|
108、それはボールの縫い目、そして、煩悩の数−。補欠だからこそゆずれない夢がある! 爽やかだけど煩悩だらけの高校野球を描いた青春小説。2008年8月公開映画の原作。
2
東の横綱と称される強豪チームだが、選手はごく普通。煩悩だらけの野球大好き少年たちである。
屋上の喫煙、合コン、そのあとの…。
他の野球小説にはない本音の少年たちの姿があって、それがすがすがしい。
今の彼女と8年前を振り返る形で進行する。
最後もまた良い。
2008年の再読。
最高に面白い野球小説だったが、考えがまとまらず、ブログにできなかったのが無念で再読した。
なぜ酒たばこはOKなのに、GFの妊娠がNGなのか。
なんの疑問もなくそう判断する野球部員の姿は、高校野球界の考え方を象徴しているのではないか。
未成年は酒、たばこ禁止だが、妊娠は禁止されていないし、結婚も可能。
冷静に考えれば、どちらがNGか明らかだが、野球部員にとっては妊娠のほうがNG.
高校野球の全体主義、封建的考え方を象徴させるためのものだったとすると、主人公が反発して、野球部をやめる行為は、こうした考え方への反発を表していたと思うとすっきりした。
|
作家 は行
[ リスト | 詳細 ]
|
惜しくも普門館出場を逃したハルタとチカは、息つく暇もなく文化祭に突入した。だが、吹奏楽部、アメリカ民謡クラブ、演劇部と次々に問題が持ち上がり…。青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ。
「イントロダクション」「エデンの谷」「失踪ヘビーロッカー」「決闘戯曲」「千年ジュリエツト」の5章のうち、第4章までが文化祭。
第3章の「ヘビーロッカー」はだじゃれになっているので、おやじとしてはうれしいが、ちょっと引っ張りすぎだったかな。
「決闘戯曲」は構成がなかなか凝っていてよろし。
文化祭は高校の最大の思い出だ。
大人になれるわけではないのだけれど、文化祭は自分たちが主役。
短い間だが大人になったつもりでいられる貴重な時間。
その雰囲気が良く出ていたと思う。
文化祭で浮かれたまま最後の「千年ジュリエット」に突入するとガツンとやられる。
さらにオチまでついて。
|
|
「南を向いた家が良い家という誤解」「和室はいらない」など、7度の自宅改築とイギリス生活を経験した著者が喝破する、これからの賢い家、賢い生き方。『東洋経済オンライン』連載を単行本化。
中古マンション住まいで、娘二人が成人するころは定年が見えているものからすると、注文住宅は高嶺の花だ。
ああだこうだと、ご自宅や別荘を引き合いに論ぜられても、うっとうしいばかり。
そのあたり無神経に思うのは、やっぱりリンボウ先生だからである。
癪に障るから放っておくとしても、万が一家を建てることになるとすると、頼りになる本であることは間違いない。
リンボウさんは洗濯、特に干すことが大嫌いとのこと。
上を向かなければならないからというが、どういうところに干しているのだろうか。
下に降ろして干せばよいのではないのかな。
日干しを目の仇とし、むきになってガス乾燥機の利点を述べる。
考え方がわかりやすくてよろしい。
そのとおりなんだけど、ガス式は排気口を取る必要があり、なかなかむずかしいのだ。
|
|
生涯の契りを誓った2人の少年。1人は異例の出世を果たし、1人は貧困のなかで朽ち果てた。国家老となった名倉彰蔵は、竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死の真相を追う…。『小説現代』連載に加筆し書籍化。 |
|
吹奏楽の「甲子園」普門館を目指す穂村チカと上条ハルタ。だが弱小吹奏楽部で奮闘するふたりの前に、さまざまな事件が持ち上がる。青春×本格ミステリの決定版“ハルチカ”シリーズ第3弾。 |

...



