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高1の泳はなりたいタイプの大人がいないのが悩みだが、サーフィンをしている間だけは全て忘れられる。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する……。泳の成長を鮮やかに描き出す青春大河小説!
それこそ大河をサーフィンする青春小説。
大きな音はポロロッカの波(河?)の音。
家族、友達、サーフィンの先輩たち、叔父、ブラジルの日系家族、ポロロッカを追う船の仲間達…との交流が丁寧に書かれている。
坂木司は成長する姿を書くのがうまい。
団子や運送屋だけじゃなく、こういう小説も書けるのか。
ミーハーじゃないサーフィン小説でもあった。
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坂木司
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元ヤンのホストだったが、息子の存在を知り宅配便配達人に転身した父。しっかり者だけど所帯じみているのが玉にきずの小学生の息子。1人から2人、そして…。父子の絆の先にある家族の物語。『別冊文芸春秋』連載を書籍化。
宅配便の仕事に身を入れ、ますますヤンキーやホストのころとの差異が鮮明になって、ますます楽しい。
冬休みになり、息子との関係もしっくり。
息子のしっかり度が見事すぎ、それに対するつっこみもおかしい。
息子への傾倒が増すばかりだが、間もなく思春期になる息子とのこれから、そして母親とのこれからが気になる。
ひょんなところで「和菓子のアン」の一人が登場。この場面が「アン」のどこにつながるかも気になるところ。
両作品とも続編がほしい。
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デパ地下の和菓子屋で働きはじめた梅本杏子、通称アンちゃん。個性的な同僚と、遊び心に満ちた和菓子に囲まれた、忙しい日々がはじまります。そんな中、謎めいたお客さんたちの行動の真相とは? 『ジャーロ』連載を書籍化。
ほのぼのいやし系。
主人公がかわいい。実は見る人が見たら魅力的、だけど自分じゃプヨプヨ系と信じて疑わないアンちゃん。
脇を固める人々も多少ステレオタイプの気がなくないが、キャラがくっきりしている。悪い人が一人も出てこない、和菓子をめぐる推理もの。シリーズ化を期待する。
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周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。不慣れな集荷作業で預かった衣類から、数々の謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店・ロッキーで働く沢田直之、アイロン職人・シゲさんなど周囲の人に助けられながら失敗を重ねつつ成長していく和也。商店街の四季と共に、人々の温かさを爽やかに描く、青春ミステリの決定版。 |
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バイト先のホテルジューシーで、昼夜二重人格の“オーナー代理”やあやしげな同僚、ワケありのお客さんに翻弄される日々を送るヒロちゃん。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんにさらなる災難が…。 『シンデレラ・ティーズ』と表裏一体、姉妹編。サキの親友ヒロの夏休みのお話。 沖縄那覇の裏道、中古ビルの安ホテルで奮闘するヒロ。 同じバイトでも『シンデレラ・ティーズ』に比べ、働くことへの厳しさが感じられ、私的にはこちらが好き。 間違ったことが許せないまじめなヒロが、沖縄の「てーげー」さと優しさ、様々な客達とのやりとりで、成長する様が気持ちよいです。 蛇足)
ホテルの掃除係の2人のばあちゃん、「クメばあ」+「センばあ」=久米仙ですか? |

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