藍染め・草木染め工房 くらむぼん

草木からもらった色で染物を楽しんでいます

染め

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藍染めワークショップ

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藍染めのワークショップ、無事に終えることができました!
場所を提供してくださったキノラウさん、撮影してくださったRezrockさん、何より、つたない説明にもかかわらず楽しんで素敵な作品を染め上げてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 
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藍の生葉に「おいしそう」という意見が寄せられたり。
すくもの匂いに顔をしかめたり。
 
 
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かんたんな輪ゴム絞りだけれど、力作ぞろいでした。
 
 
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海みたい!宇宙みたい!!粋!!!
思いがけない模様に歓声が。
 
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天気にも恵まれて、ベランダに青がゆらゆら。
 
 
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乾くのが待ちきれないくらい。
出来上がった作品に喜ぶみんなを見て、喜ぶわたし。
 
完成祝いにビール飲んじゃったりして、楽しい一日でした。
次回は9月平日開催予定です!
 
WSスペースを提供してくださったキノラウさんのブログ。
この日の様子がアップされてます。

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伊豆大島、椿染め

伊豆大島にて椿染めをしてきました。

ひさかたぶりの『染め』項目の記事ですが、10月には同じく大島のハンノキの実で染めていました。
写真を撮り忘れていたのだなあ。
鉄と銅で、それぞれ濃い茶と薄金色に染まりました。



さて、椿染めについて。


椿の花びらの色はアントシアンという色素で、熱に弱い色の為、熱煎はしません。
今回はクエン酸を使用して、ゆっくり3日間かけて染めました。



まず、シルクの量に対して10倍の花弁を集めます。
ぽとりと道に落ちた花で、傷の少ないものを拾います。(雨上がりが良いようです)

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_29918010_0?1234533840200

花弁の量に対して3倍の水をポリバケツにいれて、クエン酸1%の濃度で溶液を作ります。
今回は2.5キロの花弁だったので7.5リットルの水で作ります。

だいたい、花弁がひたひたになるくらいの様子になるはず。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_29918010_1?1234533840200

手で揉みこみながら半日〜1日置いておくと、次第に溶液が花の色に変わっていきます。

そこにシルクを浸し、半日漬けては乾燥させ、を2,3回繰り返し
最後に明礬の媒染液に30分浸して水洗→乾燥。
再び椿の溶液に浸し、乾燥させて、出来上がり!!です。

書くと大変そうだけど、ほっときっぱなしで染まると言っても過言でないです。
火を使わないから、らくちん。あんしん。



堅牢度を少しでも上げようと、時間をかけて染めましたが、
子供と一緒に楽しみながら染めるなら、花弁をクエン酸液で揉みこみ、
色が赤くなったらすぐに布を浸して1時間ほど放置するだけでも充分染まると思います。

熱に弱いもの同士、フェルト生地を浸し染めにしても楽しいかも。



草木染めは、徐々に色が褪せてしまうものですが、
季節を追って行く楽しみが醍醐味なんだと思います。

椿の花を拾うの、楽しかった!
匂いにもうっとり。
部屋中が花園のような甘い香り。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_29918010_2?1234533840200

そめた直後の写真。

乾かすと、とても落ち着いた薄紅色になりました。

明日葉染め・2

明日葉染めの続きです。

前回染めた布を、媒染してゆきましょう。
媒染とは、布に金属(の液体)をかけあわせることで、草木の色素を定着させる作業です。
アルミ・鉄・銅・錫など、様々な媒染液があり、それぞれ色の変化が楽しめます。
媒染液は、染料店などで購入しています。


今回は、鉄(木酢酸鉄)と銅媒染をしてみました。

まずは、鉄。

 https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_20030103_1?1209692457400

左が媒染前、右が鉄媒染。

媒染液の中に染めた布を入れると、あっ!というまに色が変化します。
今回は、少し鉄が濃かったかな。


染物で、一番大変なのは、…どの工程も大変ですが、…水洗いも、とても大変です。腰にきます。
布に残った不純物を徹底的に洗いに洗い。洗い流し、私は最後にリンスを溶かした湯に漬け込んで光沢を出します。
しばらく漬け込んだ後、ぬるま湯ですすいで、干します。

そして、生乾きの所でアイロンをかけたら、
ひとつの染物が完成です。


さて、今回は、銅にもチャレンジ。
明日葉に銅を掛け合わせたことは無いので、どんな色が出てくるのか。緊張とわくわくの一瞬!



https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_20030103_3?1209692457400


わーーーー!!
まるで、たんぽぽの花のような、黄色!!
びっくり。
これだから、草木染めは、やめられないんだ!

これこれ。
明日葉の茎をちぎった時にでる黄色は、こんな色です。
おおー。
元気でる色です。これは、予想外で嬉しい!


