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女と暮らす東京を逃げ出した乾。新潟で人を好きになり、富山のジャコメッティと邂逅し、そして故郷・呉から見上げる、永遠の太陽−。不愉快な本を握りしめ彷徨する「異邦人」を描く。『新潮』掲載を書籍化。 |
絲山秋子
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絲山 秋子著 気ままな大学生と、強気な年上の彼女。すべてを失い、行き場をなくした2人が見つけた、ふるえるような愛…。絶望の果てに響く、愛しい愚か者たちの声を鮮烈に描き出す、恋愛長篇。 割と怠惰な大学生が就職し、アル中になり、彼女と別れ、家族の厄介者になり・・・、とこの話はどこへいくのか途中で分らなくなるのですが、後半からのまとめがうまいですねー。
さすが絲山さん。 「ばかもの」で締めとなりますが、この内容ならもうちょっと辛くて鋭い言葉をキーワードにしてほしかったです。 まあ「ばかもの」でもいいですが。 |
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絲山 秋子著 人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ! あっちにぶつかり、こっちにぶつかり…。迷走、遁走、逆走、疾走、そしてメイソウ。糸山秋子の偽らざる日々を綴る、珠玉の初エッセイ集。 『豚キムチにジンクスはあるのか』を先に読んでしまい、あらかたの絲山作品を読んだ後のせいか(まだまだ残っているでしょうか)、初エッセーで得られる驚きのようなものがなく、再確認のためのような感じがしました。 最近ですが、絲山作品を読んだ後、充実感とともに気持ちに疲れが残るのは、全てをさらけ出した後の開き直りから作品を書くつらさが感じられるせいか、という気がしてきました。
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絲山 秋子著 どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、それがキミの思想そのものでもあった−。洗練と節度を極めた文章からあふれ出す、切なくも甘やかな感情。現代の生のかたち5篇を収録。 浣腸をされスカトロにはまる「愛なんかいらねー」の印象が強くて、他の短編がふっとんでしまいました。
当然、フィクションなんでしょうが、もしかして…などと勘ぐる下世話な愚か者達を問題にしない強さを感じました。 「ニート」のどうしようもなさもなかなか。 どうしようもなさが「イッツ・オンリー・トーク」のいとこのどうしようもなさに繋がっているような気がしました。 |
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絲山 秋子著 闘争と潜伏にあけくれ、20年を棒に振った「おれ」。だが人生は、まだたっぷりと残っている−。いつわりと挫折の日々にこそ宿る人生の真実。気鋭の作家のみごとな深化を示す、響きあう2篇の「双子」小説。 双子の兄弟それぞれの立場からの短編からなる1冊。 「エスケイプ」は男でも女でもつきあえる「おれ」だけど、男しか寄ってこないからホモ状態の兄が妹のもとに身を寄せる前に訪れた京都のお話。 ホモ、ゲイの類は女性が書くと自然に受け入れられるのに、男が書くと気持ち悪かったり、突拍子もなく収まりが悪くなってしまうのはなぜなんだろうと本編に関係ないところで、考えてしまいました。 男性作家にはホモ、ゲイは悪、または罪悪感を感じてしまうので、ぐたぐたしてしまうのでしょうか。 その点、女性にとって、彼らは自分たちに人畜無害な人なので、好意的にみてもらえるせいか?などとうつらうつらと考えながら読んでました。 京都の神父(牧師?)が笑えるキャラで好きです。
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