作家 さ行

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日本は世界の他の国々とくらべて特殊な国であるとはおもわないが、多少、言葉を多くして説明の要る国だとおもっている。長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起し、香り高く稔り豊かな作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについて研澄まされた知性と深く緻密な考察をもとに、明快な論理で解きあかす白眉の日本人論。
 
図書館のリサイクル図書。
長い間積みっぱなしだったが、手元の図書館本が尽き、読んだ。
 
第二次世界大戦に至るまで、暴走し続けた軍部の基本的精神について詳しい。
必読。
 
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私も死ねば「いい人だったね」と皆思ってくれるのだろうか。死んだらそれも自分にはわからないのだから、つまらない−。佐野洋子が残したエッセー。医師・平井達夫との対談、関川夏央が綴った佐野洋子の思い出も収録。
 
平井さんとの対談で、人間の遺伝子は50歳まで生殖と健康回復するように体を作っているが、それ以降は、メンテナンスをしないとどんどんだめになっていく、という意味の言葉に、これから先は自己メンテしていかないといけないと52歳を目前にして、いよいよかと気合が入る。
 
後の章で、佐野さんが神経症に苦しんで転がり込んだ多摩の病院のあたりが印象深い。
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26歳で日本初の女性報道写真家になり、小休止のあと71歳で再出発。そしていま、頭の中はやりたいことでいつもビジー。97歳で現役写真家の著者が、日ごろの生活や考えていること、仕事をしてきた道のりや生き方を綴る。
 
なんとも実年齢をばらしたところから「超高齢者の現役女性カメラマン」として注目を浴びたという。
2度の結婚も山あり谷ありだったとのことだが、さらっと流すあたり、熟年者の奥深さといったものを感じた。
お達者でお過ごしください。
 

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「ジッタン、どうしてわたしは生きてるの?」 祖父・島尾敏雄がだした答えとは…。「手を見て、考える。」「プレイボーイとの再会」ほか、珠玉の随筆54篇を収録。『ソトコト』等連載に加筆訂正、書き下ろしを加えて書籍化。

この↑紹介文がうまい。
「ジッタン」とくれば、島尾敏夫との交流を期待して借りたのだが、ジッタンねたは最初のエッセイ一編だけで、祖母との交流に関する話題が多い。
世田谷で生まれ育ち、今もそこで生活されているために地元に密着した生活があり、それがなんともうらやましい。
田舎にいたらこういう生活もあったのだろうが…。
はるか故郷をおもわ〜ざぁ〜る♪

出稼ぎものはさびしい。

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理不尽なイジメに苦しむ少年。家族の在り方に戸惑う少女。事故で娘を亡くした父親…。人々は傷つき憂えながら、静かに痛みを超える。9つの物語が呼び覚ます、あの日の記憶。深い孤独の底に一筋の光が差し込む短編小説集。

教科書にでてきそうな文章だと思っていたら、「わかりやすく書いた」という。
わかりやすい言葉で、心にじっと沈めておいたものが見えるような小説だった。
結末の意味がうまく理解できない作品がいくつかあったが、読解力のなさだろう。

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