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AU-9500 のレストア2

?H1>サンスイ AU-9500 のレストア2 レストアの杜をご覧になった方からレストアを頼まれました。
プロのギタリストの方で、若い頃にAU-9500を購入され、AU-9500の音じゃないとダメだと、ずーっと大事に使われて来られたそうです。 と言うことで、ワンオーナーモノ(売り物みたいで失礼)のレストアです。

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以前メーカーのサービスに出されたとの事で、どんな感じになっているのでしょうか。
とりあえずトップカバーと内部のシールドカバーを外してみました。
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パワーアンプの基板です。どうやら最初期型の様です。DCバランス用の半固定抵抗と初段の差動増幅のトランジスタが交換されていました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、古いアイドリング調整用の半固定抵抗と初段のトランジスタを交換しました。
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こちらはイコライザーアンプの基板。カードエッジの部分に油が付いています。ひょっとすると接点復活剤を使われてしまったのかもしれません。接点復活剤は使った直後は良いのですが、経年後にアレコレトラブルになりやすいのでなるべく使わない様にしています。こちらもトランジスタの交換と裏側を綺麗に洗浄しました。半田付けは手半田の為に殆ど傷んでおらず、再半田は最小限で済みました。
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ヨロシくないのが、このパワートランジスタのソケットの半田付け。再半田するも綺麗に半田が付かないので一端ソケットを外して清掃する事にしました。
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放熱器も埃沢山なので、外して洗う事にしました。
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洗った後はお陽様で乾かす事に(笑)
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外したパワートランジスタ。最近のは樹脂で固められたトランジスタですが、こちらはメタルキャンパッケージで、この方が音が良いとかの説があります。ちょっと煤けてしまってました。
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パネルもつまみも洗剤で綺麗に洗います。
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今回のアンプで??な基板です。トーン&フラットアンプなのですが、左右チャンネルののアンプが基板上では上下に配置されています。音量調節された信号は写真左側から入って右側から出ていく構成です。

で、基板をよーく見ると何となく上下で部品が違うのが分かると思います。青いタコの様な部品とオレンジの筒の様な部品が上下で違うのが分かります。前回のオーバーホールで、スイッチの切り替えノイズなどが片方のチャンネルで有ったと思われ、アレコレ調べた形跡がありました。
オレンジのは最初からの電解コンデンサで、青いのは交換された漏れ電流の少ない高性能品(タンタルコンデンサ)です。
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上下に同じ部品を使い左右の音を揃える様に組み直ししました。いくら高性能品とは言え、片側だけ交換では片側だけ音が変化してしまいマズイでしょう。写真は交換後の姿。上下で同じ部品になりました。
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作業をしていくうちに気になった部品がありました。テープモニターのスイッチのレバーがガタついてます。オーナー曰く随分使ったそうで、仕事で酷使されたようです。
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スイッチを分解し、ガタついていたカシメ部分を再カシメし直しました。昔の部品は丈夫に出来ていて1〜2回の分解くらいなら耐えます。今時の樹脂製スイッチじゃ修理は難しいです。
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リレーの接点もクリーニングします。これをヤスリで削ってはダメです。金メッキが剥げてしまいますから。
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外したネジ類、パワートランジスタ。 
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交換のため外された部品。トランジスタは本来三菱製のはずですが、東芝製に交換されていました。ノイズ等の問題は無いようでしたが、同じ東芝製の新品に交換しました。
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入力切り替えのロータリースイッチも、ウエハーまでばらしてクリーニングです。
ここまでばらして掃除すれば接触不良は無くなります。
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最終的にはここまで分解しました。
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組み立てて、元に戻します。
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調整に入ります。昔の回路なのでDCバランスとアイドリング電流の調整のみです。写真は電流計で無信号時のトランジスタに流れる電流を調整しています。
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調整が終わると、オシロスコープで波形の確認をします。写真は1kHzの矩形波です。
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組立後に1週間程度 毎日レコードやFM放送CDなどを聞きヒートランを行います。そして、レストア完成です。
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