ディック・フランシス

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英国陸軍大尉トマスは爆弾によって右足を吹き飛ばされ、6カ月の帰宅休暇を命じられた。実家は厩舎を経営しているが、馬がレースで不審な負け方をすることが続いていると聞き…。2010年惜しくも死去した著者の最後の作品。

まず、偉大なデッィク・フランシスに黙祷。
長い間楽しませていただき、ありがとうございました。
二十一のときの「興奮」から30年。
「興奮」を紹介してくれた佐藤さん、和田さんありがとう。

ということでディックフランシスの遺作。
丁寧に読ませていただいた。
これで最後だものね…と感慨にふけったところだが、裏表紙の息子フェリックスとのツーショットのディック・フランシスの老い振りに「この作品にしても実際どれだけの執筆ができたのだろう」と、さて、これはフランシスブランドでまだ先に続くな。
解説でもそのようなことが書かれており、創業者は亡くなっても看板は残るパターンのシリーズになるのかな。

今回はアフガニスタンの戦士が主人公。
「殺すことが任務」と言い切るところに日本の「自衛隊」と本物の「軍隊」との違い、また軍隊を持つ国と平和ニッポンの国民の精神性の違いを痛烈に感じた。
そうなんだよね.
軍人は「敵を殺すこと」は正義なんだよね〜。
日本でそんなことを言ったら、すぐに人道に反する云々かんぬんというのだろうな。

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競馬専門のブックメーカー業を営むネッド。“ロイヤル・アスコット”の初日、彼の前に父親と名乗る男・ピーターが現れた。だがその直後、暴漢が現れ、ピーターは刺殺されてしまう。ネッドは警察から思わぬことを告げられ…。

順調に終わりそうで、最後にハラハラがあり、最後はハッピーエンドといういつもの盛り上がり方で終わりました。
ああ楽しかった。

今回はブック・メーカー(競馬の賭けを職業とするもの)が主役であり、ブック・メーカー産業そのものがストーリー大きなの鍵となっています。
当然、「賭け」に関して主人公の、つまりはディック・フランシスの様々な思いが述べられているわけです。
特に次のようなくだりは、思わずうなってしまいました。
「公式・非公式を問わず、競馬産業に身を置く者の多くが、すべてのブック・メーカーを“敵”と呼ぶ。競馬を金にしているとなじる。」(67P)
「多くの人間にとってのギャンブルは見返りではなく娯楽を得るためのものだ。レースに来れば一日の楽しみが増える。私の客のなかには、たとえ負けた馬に賭けた金の総額が払い戻しで得た金額を上回っているとしても、二レースほど勝てば、今日はほんとうにいい一日だったと考える人がいる。勝利の喜びが、負けた記憶を頭のなかから追い出すのだ。」(125P)
貴族の社交として始まったイギリスでは競馬とギャンブルが切り離されていて、賭けることは「娯楽」であるわけですね。
日本のように競馬主催者自らが胴元で「競馬は賭け事」でしかないのとは全然違うわけです。
だから日本の競馬は馬券が「当たって勝った(儲けた)、外れて負けた(損した)」にしかならないわけです。
日本にディック・フランシスの小説のような、競馬をしない知らない者が楽しめる競馬小説が出ないのは、競馬に対する基本的スタンスが全く違うせいなのでしょう。
さらにディック・フランシスは「まず自らの経費を差し引いた残りを客に払い戻しをする」英国大手のブック・メーカーのやり方をブック・メーカーの道から外れたやり方と非難しています。
いやはや。
日本の競馬をご覧になったら、ディック・フランシスはどのような感想を持つのでしょう。

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若く野心的なシェフが起こした食中毒と、伝統の2000ギニー・レース当日に発生した爆弾テロの関連は? 汚名返上のため、事件の解決を誓ったシェフは、背後にある巨悪に果敢に迫っていくが…。

昨年(正しくは06年12月)復活したディック・フランシスの新作。
昨年12月に出された新作を手にほくほくしてます。

始まりが食中毒の描写でひいてしまいましたが、次の章からぐいぐいと引っ張ってくれます。

息子との共著とのことで、ちょっと枯れすぎていたのが、うまく若い生命力が入って元気になった、という感じです。

出版時は86歳とのことですが1920年の、森光子が5月生まれでこちらは10月生まれ。
今年で87歳のご高齢。

そうそう、森光子さんはまもなく88歳・・・元気ですね。
彼女の場合はジャニーズがエネルギーのもとですけど。

今後も新作を出していただけるよう切に祈っております。
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院議員の依頼を受け、競馬の八百長疑惑を追い始めた調査員シッド・ハレー。だが、疑いがある人物が次々と殺され、ついに魔の手はハレーの最大の弱点である恋人マリーナに伸び…。巨匠が6年ぶりに放つ競馬シリーズ。でした。

「再起」ですよ、「再起」。もう二度とディック・フランシスの新作は読めないと思っていたので、感激もひとしお。そのうえ、シッド・ハレーですから、盆と正月が一緒にきたようなめでたさです。

ロバート・B・パーカーも訳者が加賀山卓朗さんに変わり、本書も北野寿美枝さんが訳者となりましたが、菊池光さんの雰囲気を壊すようなことはなく、ぼんやり読んでいたら、気がつかないほどです。

86歳にしてこの質の高さ。今後も期待します。ディック・フランシスが大丈夫ならスペンサーシリーズのロバート・B・パ−カーもあと20年は大丈夫(?)。
児玉清さんの解説もよかった。

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