かったかのように歩いて行った。
 
 
確かこんな話である。
これを読んでいていつも不思議に思っていた。
 
誰しも助かりたい。
おそらく誰もがこの糸にすがる筈である。
善人悪人にかかわらずである。
 
ましてや地獄である。
誰もが人を蹴落としても上る筈である。
 
私はこのお釈迦様の真意が判らない。
 
 
芥川龍之介の文章はその切れ味鋭く。
人の心の闇の部分を鋭く描き出す。
そんな作家である。
 
この物語は教育番組や教科書に必ず出てくる話である。
 
おそらく、どんな時であろうと人にその道を譲りなさい。
たとえ自分を犠牲にしても。
 
自分だけ助かりたいと考えるものではありません。
そんな事を言いたいのだと思う。
 
 
しかし芥川はその考えだったのだろうかと考える。
 
違うのでは。
おそらく芥川は人は裏切る者であり。
自分の事しか最終的に考えない。
それが人である。
 
そしてお釈迦様でもそれは変わらない。
神も仏も無いという想いで書いたのでは。
つまり全否定。
 
 
捻くれ者の私はついこんな事を考える。
 
 
 
 
 
 
 
現在は本当に現在か。あくまで私の妄想です(笑)。
 
これ大昔から考えていたのですが。
この話をすると必ず
『お前、おかしい』といわれたものです。
 
じゃあ、何故今が現在と言えるのかと訊ねると。
明確な答えは返って来なかった。
 
現在、私たちが盛んに現在と思っている
世界は本当に現在なのか。
 
私は江戸時代の人達は
今も盛んに生きていると感じています。
 
その時代の中では
現在と考えて必死に生きている。
 
もちろんその人たちもやがて死を迎える。
 
坂本龍馬は今も盛んに走り回って
おそらく死ぬまで必死に未来に夢を見て走っている。
 
そのまた大昔、
斑鳩では聖徳太子が17条憲法の想いを
ひたすら廻らしているのでは。
 
つまりその時代時代が重層して存在しているのでは。
 
私たちが今いる現在と思われるこの空間も
実は遥か昔の過去なのかも知れない。
 
未来の人も存在しているのではと思う。
 
これ言葉でも証明できる(笑)。
 
過去。現在。未来。
    過去。現在。未来。
        過去。現在。未来。
            過去。現在。未来。
                過去。現在。未来。
                    過去。現在。未来。
 
上記を見て頂くと判るのであるが。
過去。現在。未来。同時に重なっている所が出来る。
 
これを見ると。過去。現在。未来は同時に存在するのでは。
 
高校の時。これを書いて見せた時。
『お前はやはり狂っている』と言われたものである(笑)。
 
でも重なっていると考えるのが
私には何となくあっているのではと考える。
 
私のあくまで妄想である(笑)。
 
 
 
 
 
 
文章という生き物。一度書き損なった文章は二度と戻らない。
 
ブログを始めて文章を書くようになり。
ある事に気づいた。
 
それは私のその気分により文章が変貌する。
文章が生きているのではと感じる事がある。
 
聞こえは良いが。
私の文章が活き活きしている訳ではない。
 
書く度に同じ言葉使いであるにもかかわらず
その文章が違うのである。
 
そしてあとから思い出しながら書いた文章は
どこか平板でそれこそ活きが良くない。
 
つい数分前に考えた。
いや浮かんだ文章と違う事に気づく。
 
思いついた時に書かないと。
文章は何処かへ消えていく。
 
二度と出会うことは無い。
 
たとえば前日、
こんな事を明日は書こうと思っている。
映像を取り込み。
何となくその文が頭に浮かんでいる。
 
そして翌日というか。
ひと寝入りして書こうとすると
その文章はもう無い。
 
毎回そうなのであるが。
起き抜けの時に浮かんだ文章が
一番ありのままを伝えているような気がする。
 
そして前の晩に考えたものは
殆ど忘れている事が多い。
その文章は出て来ない。
 
毎日何かを書く事は楽しい。
思いついた時に書かないと
文章が生きてこない。
 
私の場合、
目覚めた時に浮かんだ物を書く。
一日経つとそれは何処かへ消える。
二度と会う事は無い。
 
 
 
 
 
 
 
 
追伸。
毎回恐縮ですが。PC不調です。
そのためコメント頂いても
リコメ出来ない可能性大です。
その失礼をお許しください。
 
 
 
 
リチャード・マシスン。映画、激突の原作を読む。意外と面白い。日常を描いていながら。その日常を少し離れる。
 
スティーブン・スピルバークの出世作。
この映画を観て感激した私は珍しく原作を探して読んだ。
友人に『こんなの原作を読むまでも無いだろう』と
馬鹿にされたものである。が、しかしである。
 
この作家の作品、意外と面白い。
実は映画『激突』の脚本もこの人である。
 
このあたりスピルバークは賢い。
 
これは下手にプロの脚本家に
この原作を任せると人間を描こうとする。
それが無いから良い映画であり。
名作となった。
 
私はスピルバークで
この映画を超えた作品を観ていない。
 
この激突の原作は
ある中年の倦怠期を迎えた男が出張のため、
家を出る。その妻は見送りもしない。
 
長年連れ添うとそんなものではと物語は始まる。
そして何気なく、前のトラックを抜く。
しかし、それがこの男の悲劇の始まりとなる。
 
ここから何の理由も判らず執拗に
このトラックに追い立てられ
命を狙われる事になる。
 
そのトラックの運転手は何故そんな事をするのか。
運転手の事は殆ど描かれていない。
この追跡劇だけで展開する。
それは非日常の世界となる。
 
この作品は短編である。数本の作品がある。
 
例えば。
ある男が、気がつくと妻がいなくなる。
突然である。それも跡形も無く。痕跡すら無い。
何故なのか。この失踪は事件ではない。
そのあたりの描き方がありそうで無い。
 
 
あるいは
いつもイライラしている男が部屋に戻る。
すると何処からか物がその男の所に落ちてくる。
あるいはぶつかる。
しかし、ぶつかる所にあるものではない。
そしてそこにはその男しかいない。
では何なのか。それが判らない。
 
このマシスンという作家は
日常を描いていながら、ちょっとしたずれから、
非日常へと向かう描き方が上手い。
考えるとこんな作品書けると思うのだが。
それが描けない。
 
 
 
 
 
 

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