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普段、私は「教育担当」というお堅い名前がついた仕事で、患者さんに直接関わるよりも看護スタッフや外部研修生に関わることや、デスクワークが多いのですが、昨日は「お手伝い部隊!」で、病棟のほうへ出向きました。
久々に病棟で活動できるなんて・・・ちょっと嬉しかったりして(^O^)
何をしに行ったかというと、電動ベッドを22台購入してもらったので、その交換のお手伝い。
でもこれがまた狭いスペースでなかなか進まないのです。
購入を病院が決める前に・・・院長が何気に私がいる事務所にフラッとやってきて、「まめさん、病院は赤字だし苦しいけど、ちょっとばかり給料あげるよりもハード面で何かスタッフが喜ぶことを考えているんだけど・・・電動ベッドいれたらみんな喜ぶかな・・・ベッドって上下に動かすことってある?」
・・・と。
「そりゃ、喜びますよ〜〜〜!!」
「上下?!使うに決まってるじゃないですか〜、是非買ってください。」
そんなやりとりがありました。
さて、その日の作業は・・・新しいベッドをベッドメイキングして、患者さんを(半数以上は歩けない人)新しいベッドに移し変える作業。車椅子に座ることができる方には、介助して移っていただきその間にすばやく作業をします。
転倒の危険がある患者さんのベッドは低床といってベッドを低くして、しっかり床に足がつくようにして、もし転落しても衝撃が少ないようにマットを床にも敷いておいたり様々な工夫をしています。電動ベッドになればボタン1つでベッドの高さが変えられるのですが(ほとんどの病院はもう電動でしょう)、我が病院のベッドはキャスターをはずすことによって、キャスター分の高さがなくなりベッドが低くなる・・・という原始的なことをしていました。
しかも、キャスターをはずすのがまた大変。
「せーの」でベッドを持ちあげ(┗(-_-;)┛オ・・オモイ… )そこに「ガンガン(管カン)」を挟み、ベッドを宙に浮かせた状態でキャスターをはずし、足カバーをつけます。そして、また「せーの」でベッドを持ちあげ「ガンガン」をはずして下におろして低床ベッドの完成なのです。
低床ベッドにすると、キャスターがなくなってしまうので、ベッドの移動が容易ではありません。
そんな時に登場するのが・・・「すべ〜る」
勝手に私達が呼んでいるんですけど、「すべ〜る」の正体は、ただの黒いゴム素材(?)のベッド足の下に敷く物体です。
キャスターをつけるのは先ほどの逆の工程をたどらなければならないので、この「すべ〜る」を敷いて、ベッドを滑らせて移動します。
でも滑るというより・・・力いっぱい引きずるって感じで、患者さんが寝ていたら絶対に動きません。
・・・と、こんな状態になっているベッドも破棄のためキャスターをもう一度つけなければならず、また悲しいことにキャスターがなくなってしまったベッドもあって、外に運び出したベッドのキャスターをまたはずして病棟へ戻り、キャスターをつけて運び出す・・・なんてこともやったりして。
ものすごお〜く疲れたわけです。
何でも揃っていた大学病院時代に(でもうちの大学はまだ電動じゃないのもありましたが、キャスターを外すことはなかったので)誰がこんな事をしている自分を想像したでしょうか!!
でもいろんな経験をしておくのは、本当にいいことです。
へき地医療じゃないですけど、揃っていない中でいかに最善を尽くすか?!
この病院で大変貴重な経験をしております。。。
スタッフの愚痴を聞くのは大変ですが・・・。
とっても疲れた日でしたけど、看護師や看護助手さんと「次どのベッド〜!」「すべ〜る、どこ〜?」「新しいベッドもう一台来ました〜。」などと、ワイワイ汗をかいて働けたのはちょっぴり楽しかったです。
みんなお疲れ様でした。
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