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_20030103_4?1209692457400

鉄と、銅で、こんなに色味が違います。
華やかな黄色と、落ち着いたゴールド。

明日葉、楽しい色をありがとう。

明日葉染め・1

こんにちは、からっとした陽気が続いていますね。
こんな日和には青々とした葉っぱで盛大に染めてみたくなるものです。

あついけど。



本日は、大島から送って頂いた沢山!の明日葉くんを2キロ使って染めます。
大体、生葉を使用する場合、染める布の3倍量〜の葉っぱが必要です。


食べても美味しい明日葉の、よく育った固いとこなんかを、はさみでじょきじょき細かにしていきます。
ステンレスの大鍋に入れて、水をひたひたまで。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19990048_1?1209621139400

一回目の煮出した液は、濁りが多いので、私は捨てます。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19990048_2?1209621139400

ちなみに、こんな色。
甘い、明日葉特有の匂いでいっぱいです。



2番液・3番液と煮出していきます。

共に、5リットルづつで、計10リットルの染め液が取れます。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19990048_3?1209621139400



煮出した液は、段々と薄い色になっていくのがわかります。
明日葉では、私は3番液位が限界かと思っていますが、
茜なんかは、この煮出しの工程を13回以上行い、
どんどんと色味が薄くなる代わりに、濁りも取れてクリアーな、とても美しい色合いになります。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19990048_4?1209621139400

左が、2番液・右が3番液。
(ピントずれてますね…)


さて、染め液が出来たところに、下処理をした絹ショールを投入していきます。
(絹の下処理については、また別の機会に。)

煮立ってくると、布が膨らんで、液から出てきてしまいますので、
これを攪拌棒でやさしーくつっついて液の中へ沈め・・・
浮き上がっては、沈め、浮き上がっては沈め。を地味に30分ほど。


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30分経っても、布へ色素の定着が薄いようなら、10分ほど時間を延ばします。
ガス台につきっきりになるので、この作業は、真夏以外に行いたいところ。
あまりの熱さにビールが飲みたくなるのを、ぐっとこらえて作業です。


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だいたい、いい頃合になりましたら、鍋を火から下ろし、ゆるやかに冷ましていきます。
「放置冷却」と呼ぶんですが、あの、おでんなんかで大根に味をしみさせるのと原理は一緒です。
温度が冷めていく時に、味も、色も、しみていくんですね。


今日は、ここまで。
次回、染めた布に媒染を行います。

変わり藍染め。

本日は、インド藍で、ちょっと特殊な染め方をしてみます。


藍にも色々種類がありまして、日本の、いわゆる「藍染め」と言うのは、
タデ科の藍の葉っぱを醸して「すくも」と言う状態にしたものを樽にいれて、さらに発酵させた
「藍建て」の状態で染めたものを指す場合が多いです。

やわらかな浅葱色から、紫がかった紺色まで。
美しく、また堅牢度も大変高く、世界に誇れる日本の伝統技術のひとつでもあります。

今回行ったのは、タデ科の藍ではなく。インド産のマメ科の藍。
(藍色に染まる色素の「インジカン」を含んだ植物の事を、総称して「藍」とも呼び、
世界中にたくさんの藍染めが存在するんです。)

ともかく、インド藍を、「建て」ずに、葉っぱを干しただけの状態のもので染めてみたのが今回の藍染めです。

ややこしいでしょ。
私には、ややこしかったです。


 https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19467954_2?1208766208400

インド藍の干葉は、紅茶の葉っぱのような香気で、丁度アッサムティーのような形状でした。
これを、200gほど。
まずは4リットル程度の湯で軽く煮出します。
で、最初の一番液は捨ててしまいます。

これは、葉の中の濁った色素を落とすためにすることで、
一番液が一番色が濃いので、もったいないのですが、心を鬼にして捨てます。


こし布でこした葉っぱで、二番液・三番液を使います。
こしたら、なんだか、どろ団子のように…。

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これに60度ぐらいの湯を5リットルと、苛性ソーダ、ハイドロサルファイトコンクを30gづつ投入します。
けっこうな量なので、部屋は必ず換気・マスク着用!を忘れずに。
ハイドロは肺の中の酸素まで奪うそうで、体力のないときは、ハイドロに近づくな!と染色屋の社長に注意されました。
おっかねーなー。
(劇薬というわけではありません)


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/26/dc/cla_mm_bon/folder/296763/img_296763_19467954_0?1208766208400

↑ハイドロ君

藍の色素はアルカリに溶ける性質なので、水を強アルカリ性にする必要があります。
さらに、アルカリ溶液に水素性を加えることで、インジゴ色素が還元され、布を染色できる状態になります。

(*藍を「建てる」際も、溶解・還元させる必要があるので、苛性ソーダとハイドロを使用したりもします。これを「化学建て」などと呼びます)


この時点では、布は黄色。


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これを空気に触れさせて酸化させることによって、はじめて、布が青色に変化していくのです。

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だんだん青く染まってきます。
空気酸化と、水で酸化させる方法とあります。

今回のインド藍の干し葉は、葉の中に赤紫の色素(インジルビン)を含むので、どことなく紫がかっております。
インジルビンに対して、布の量が多いので、青が勝った感じに。
布の量がもっと少なければ、美しい藤色に染まります。

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建てたインド藍では、真っ青な藍色なので、インジルビン君は発酵させると少なくなってしまう性質なのかもしれません。よくわかりませんが。


仕上げに、酢酸をいれた水に浸して、ぐぐっと酸化を進めます。
これで、かなり色がはっきり美しくなります。


写真では、なんだか真っ青!になってしまいましたが、ほんとはもう少し紫がかった色でした。

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乾かすと、色が薄くなるのが草木染。
翌朝には、こんな穏やかな風情に落ち着きました。

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藍染めと言うには摩訶不思議な色合いでしょう?
藍の葉っぱを発酵させずに染めるとこんなだよ。という染め方でした。

実在しない、童話の世界の中に咲く花の色のような光沢でステキです。

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